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咳・息切れなど
気になるサインの見極め方と呼吸器内科の役割

東川口いといがわ内科

(川口市/東川口駅)

最終更新日:2026/05/15

東川口いといがわ内科 咳・息切れなど 気になるサインの見極め方と呼吸器内科の役割 東川口いといがわ内科 咳・息切れなど 気になるサインの見極め方と呼吸器内科の役割
  • 保険診療

「咳が止まらない」、「階段で息が上がりやすくなった」、「いびきや日中の眠気が気になる」。こうした症状は、どれも身近であるがゆえに、「よくあること」「年齢のせい」と見過ごされがちだ。しかしその背景には、適切な治療で改善が望める病気や、早めに気づくことで進行を抑えることが望める病気が隠れていることもあるそうだ。では、どのような症状のときに受診を考えれば良いのか。また、呼吸器内科ではどのような視点で診療が行われているのだろうか。放置されやすい呼吸器症状の見極め方や受診の目安、専門の医師に相談する意味について、「東川口いといがわ内科」の院長で日本呼吸器学会呼吸器専門医である糸魚川幸成先生に聞いた。

(取材日2026年4月24日)

小さな違和感を見逃さないために。呼吸器内科の医師が教える受診のタイミング

Q「呼吸器内科」では、どんな症状や病気を診るのでしょうか?
A
東川口いといがわ内科 日常に潜む呼吸器症状のサインについて語る糸魚川幸成院長

▲日常に潜む呼吸器症状のサインについて語る糸魚川幸成院長

呼吸器内科は、肺や気管支など“呼吸に関わる臓器”の病気を幅広く診る診療科です。咳や痰、息切れといった症状を中心に、さまざまな不調に対応しています。外来で一番多い相談は“長引く咳”ですね。風邪の後、咳が続くことはありますが、通常は1週間から10日ほどで落ち着きます。それ以上続く場合は単なる風邪ではない可能性も。長引く咳の背景には、喘息や逆流性食道炎といった病気のほか、まれではありますが肺がんや結核などが隠れていることもあります。また呼吸器内科では、咳以外にもさまざまな病気を診ています。喫煙歴のある方の息切れで見つかることの多いCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や睡眠時無呼吸症候群などもその一つです。

Q咳や息切れは、どのタイミングで受診すべきですか?
A
東川口いといがわ内科 症状や検査結果を踏まえ、今後の見通しを丁寧に説明する

▲症状や検査結果を踏まえ、今後の見通しを丁寧に説明する

まず咳については、風邪が治った後も、2〜3週間続くようであれば、一度受診をお勧めします。熱が下がっていても安心せず、原因を確認することが大切です。息切れについては、階段昇降がつらくなったり、疲れやすくなったと感じたら一つのサインです。特に喫煙歴のある方は、早めに状態を確認すると安心ですね。こうした症状を放置すると、肺がんが隠れていたり、喫煙により発症するCOPDが進行して活動量が低下したり、結果的に寝たきりになる恐れがあります。「これくらい大丈夫かな」と様子を見るよりも、早めに原因をはっきりさせることが大切だと思います。

QCOPDとは、どんな病気でしょうか。
A
東川口いといがわ内科 呼吸の力を測定し、息切れや咳の原因を客観的に評価する

▲呼吸の力を測定し、息切れや咳の原因を客観的に評価する

COPDは、主に長年の喫煙によって肺がダメージを受け、呼吸機能が低下していく「生活習慣病」で、息切れや慢性的な咳、痰が生じ、重症化すると酸素吸入が必要になる病気です。禁煙や吸入などの治療により進行を遅らせることは望めますが、厄介なのは、初期の段階でははっきりした自覚症状が出にくいこと。「年齢のせいかな」「体力が落ちたのかな」と見過ごされがちで、気づかないまま進行しているケースが少なくありません。そのため、診断には呼吸器内科での呼吸機能検査がとても重要になります。喫煙歴があって息切れを感じるようであれば、早い段階で受診を。適切に対応することが、健康寿命を保つことにつながります。

Q喘息は大人でも発症しますか? アレルギーと関係はありますか?
A
東川口いといがわ内科 治療効果を高めるため、吸入器の使い方まで丁寧にサポート

▲治療効果を高めるため、吸入器の使い方まで丁寧にサポート

喘息というと子どもの病気というイメージがありますが、発症しやすい時期が2つあり、子どもの頃と中高年以降に多く見られます。大人の場合は40〜70代で発症する方も少なくありません。原因として、喫煙や、大気汚染などが関係することがあります。また、アレルギーとの関係も深く、花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー体質のある方は発症しやすい傾向があります。さらに、風邪などの感染をきっかけに喘息が始まることもありますし、犬や猫などのペットが影響する場合もあります。このように、喘息は大人になってからも起こる病気です。咳が長引く、ゼーゼーするなどの症状があれば、体からのサインとして見逃さないことが大切です。

Q睡眠時無呼吸症候群と呼吸器内科は、どう関係していますか?
A
東川口いといがわ内科 落ち着いて過ごせるよう配慮された待合スペース

▲落ち着いて過ごせるよう配慮された待合スペース

呼吸器内科というと、咳や肺の病気をイメージされる方が多いのですが、睡眠時無呼吸症候群も大切な診療対象の一つです。高血圧症など生活習慣病を合併している方が多く、血圧のコントロールが難しくなることがあります。重症の場合には不整脈や脳梗塞といった重大な病気のリスクも高まり、結果的に健康寿命に影響してしまうこともあります。睡眠時無呼吸症候群は呼吸だけでなく全身の健康に関わる病気です。いびきや日中の強い眠気がある方は、一度ご自身の状態を見直すきっかけにしていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

糸魚川 幸成院長

ご自身の体調の変化にも、ご家族のちょっとした不調にも、日々気を配っている方は多いのではないでしょうか。咳が長引いている、階段で息切れが増えた、いびきが気になる。そんな日常の中の小さな変化は「よくあること」として見過ごされがちですが、体からのサインであることも少なくありません。中には、早めに気づくことで進行を防ぐことが望める病気や、治療で改善が望めるものもあります。「いつもと違うかも」と感じたときに、少し立ち止まって状態を見直してみること、そして必要に応じて専門の医師の視点で確認しておくことが、ご自身、そしてご家族の健康を守る一歩になります。気づいたそのタイミングを大切にしていただきたいです。