早期発見と早期治療が鍵となる
鼠径ヘルニアは日帰り手術も可能
神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック川崎武蔵小杉
(川崎市中原区/新丸子駅)
最終更新日:2026/05/27
- 保険診療
足の付け根である「鼠径部」が膨らみ、違和感や痛みが生じる鼠径ヘルニア。「脱腸」とも呼ばれるこの病気では、加齢などの要因で腹壁の筋膜が緩み、腹圧に耐えられなくなることで腸や脂肪の一部が飛び出してしまう。自然治癒することはなく、放置すると腸が締めつけられて戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」と呼ばれる深刻な合併症を引き起こすリスクがある。「治療には手術が必要です。当院では、患者さんの負担を抑えた日帰り手術を行っています」と話すのは、「神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック川崎武蔵小杉」の星野明弘院長。鼠径ヘルニアに特化した専門クリニックとして、腹腔鏡手術による日帰り治療を提供している。早期治療の重要性を強調する星野院長に、鼠径ヘルニアについて詳しく聞いた。
(取材日2026年5月11日)
目次
自然には治らない鼠径ヘルニア。嵌頓のリスクを知って早めの受診・治療を
- Q鼠径ヘルニアとはそもそもどのような病気なのでしょうか?
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A
▲患者の不安に寄り添い、丁寧でわかりやすい説明を大切にする
足の付け根、つまり鼠径部の筋膜が弱くなるなどの理由で、皮膚の下に腸や脂肪が飛び出す病気です。40歳以上の方や、重い物を持つ配送業・建設業などにお勤めの方、慢性的な咳や便秘のある方などの腹圧がかかりやすい人がなりやすいといわれています。男性に多い理由として、胎児期に睾丸が下りてくる際に通る鼠径管が完全に閉じないことがあり、先天的な要因も関係するといわれています。主な症状は鼠径部の膨らみや違和感、痛みなどです。立っているときや腹圧がかかったときに膨らみが目立ち、横になると引っ込むことも多いです。立っているだけで負荷がかかるため、生活しているうちに徐々に大きくなってしまう進行性の病気です。
- Q鼠径ヘルニアを放置するリスクについて教えてください。
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A
▲専門性の高い知識と豊富な経験をもとに、適切な診療を提供
一番怖いのは、飛び出した腸が穴に挟まり、戻らなくなってしまう「嵌頓」という状態です。こうなると腸の血流が途絶えて腫れあがり、激しい痛みを伴います。さらに放置すると腸が壊死して腐ってしまい、穴が開いて腸液が漏れ出し、腹膜炎を引き起こすことも。集中治療が必要となるほど重篤な状態になる可能性もあり、命に関わることもあり得ます。鼠径ヘルニアはがんのように周囲へ転移したり、進行したりしていくものではありませんが、いつ嵌頓を起こすか予測できないのがこの病気の怖さです。また、放置して大きくなるほど、周囲の組織との癒着が進んで手術の難易度が上がり、術後の負担も大きくなってしまいます。
- Q嵌頓を発症した場合の対応について教えてください。
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A
▲日帰り手術に対応した設備を備えた清潔な手術室
嵌頓を起こさないために、鼠径ヘルニアの診断がついたら、早期に治療を受けることが大切です。しかし、鼠径部が硬く腫れて戻らなくなり、強い痛みが出た場合は、すぐに救急病院や総合病院を受診してください。嵌頓は時間との勝負で、腸の壊死が進んでしまうと、腸を切り取ってつなぎ合わせるために緊急手術が必要です。集中治療が必要なこともあり、入院期間が長引いてしまいます。感染症のリスクからメッシュが使えないため、まず腸の処置を行い、落ち着いてからヘルニアの手術を行う2段階の治療になることも。当院で行っている負担の少ない日帰り手術とはまったく異なる大がかりな治療になるので、そうなる前に対処することをお勧めします。
- Qこちらで治療を受けるメリットについて教えてください。
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A
▲スムーズな案内で待ち時間の負担軽減にも配慮されている
当院は、鼠径ヘルニアに特化した日帰り手術専門クリニックです。患者さんは鼠径ヘルニアの方のみですので、待ち時間が少なく、スタッフ全員がこの病気のケアに精通しています。私はこれまで大学病院や複数の日帰り手術クリニックで経験を積み、数多くの鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術を手がけてきました。内視鏡技術の専門性にも磨きをかけ、若手医師の育成や専門書の執筆・監修にも取り組んでいます。手術を担当する医師が複数人在籍する場合、経験年数の異なるさまざまな医師が手術にあたることもあると思いますが、当院ではすべての手術を私が担当しているため、専門性の高い一貫した治療が受けられる点もメリットだと思っています。
- Q早期発見、早期治療の重要性についてお伝えください。
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A
▲インフォームドコンセントを重視している
鼠径ヘルニアは薬や運動で治ることはなく、根本的な解決には手術が必要です。早期であれば手術もスムーズで、術後もスピーディーな回復が見込めます。痛みがなくとも違和感を覚えた段階で早めに相談していただくことが、結果としてご自身の負担を最小限に抑えることにつながります。最近、筋力トレーニングを始めてから鼠径部が膨らんできたという方も増えています。健康のために始めた運動が原因で嵌頓を起こしてしまっては本末転倒です。当院では初診当日に診断・手術日程の確定・術前検査まで行うことができ、術後診察を含めてわずか3回の通院で完結します。健康な生活を取り戻すために、治療を受けて不安を取り除いていただきたいです。

