様々な症状が隠れる甲状腺の病気
専門家による適切な診断と治療を
おおいし甲状腺クリニック
(松山市/高砂町駅)
最終更新日:2026/08/06
- 保険診療
首の前面にある甲状腺は、全身の代謝をつかさどる重要なホルモンを分泌する臓器だ。この機能に異常が生じると、動悸や強い倦怠感など多彩な症状が現れる。しかし、症状が更年期障害などと似ており、一般的な健診でも見逃されやすいため、発見が遅れるケースも少なくない。「なんだか調子が悪いとさまざまな診療科を受診した末に、ようやく甲状腺の病気とわかる方も多いです。少しでもおかしいと思ったら、まずは専門的な検査を受けてほしいですね」と話すのは、「おおいし甲状腺クリニック」の大石一行院長。内分泌分野における長年の経験を生かし、迅速な診断と的確な治療に努めている。大石院長に、甲状腺疾患や検査の重要性について聞いた。
(取材日2026年6月18日)
目次
見逃されやすい甲状腺の病気。専門的な検査で原因を突き止め、適切な治療へつなげる
- Q甲状腺とはどのような臓器で、どんな病気がありますか?
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A
▲甲状腺疾患を疑う見た目や症状があれば、すぐに相談を
甲状腺は首の前面にある蝶のような形をした臓器で、体を元気にするための「甲状腺ホルモン」を作っています。病気は大きく分けて、ホルモンの量が多すぎたり少なすぎたりする「機能の病気」と、しこりなどができる「形の病気」の2つです。機能の病気で代表的なのが、ホルモンが過剰になるバセドウ病や、不足する橋本病などです。バセドウ病は動悸や手の震え、発汗などが起こり、橋本病は強い倦怠感やむくみ、寒がりになるといった症状が現れます。形の病気では、腫れが大きくなると息苦しさや飲み込みにくさを感じることもあります。
- Qなぜ甲状腺の病気は気づかれにくいのでしょうか?
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A
▲普段どおりに過ごせるよう温かい雰囲気づくりを大切にしている
症状が非常に多岐にわたるため、他の病気と勘違いされやすいのが一番の理由です。イライラや動悸があれば心臓の病気や更年期障害を疑い、気分の落ち込みがあればうつ病と間違われることもあります。また、一般的な健康診断の血液検査には、甲状腺ホルモンの項目が含まれていないことがほとんどです。そのため、長年不調を抱えたまま、さまざまな医療機関を転々とし、ようやく甲状腺専門のクリニックで、甲状腺の異常が見つかるという方も珍しくありません。だからこそ、原因不明の体調不良が続く場合は、一度甲状腺を疑ってみることが大切なのです。
- Qクリニックではどのような検査や治療を行うのですか?
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A
▲精度の高い検査やわかりやすい説明を心がけている
基本的には問診と血液検査、超音波(エコー)検査を行います。エコーで悪性が疑われるしこりが見つかった場合は、その日のうちに細い針で細胞を採って調べる検査まで行います。治療は内服薬でのコントロールが中心ですが、手術や放射線治療が必要な場合は、連携する専門病院へ速やかにご紹介します。また、当院では首の腫れの嚢胞に対してエタノールを注入して縮小させることを図る治療も行っており、手術をせずに見た目の圧迫感の改善が望めます。患者さんの状態やライフスタイルに合わせた治療法をご提案しています。
- Q検査を受けるべきタイミングや対象となる方はいますか?
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A
▲先進の機器を導入し、受診当日に結果を説明。迅速な治療が可能に
患者さんの8〜9割は女性で、30〜40代が多いですが、幅広い年代で発症します。動悸やひどい倦怠感、異常な寒がりなど、複合的な不調が続く時は早めに検査を受けてください。また、バセドウ病や橋本病は遺伝する確率が高いため、ご家族に甲状腺の病気をお持ちの方がいる場合は注意が必要です。妊娠や出産を機に発症することも多いため、これから妊娠を希望される方や、不妊・流産でお悩みの方も、ホルモン異常が原因となっている場合があるため一度検査を受けておくことをお勧めします。

