小針 真衣 先生、金城 里阿 先生の独自取材記事
清澄白河駅前矯正歯科
(江東区/清澄白河駅)
最終更新日:2026/09/07
「清澄白河駅前矯正歯科」は、付近に広大な公園・庭園や400年の歴史を刻む寺院、現代アートの美術館があり、近年は新しいカフェが続々とオープンしている東京・深川エリアの清澄白河に、2026年4月に誕生した矯正を専門に扱う歯科クリニックだ。東北大学歯学部に在籍していた頃からの同期だった小針真衣先生と金城里阿先生が、2人で診療についてフラットな視点で意見交換しながら、多角的な観点から、患者一人ひとりを共同で診ていく体制ができあがっている。「患者さんそれぞれのライフステージに寄り添った診療にも努めたい」と話す小針先生と金城先生に、開業に至る経緯や、クリニックのコンセプトなどについて語ってもらった。
(取材日2026年7月31日)
学生時代、ともに歩んだ2人が意気投合し開業
お二人での開業に至ったきっかけを教えてください。

【小針先生】金城先生とは東北大学・大学院の同期で、ともに矯正を中心に学んでいました。開業を話題にするようになったのは、確か大学院修了の頃だったと思います。大学院の途中から非常勤でクリニックで働く機会も増え、月に1回ほど歯科医院で矯正診療を担当していました。その中で、もっと継続的に患者さんと関わりながら治療に取り組みたいという思いが強くなったんです。将来的には自分たちの理想とする診療を形にできる環境をつくりたいね、と2人でよく話していました。
【金城先生】 私も同じような思いを持っていて、診療方針や患者さんとの向き合い方についても小針先生と共通する部分が多くありました。自然と「それなら2人でクリニックをつくろう」という話になり、開業を決意しました。今は患者さん一人ひとりと長く関わりながら診療ができていますし、自分たちが大切にしたい医療を実践できていると感じています。
そもそも、なぜ歯科医師になろうと思われたのですか?
【金城先生】地元の沖縄にいた頃、父が歯科医院を開業していたり、姉が歯学部に進学したりと、身近に歯科医療を感じる環境で育ちました。父が地域の患者さんに信頼される姿を見る機会も多く、自分の進路を考えたときも「歯科医師になる」という選択肢が自然と頭に浮かびました。
【小針先生】私は出身大学のある仙台で育ちましたが、高校生の頃は農学部など別の進路も考えていました。ただ、将来について考える中で、「食べることは生活の基本であり、それを支える仕事は大切なのでは」と思うようになったんです。歯の健康は食事だけでなく日々の暮らしにも大きく関わるため、人の生活を支えられる仕事に魅力を感じて歯科医師をめざしました。
クリニックの立地やデザインには、お二人のこだわりが反映されているそうですね。

【小針先生】そうですね。周囲に緑が多く、大通りから一本入った落ち着いた路地にあるので、ゆったりとした空気が流れているところが選んだ決め手の一つです。建物のたたずまいもかわいらしくて、一見すると歯科医院だと気づかないようなところも気に入りました。患者さんにとっても、少し肩の力を抜いて通っていただける場所になればと思っています。
【金城先生】内装についても、私たちで調べながら決めました。二人ともカフェ巡りが好きなので、ショールームで壁紙や素材を見ながら話し合ってカフェのような雰囲気をつくりました。患者さんに長く通っていただく場所だからこそ、いわゆる歯科医院らしさにこだわるのではなく、落ち着いて過ごせる居心地の良い空間づくりを意識しています。
患者一人ひとりを、多角的な視点で診療したい
お二人は、どのような連携体制で診療を行っているのですか?

【小針先生】もともと、二人で同じ視点に立って、クリニックの方針や矯正の計画など、すべての事柄をフラットに話し合いながら決定していきたいという気持ちがありました。金城先生が診るときもあれば、私が診るときもありますが、それぞれの経過は2人で追っていってすべて共有し、1人だけに偏らないように気をつけています。患者さん一人ひとりを、2人の歯科医師が共同で診ているイメージですね。
【金城先生】2人ともクリニックにいる日は、タイミングが許せば、患者さんのカウンセリングにも一緒に対応しています。1人で対応する場合も、カウンセリングで伺った内容は詳細に記録し、必ず共有しています。治療に関することだけでなく、患者さんとのコミュニケーションについても連携することで、よりきめ細かな診療につなげています。
そのような連携体制を取っているのはなぜでしょうか。
【小針先生】矯正が歯科医師1人だけの考えで進んでしまうことを避けたいと思ったんです。私たちは専門は同じでも、似た者同士の歯科医師が2人いるのとは全然違います。それぞれ大学病院で診てきた症例も外勤先で接した患者さんもバラバラです。そんな2人の経験を持ち寄って診断につなげられるのは、矯正を専門に掲げる歯科クリニックとして大きなメリットだと思っています。
【金城先生】実際のところ、それぞれの経験に照らし合わせてお互いの意見が大きくずれたことはないので、自信を持って矯正を行うことができています。患者さんから見れば、歯科医師が2人いるというより、これまでふれてきた症例や経験が実質的に2倍になっているようなイメージかもしれません。
「通うのが楽しみになる矯正歯科」というクリニックのコンセプトについて、お聞かせください。

【小針先生】私たち自身も矯正を受けた経験があるのですが、矯正は2~3年かかるもので、お手入れも大変。時には痛い思いをすることもあります。最初は少しの変化も新鮮だからどの患者さんも鏡でうれしそうに見てくださいますが、慣れてくると早く装置を外したいなとか、どんどんフェーズが移っていくわけです。けれど、患者さんが毎日頑張っているからこそ矯正も順調に進むので、最初のポジティブな気持ちを忘れないでいてほしい。だから、矯正が徐々にゴールに近づいていく過程を楽しんでもらえるようにという願いを込めて、コンセプトに掲げました。
患者一人ひとりのライフステージに寄り添う
患者さんへの矯正の説明で、何か工夫していることはありますか?

【小針先生】個々の患者さん用の資料を作って、説明中にモニターで見てもらっています。専門用語を極力使わず、患者さんがイメージしやすいような言葉に言い換えています。シミュレーションの3Dモデルもあり、抜歯して矯正した場合と非抜歯の場合の比較なども、一連の流れに沿って説明することができます。
【金城先生】数字のデータがいっぱい並んでいる検査結果は、ざっと全体を見てもらいつつ、大事な部分をかみ砕いて説明しています。検査して診断を伝えるだけだと、患者さんは何をされたのかわからないでしょうから、実際のデータもご覧いただきながら説明することが、安心感や信頼につながると考えています。
一人ひとりのライフステージの変化に寄り添うことも大事にされていると伺いました。
【金城先生】例えば矯正中に結婚する場合、装置を着けたままでの挙式は避けたい、ウェディングフォトは装置を外して撮りたいなど、さまざまな事情があると思います。そこで、表から見える部分の装置を一時的に外したり、抜歯して隙間が空いている場合は見えなくするための工夫をしたりなど、晴れの日をベストな状態で迎えられるように配慮しています。
【小針先生】妊娠を考えている方には、つわりがひどいとワイヤー矯正の装置を着けた状態で歯磨きするのは大変なので、手入れの負担に配慮されたマウスピース型装置を用いた矯正をお勧めするといった提案をすることもあります。出産後も何かと忙しいと思うので、通院の頻度などを柔軟に調整し、無理なく矯正を続けられるように努めています。
最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

【小針先生】初診のカウンセリングでは十分に時間を取り、プライバシーを確保できる部屋でしっかり話をします。矯正に少しでも興味がある方は、相談に来るだけでも大丈夫ですので、気軽に足を運んでいただけるとうれしいです。
【金城先生】私は、矯正はいつスタートするのが正解というのはないと思っています。適齢期もあるにはあるのですが、年齢を重ねてからでも決して遅くはありません。丁寧に矯正を進めれば、整った噛み合わせ・歯並びはめざせます。あまり気負わずに、相談だけでもいらしてください。いつでもお待ちしています。
自由診療費用の目安
自由診療とは成人矯正/99万円~、小児矯正/55万円~、表側矯正/99万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、舌側矯正/121万円~、部分矯正/18万円~

