松岡 愛菜 院長の独自取材記事
東京八重洲まもりび消化器内科・内視鏡クリニック日本橋院
(中央区/日本橋駅)
最終更新日:2026/06/15
日本橋駅から徒歩約4分、東京駅からも徒歩圏内という場所に開業した「東京八重洲まもりび消化器内科・内視鏡クリニック日本橋院」。松岡愛菜(まつおか・まな)院長は消化器内科を専門とし、三次救急病院での緊急内視鏡検査の経験も持つ。これまで培ってきた技術を生かし、患者の不安や苦痛を極力排除した「つらくない内視鏡検査」を追求している。働く人が足を運びやすいように工夫を凝らし、健やかな人生へと導く「ともしび」のような存在をめざす。どのように一人ひとりの健康を守っていきたいのか、松岡院長に診療にかける思いを聞いた。
(取材日2026年5月23日)
忙しい女性も安心して通える消化器内科のかかりつけ医
まず、医師をめざしたきっかけやご経歴を教えてください。

子どもの頃、風邪などでクリニックを受診した時、女性の先生だとうれしかったのを覚えています。キビキビとしてなおかつ優しくて「働く女性」のお手本のような存在でした。ずっと漠然とした憧れを抱いていて、進路を考える頃にはもう迷いはありませんでしたね。消化器内科を選んだのは東京都立墨東病院での臨床研修で内視鏡に強い興味を抱いたからです。また、おなかの悩みを抱える人の多さにも驚き、役に立てたらという思いもありました。同院の消化器内科に12年勤務し、内視鏡を用いた消化器疾患の診断と治療に従事。後進への技術指導のほか、三次救急医療やがん診療にも携わりました。
開業までの経緯も伺えますか?
東京都立墨東病院は地域がん診療連携拠点病院でしたので、末期の消化器がんの方も診ていました。前々からおなかの気になる症状があったのに受診に踏み出せず、悪化させてしまった方も少なくありませんでした。痛みへの不安や恥ずかしさから内視鏡検査を避けていた、仕事や育児で忙しく受診できなかったなど、理由はさまざまです。次第に「自分のことを後回しにしがちな働き世代、特に働く女性が気軽に受診しやすく、精度の高い内視鏡検査を行うクリニックが必要なのではないか」と考えるようになり、開業を決意しました。会社勤めの方が立ち寄りやすい立地、始業前やお昼休みにも受診できる診療時間の設定もこだわったポイントです。
こちらではどのような診療を行っていますか?

内視鏡検査を軸としつつ、消化器内科と肛門内科、一般内科の診療を行っています。訴えとしては腹痛が多く、便秘や痔の相談などもありますね。当院は女性医師が常駐し女性患者さんが多いのも特徴の一つです。患者さんのほとんどが近隣のオフィスで働いている方で、診察から胃の内視鏡検査までノンストップで済ませたい方もいるので、当日検査枠も設けています。そのほか、ウェブ予約時の基本的な事前問診をただちにカルテに反映したり、オンライン診療を行ったりと、タイムパフォーマンスを重視する方にも満足いただける診療を心がけています。もちろん、じっくり話をしたい方も大歓迎です。患者さんの声を自動で文字化するAIを導入し、パソコンの画面ではなく患者さんのお顔を見て丁寧に傾聴しています。さらに、クリニックでできること、病院で行うべきことを正しく整理して、患者さんにとって最も適切な医療につなげることも心がけています。
さまざまな工夫で、患者の不安・負担・不便を減らす
温かな光に包まれているような院内の雰囲気もすてきです。

広々としていて、窓がたくさんあることを生かして院内をデザインしました。例えば、下剤を飲む前処置室、リカバリールームはすべて個室か半個室で、仕切りは一般的に使われるカーテンではなく、あえて壁にしました。プライバシーを重視しつつ、各部屋に窓がついているので開放感もあります。患者さんに安心していただくため、外からは見えにくい特殊ガラスであることを知らせる小さなラベルも添えました。自然光に患者さんが包まれるようにしたかったのは、検査前の緊張や検査後の疲れを少しでも和らげたかったからです。クリニックに来るときというのは、何かしら不安を抱え気分が沈んでいると思うので、光を取り入れることで、少しでも患者さんに明るい気持ちになっていただけたらうれしいですね。
患者さんのためにさまざまな工夫をされているのですね。
先ほど挙げた院内の造りのほかにも、例えば、当院は10Gbpsの高速無料無線LANと新型のWi-Fiを完備していますが、これは、待ち時間にお仕事をされる方や動画を視聴してリラックスされたい方などに、ストレスなく過ごしていただきたいという思いから。それから、診察室にお呼びする際には患者さんをお名前ではなく「番号」でお呼びして、診察室や検査室の中などほかの患者さんとは会わない場では「お名前」でお呼びしています。これは、ほかの患者さんの目が気になることのないように、安心して受診いただけるようにという思いからです。小さなものから大きなものまで、当院で行う取り組みのすべてに、「患者さんの不安・負担・不便をなくしたい、減らしたい」という思いがあります。
内視鏡検査に対する先生の思いもお聞かせください。

私は12年間、三次救急かつがん診療拠点病院で内視鏡の検査と治療に数多く携わり、救急搬送されてきた方の緊急内視鏡検査を安全性に配慮して行うための研鑽も積みました。また、がん診療に長く携わる中で、がんの早期発見・早期治療にも注力してきました。これまで培ってきた技術と知識を生かして、当院では安全性に配慮した「苦痛のない見逃さない内視鏡検査」をめざしています。また、当院では膵臓や胆道などに対する超音波内視鏡検査も行っています。率直に言うと超音波内視鏡検査はクリニックではコストがかかり、どこでも実施しているわけではありません。ただ、勤務医時代に進行した膵臓がんで運ばれてくる方を前に「身近なクリニックで早期発見できていたら」と、何度も悔しい思いをして、どうしても必要だと考え、導入を決めました。
内視鏡検査をきっかけに全身の健康を守りたい
診療にあたって何を大切にしていますか?

患者さんの話にしっかりと耳を傾けることを大切にしています。この問題を解決したい、薬を早く欲しい、不安を解消する知識を得たいなど、どの患者さんもそれぞれの要望があってクリニックを訪れているはずです。患者さんの意向にできるだけ沿いながら、お勧めする検査や治療、今後予測される展開なども提示しつつ、治療方針を決めたいと考えています。また、わかりやすい説明も大事にしています。例えば、内視鏡検査では必ず検査レポートをお渡しするようにしています。検査後しっかり覚醒したことを確認するとはいえ、検査後の患者さんは完全にいつもどおりというわけではありません。検査後に話を聞くだけでは頭から抜けてしまうこともあるので、検査中に撮影した画像に解説を添えて、後で振り返れるようにしています。
スタッフさんについてもお聞かせください。
内視鏡検査をサポートする看護師を担当制にしています。「本日の検査を担当する◯◯です」とあいさつして患者さんを前処置室にご案内し、下剤を服用している間にナースコールがあれば、同じ看護師が「どうしましたか?」と極力対応できるような体制を取っています。受付から会計まで患者さんが気持ち良く過ごせるよう、一人のスタッフが責任を持って伴走できるようにしたいという考えからです。スタッフたちは全員とても患者さん思いなので、安心して任せられますね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

おなかとお尻の悩みに対応しながら、風邪や生活習慣病なども診て、全身の健康を見守っていきたいと考えています。例えば、内視鏡検査で鎮静状態になった時に呼吸の乱れに気づき、睡眠時無呼吸症候群についても診るといったケースもあるんです。内視鏡検査を軸にしながら患者さんを多面的に診療していきたいですね。軸とする内視鏡検査は定期的に行うことが早期発見・治療に欠かせないので、今後も通いやすいクリニックづくりを行っていきます。40歳以上の方で一度も内視鏡検査の経験がないなら、早めの検査をお勧めします。健康診断でピロリ菌陽性、便潜血陽性と判定されたときもご相談ください。大腸ポリープは検査と同時に切除も可能ですし、必要があれば大規模病院を迅速に紹介できるネットワークもあります。直前予約や変更も可能ですので、忙しい方もぜひご検討ください。「おなかのかかりつけ医」として、末永くサポートさせていただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃カメラを含む検診プラン/2万2000円~
大腸カメラを含む検診プラン/3万5000円~
MRIと超音波内視鏡検査を含む検診プラン/7万5000円~
人間ドック/7万5000~40万1000円
※詳細はクリニックHPをご覧ください。

