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三宅 恵太郎 院長の独自取材記事

いおぎ耳鼻咽喉科

(杉並区/井荻駅)

最終更新日:2026/06/01

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科 main

西武新宿線の井荻駅から徒歩約5分。白と木目を基調に、明るい黄色をアクセントに取り入れた、温かみあふれる空間が広がる「いおぎ耳鼻咽喉科」。約10年続いたクリニックを承継し、リニューアル開業した三宅恵太郎院長は、杉並区に30年暮らす地元出身の医師だ。すべての診療日を自ら一人で担当する診療体制には「自分の子どもを受診させるなら、一貫して責任を持って経過を見てくれる先生のところに連れていきたい」という子育て中の父親としての実感がにじむ。さらに鼓膜再生療法の論文執筆や、同治療の開発者からの直接指導を受けた経験を持ち、日帰り手術という選択肢を地域に提供している。誠実な語り口の奥に医療の質への確かなこだわりが感じられる三宅院長に、診療への思いや今後の展望を聞いた。

(取材日2026年5月13日)

住み慣れた地元で、常に同じ医師が経過を見守る

まずは、こちらのクリニックについてご紹介ください。

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科1

杉並区の井荻で約10年続いてきたクリニックを承継し、リニューアル開業しました。私自身、杉並区には30年暮らしていて、慣れ親しんだこの町で地域の方々の健康を支えたいという思いがありました。土地勘もあり、この辺りの雰囲気や暮らしている方々のことはよく理解しているつもりです。これまでは大学病院を中心に耳鼻咽喉科の研鑽を積んできたため、耳・鼻・喉のお悩みに幅広く対応できます。カルテもしっかり引き継いでいますので、以前から通われている方も安心して継続受診いただけます。お子さんからご年配の方まで、気兼ねなくご相談いただける場所でありたいと考えています。

温かみのある院内ですが、環境面の特徴を教えてください。

院内は白や木目を基調に、明るい黄色のアクセントを取り入れた、優しく親しみやすい空間にしています。いわゆる「病院特有の威圧感」を和らげ、来院された方がほっと安心できるような、温かみのある雰囲気になっていると思います。当院は2階にありますが、エレベーターを完備した完全バリアフリー設計なので、車いすの方もそのまま診察室までスムーズに移動できます。また、待合室にはお子さんが遊べるキッズスペースも設けているので、小さなお子さん連れの親御さんにも安心して通っていただける環境です。クリニックの向かい側や同じビルの隣の区画にも保育園があり、裏手には老人ホームもあるので、実際に0歳のお子さんから90代の方まで幅広い世代の方が来院されています。

診療体制について、こだわっている部分はありますか?

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科2

当院では非常勤の医師を入れず、すべての診療日を私一人で担当しています。初診から経過観察まで常に私が責任を持って診ることで、患者さんに安心していただけると考えているからです。毎回違う先生に一から説明し直す必要がなく、前回の診察で気づいたことをそのまま次に生かせるのも大きな利点だと思います。私自身も子育て中ですので、もし自分の子どもを受診させるなら、やはり一貫して責任を持って経過を見てくれる先生のところに連れていきたいと感じます。その思いがそのまま、当院の診療体制の根幹になっています。お一人お一人の患者さんと長くお付き合いしていける体制を、これからも大切にしていきたいと思っています。

「わからないことをわかりたい」対話で届ける安心

患者さんへの説明で意識されていることを教えてください。

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科3

診断名をはっきり明示することを第一に心がけています。私がどう考えていて、今の状態をどう捉えているのかを、なるべく明瞭な言葉でお伝えするようにしています。初診の段階で診断がつかないこともありますが、そのときは「今はわからない」という事実とその理由を正直にお話しします。過去の経験から、どんなに小さなことでも患者さんと認識を合わせることの重要性を痛感しており、だからこそ、診察では透明性の高い説明を徹底しています。医療はどうしても、患者さんからそのプロセスが見えにくいブラックボックスになりがちで、白衣を着た人間には聞きづらいと感じる方も多いのではないでしょうか。ですからこちらからハードルをなるべく下げて、「何がわからないのかを教えてほしい」という姿勢で患者さんに向き合っています。

力を入れている治療について教えてください。

力を入れている治療の一つが鼓膜再生療法です。鼓膜に穴が開いた場合、従来は入院しての手術が必要でしたが、この治療法であれば外来で日帰り手術が可能になります。保険適用が認められた手法であり、私自身もこの治療に関する論文を執筆しています。開発者の先生から直接ご指導いただいた経験もあります。院内には狭帯域光観察対応の先進的な内視鏡を導入しており、精度の高い検査・診断が行える環境です。検査から診断、治療、経過観察までを一つの科で完結できるので、日帰りでの鼓膜再生療法をはじめ、複数の治療選択肢をご提案できる体制を整えています。聞こえのことでお困りでしたら、ぜひ一度診させていただければと思います。

お子さんの診療で心がけていることはありますか?

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科4

私自身も子育て真っ最中で、保育園や幼稚園に通うお子さんを持つ親御さんとはまさに同世代です。日々の子育てで感じる悩みや不安は私にも具体的に理解できるので、親御さんの目線に寄り添ったお話がしやすいかと思います。お伝えしたいのは、軽い症状でも迷ったらぜひ受診してほしいということです。またわかりやすい症状がなくても耳の奥に水がたまっていたりと所見がある場合があり、それが感染源になることもあります。親御さんが「ちょっとおかしいな」と感じたら、それはほぼ何かしらのサインと考えて、ためらわず来ていただきたいですね。重症化を防ぐためにも、もう少し前の段階でできることはたくさんあります。

定期的な通院で異常発見につなげてほしい

受診するタイミングに迷う方に向けて、先生からアドバイスはありますか?

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科5

「異常がなくても受診していいのでしょうか」とためらわれる方が実は多いのですが、むしろ大きな異常がないときこそ来ていただきたいと考えています。例えば、聴力に異常がなかったとしても、その「正常だった記録」をカルテに残しておくことで、将来悪くなった際に「あの頃と今」を比較できるんですね。正常時のデータがあるかないかで、悪化したときの診断精度は格段に変わります。症状が出てから来院されて初めて診断するのが一般的ではありますが、理想は元気な状態を把握した上で経過を追うことです。わかりやすい症状がなくとも受診していただきたいというのが私の考えであり、それが皆さんの健康を守ることにつながると思っています。

今後、どのようなクリニックでありたいとお考えですか?

かかりつけ医として、気軽に足を運んでいただけるクリニックでありたいと思っています。一度いらしていただければ、今後どういったタイミングで受診すればいいかも含めて一緒に考えていけますし、長いお付き合いの中でその方のお体の傾向も自然と把握できるようになります。杉並区に長く暮らしてきましたので、この土地への愛着は人一倍あると自負しています。地域の皆さんに末永く親しんでいただけるクリニックになることができれば何よりですね。地域の皆さまがちょっとした不調や気がかりなことでも気兼ねなく相談できる存在であり続けられるよう、スタッフ一同努めてまいります。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

三宅恵太郎院長 いおぎ耳鼻咽喉科6

繰り返しになりますが、わかりやすい大きな症状がなくてもどうぞ気軽に受診してください。診てみて異常がなければ、大きな安心につながりますし、その記録をクリニックに残しておくことにも意味があります。受診するかしないかで迷っている時間があるなら、ぜひ一度いらしていただいて、お体の状態を確認させてください。一人で判断に悩まれる必要はありません。耳・鼻・喉のことで少しでも気にかかることがあれば、どうか抱え込まれませんよう。お一人お一人の経過に最後まで私が責任を持って向き合っていきます。