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松岡 大輔 院長の独自取材記事

まつおか整形外科クリニック

(松原市/高見ノ里駅)

最終更新日:2026/09/15

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック main

「まつおか整形外科クリニック」は高見ノ里駅から徒歩約20分、大型商業施設のそばにある医療ビルの2階に2025年11月開業。子どもから高齢者まで幅広い年代が通っている。松岡大輔院長は音楽大学卒業後、医師へ転身したという異色の経歴の持ち主。勤務医時代には救急外傷手術や人工関節手術の豊富な経験を積み、大学院では博士号も取得している。クリニックでは体外衝撃波治療装置やエコーなど先進設備を導入し、一般整形外科からスポーツ整形外科、人工関節治療、保存的治療まで幅広く対応。松岡院長を先頭に看護師・理学療法士・事務スタッフと連携し、チーム医療を実践している。「患者さんのこれからの人生に向け、長期的な視点に立って治療・リハビリテーションを行いたい」と語る松岡院長に、クリニックの特色やその想いを聞いた。

(取材日2026年8月4日)

音楽の世界から豊富な経験を持つ整形外科医へ

先生は音楽大学をご卒業されたそうですね。

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック1

かつては音楽大学で作曲を学びました。音楽には人を癒やす力がありますが、そこは医療と通じるものがありますよね。医師であった父から「医師になってみないか」と背中を押され、音楽大学卒業後に医学部を受験しました。そうした経緯を、自分では回り道だったとは思っていません。ピアノを奏で、曲を作るということはとてもストイックな作業です。また、右手と左手でまったく違うことをする、作業をしながら同時に考えておくべきことを並行して考える、これは音楽も手術も同じだと思っています。さらに、このクリニックでは看護師や理学療法士、受付スタッフと緊密な連携体制を敷いています。オーケストラでの演奏はチーム作業なので、それぞれの強みや得意を引き出しながら行うチーム医療に、通じるものがあります。

開業されるまでの経緯を教えてください。

近畿大学医学部を卒業後、十数年間を勤務医として過ごしました。研修医として勤務した府中病院では救急外傷をメインに、内科の初期対応を徹底的に身につけました。そこで糖尿病や肺炎などの合併症にも対応できる力が養われましたね。その後、専門分野として整形外科を選び、香芝旭ヶ丘病院では人工関節を専門に研鑽を積みました。さらに同病院の整形外科に在籍しながら、奈良県立医科大学大学院で研究に従事。そこで膝の人工関節に関する博士号を取得しました。開業したのは医学部卒業から12年目です。大型ホームセンターやスーパーが並ぶにぎやかなエリアにこの医療ビルが建てられることになり、その2階を開業場所に選びました。リハビリテーション施設を備えた整形外科クリニックが少なかったため、ニーズがありそうだと思ったことが、ここで開業した理由です。

クリニックのある松原市新藤はどんな町ですか?

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック2

クリニック近辺は大型ホームセンターやスーパーが並ぶ比較的にぎやかなエリアで、近隣には幅広い年齢層の方が住んでおられます。患者さんは、乳幼児から、小中高校生や大学生、働き盛りの世代の方や高齢の方まで、非常に幅広く、とてもありがたく思っています。主訴としては、お子さんの場合はケガや歩き方への不安、学生はスポーツ外傷、働き盛りの世代では腰・肩・首の痛み、ご高齢の方は骨折、膝・股関節の痛みや私の専門分野である人工関節に関するものまで、とても多様です。また、松原市は学生や社会人スポーツが非常に盛んな地域なので、スポーツ整形外科分野での治療やリハビリテーションにも力を入れています。

診療とリハビリテーションの連携を密に

体外衝撃波治療装置やエコーなど、専門機器を積極的に活用されているそうですね。

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック3

難治性の足底腱膜炎による痛みの改善に向けた治療で、体外衝撃波治療装置はとても役に立ちます。エコー機器による検査も積極的に行っていますね。エコーで得られる画像は高画質なだけでなく、細かい神経まで描出可能。そのためエコーガイド下ブロック注射の精度が、格段に上がるというメリットがあります。関節軟骨や神経、血管といった大切な組織を傷つけないようにしながら注射ができるので、安全面で当院には欠かせないツールです。また骨密度を精密に測定できるDXA法検査装置を導入し、骨粗しょう症の診断・治療に活用しています。こうした機器を用いながら年齢や生活習慣を総合的に判断し、それぞれに合う治療プランをご提案しています。

リハビリテーションやほかの診療科との連携について教えてください。

クリニック内に各種機器を設置した広くて開放的なリハビリテーション室を設けています。ここでは理学療法士たちが中心となって、患者さんの状態や目標に合わせ、運動療法や物理療法などを組み合わせたリハビリテーションを提供しています。今後は、私が手術を行った患者さんはもちろん、近隣の病院で手術を受けた方の術後リハビリテーションも積極的に受け入れていきたいと考えているところです。リハビリテーションでは、理学療法士と常に気軽にコミュニケーションが取れる環境づくりを心がけ、理学療法士からの医学的治療に関する質問に答えながら、患者さんの情報を共有しています。また、同じクリニックビルの1階に小児科と内科があるので連携が取りやすいのも強みです。合併症のある方は内科へ、逆に向こうからも整形疾患の相談を受けることがあります。

スポーツ整形外科に関しても強みを持っていると伺いました。

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック4

私の専門分野である人工関節に関する治療とともに、当院の強みとしていきたいのがスポーツ整形外科です。先ほど申し上げたとおり、松原市はスポーツが盛んな地域で、部活や社会人スポーツで身体を痛めた患者さんが多数来院されます。主訴は疲労骨折や野球肘、腰椎分離症、変形性股関節症など多岐にわたります。エコー検査機によって患者さんの症状をしっかり見極めながら、炎症期・移行期・慢性期それぞれに合った治療を提供します。私もかつて野球をやっており、医学部時代からはゴルフを続けてきました。当院に在籍している理学療法士も全員がスポーツ経験者。そうした自分たちの経験を生かしつつ、患者さん一人ひとりに合った治療・リハビリテーションを提供しています。また、私を含め各自が、スポーツの種目ごとにどんな痛みが出やすいのかを研究し続けています。

患者が求めるものを見極め、尊重する

患者さんと向き合う際に大切にしていることは何ですか?

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック5

患者さんの意向や想いをしっかりくみ取ることですね。例えば、スポーツ整形外科の場合は、次の試合のために痛みを乗り越えたいのか、この先も一生スポーツを続けたいのかで、アプローチの仕方は異なります。これはほかの疾患でも同じで、患者さんが治療やリハビリテーションに何を求めているのかをしっかり把握することを重視しています。診療では患者さんから学ぶことも多いです。当院にはさまざまなスポーツをされている方が来院されるので、それぞれのスポーツの特徴やフォームなどをお伺いして、それを治療に反映させることもあります。一般の患者さんも、どういう作業の時に困っているのか、どのような痛みか、どの時間に痛みが出るのかなどは、個々の生活状況を聞かないとわかりません。想像力を働かせながら、その方の背景まで理解しようと心がけています。患者さんの個性を見極めながら、適切な治療・リハビリテーションを行いたいと考えています。

クリニックのスタッフ構成について教えてください。

現在、看護師2人、理学療法士5人、受付・事務スタッフ3人の体制です。将来的には時間外や休日の診療なども考えており、それに向けてスタッフを増員したいと考えています。スタッフ全員がプロ意識を持ち、気持ちを一つにして人間的に成長できるクリニックでありたいというのが私の理想です。スタッフの教育にも注力し、ここで学びたいという人が出てきたらうれしいですね。スタッフにはプロ意識を持って自らの専門性を十分に発揮しながら、自分の領域外のことについても積極的に学んでいってほしいと思っています。

最後に、地域の方々へメッセージをお願いします。

松岡大輔院長 まつおか整形外科クリニック6

私の専門分野である人工関節手術では、患者さんそれぞれの特性を見極め、手術から術後のフォローまで一貫して対応させていただきます。患者さんの痛みの背後にある原因を精査し、改善のお手伝いをいたします。症状が落ち着いたら無理に通院の継続をお勧めすることはありませんが、患者さん一人ひとりの人生や今後の生活を踏まえ、長期的な視点に立って治療・リハビリテーションを行っています。体の痛みなど気になることがあれば、いつでもご相談ください。