歯科医療は治療する時代から守る時代へ
予防から考える歯の健康
Bookmark Dental Clinic
(燕市/吉田駅)
最終更新日:2026/09/25
- 保険診療
- 自由診療
人間の天然歯は、適切なケアとクリーニングによって、良好な状態を長く保つことをめざせる。一方、一度治療を受け、詰め物やかぶせ物などの人工物に置き換わった歯は、定期的なメンテナンスを続けなければ、生涯使い続けることは難しい。だからこそ大切なのが、悪くなってから治療するのではなく、治療を必要としない状態の維持を図る「予防」という考え方だ。予防歯科に力を入れる「Bookmark Dental Clinic」の坂詰智美院長は、「歯磨きによるプラークコントロール、砂糖の摂取方法、フッ素の活用の3つが、虫歯や歯周病の予防には重要です」と話す。「これからの歯科医院は、治療のためではなく、治療しないために通う場所」と位置づける坂詰院長。予防を重視した診療に取り組む同院の考え方について、坂詰院長に詳しく聞いた。
(取材日2026年8月16日)
目次
予防を見据えた治療と3つの取り組みで、生涯、自分の歯で噛める口腔環境をめざす
- Qなぜ治療だけでなく、予防が大切なのでしょうか?
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A
▲明るい笑顔が印象的な坂詰院長
人間の体には、傷ついた組織を自ら修復する力がありますが、歯にはその力がありません。虫歯や歯周病で失った歯や歯茎、骨などは元の状態に戻せないため、虫歯になれば患部を取り除き、人工物で形を補う治療が必要になります。本来、歯はドーム状の優れた構造をしていますが、虫歯で一部が失われ人工物に置き換わると、その構造的な強さも失われていきます。さらに、治療後も継続的なメンテナンスが必要になります。どれだけ良い治療を受けても、どれだけ費用をかけても、失われた天然の歯や歯周組織が元に戻るわけではないからこそ、歯科医療では「治療すること」以上に「予防すること」が、将来の歯を守る上で重要になります。
- Q予防のためにどのような取り組みをされていますか?
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A
▲プライバシーに配慮した診療室
虫歯も歯周病も、原因は口腔内の細菌にあります。それらを予防するためには、やはり歯磨きが大切で、歯磨きによって口腔内のばい菌を減らすことをめざします。歯磨きで届かない所には、フッ素を使うなどして虫歯予防にアプローチします。また、甘いものを食べるタイミングや回数、量などの調整によって、虫歯になりやすい口腔環境になることを避けます。歯磨きによるプラークコントロール、糖の摂取方法、フッ素の活用、この3つのどれか1つでも欠けると虫歯に抵抗する力を弱めてしまいます。歯科医療に携わる人間の虫歯や歯周病にならないための知識や情報を患者さんの心に届く形で伝えること。それが、歯科医療従事者の役割だと考えています。
- Q治療が必要になった場合、どのように治療方法を決めるのですか?
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A
▲アクセスのよい立地で治療を受けられる
当院では、治療は予防の第一歩と考えて治療を進めます。患者さんが管理しやすいこと、歯が割れたり消耗しにくい形であること、汚れがつきにくく反対の歯に負担がかかりにくい素材であること。それらを考慮して治療方針を立てます。「保険診療の範囲で治療したい」という方は多いと思いますが、当院では自由診療も取り入れています。それは、患者さんにとってベストな治療は何かを考え、すべての選択肢をお伝えしたいからです。かぶせ物や詰め物については歯科医師が判断しますが、素材は患者さん自身が選ぶ自由度もあります。当院では、トリートメントコーディネーターの力も借りて、後悔のない選択ができるよう丁寧な説明を心がけています。
- Qマイクロスコープ(顕微鏡)の活用にはどのようなメリットが?
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A
▲マイクロスコープをはじめ、設備が充実
歯の中を肉眼で見ることには限界があります。拡大率3倍や6倍のルーペ、20倍の顕微鏡を用いることで、狭くて深くて暗い歯の中をよく見ることができます。詰め物の段差や、隣の歯との形が調和しているかを確認できる他、噛み合わせなども確認でき、治療の精度が追求できます。ですが、どんなに精密な治療でも、繰り返すことで歯そのものが小さくなって強度が下がり、いつか治療できない歯になります。歯の根の治療で神経がなくなれば、歯のセンサー機能が働かず、噛んだ時の感覚も鈍くなるといわれています。失われた歯が治療で元通りになるわけではないことを知っていただき、予防の大切さと実践について患者さんに伝えていきたいです。
- Q自分に合う歯科医院を選ぶためのポイントを教えてください。
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A
▲予防の重要性について語る坂詰院長
ポイントは、患者さん自身の考え方に合う歯科医師を選ぶことだと思います。当院は予防を重視し、治療もできる限り患者さんが管理しやすい状態になるよう、詰める・かぶせるなどの治療をします。その歯が今後、ダメージや虫歯、歯周病の影響を受けにくい状態にするために管理するという考え方です。目先だけでなく将来の歯の健康まで考えて治療を受けたい方には、当院の考え方を一つの選択肢として知っていただければと思います。ご自身の健康と向き合い、選択肢の中から知識を増やし、治療のメリット・デメリットをよく考えて自分で選択する。そうした患者さんの思いに寄り添いながら、歯を守るためのお手伝いをしたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはダイレクトボンディング/3万3000円~、セラミックを用いた補綴治療/3万3000円~

