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将来の歯並びや体の健康にも影響
口呼吸は口唇閉鎖不全症のサイン

清澄白河MIOs歯科クリニック

(江東区/清澄白河駅)

最終更新日:2026/02/09

清澄白河MIOs歯科クリニック 将来の歯並びや体の健康にも影響 口呼吸は口唇閉鎖不全症のサイン 清澄白河MIOs歯科クリニック 将来の歯並びや体の健康にも影響 口呼吸は口唇閉鎖不全症のサイン
  • 自由診療

毎日「お口を閉じなさい!」と何度も言っているのに、子どもが言うことを聞かない……と、悩む保護者もいるだろう。しかし、それは子どもに悪気があるのではなく、そもそも治療が必要な可能性もある。口呼吸や「お口ポカン」の状態が続いていると「歯並びや顎の成長だけではなく、全身の健康にも影響を及ぼすリスクがあります」と注意を呼びかけるのが「清澄白河MIOs歯科クリニック」の院長を務める松田一弘先生だ。「お口ポカン」の早期発見・早期治療がなぜ重要なのか。小さな悩みでも親子で気軽に立ち寄りやすいカフェのような雰囲気の院内で、松田先生に詳しく話を聞いた。

(取材日2026年1月16日)

子どもの「口呼吸」は顎の成長や歯列に悪影響を及ぼす低位舌のサイン。早期のトレーニングで改善を

Qなぜ、子どもの「お口ポカン」を放置してはいけないのですか?
A
清澄白河MIOs歯科クリニック 低位舌のまま成長すると、顎の発育や歯列不正の原因になることも

▲低位舌のまま成長すると、顎の発育や歯列不正の原因になることも

いつも口が開いている口唇閉鎖不全症は、舌の位置が間違っていることを知らせるサインです。本来、舌は上顎の中心にあるスポットという部分が定位置です。ところが、低位舌(ていいぜつ)といって、いつも下顎に降りている状態になると「お口ポカン」になるばかりか、顎の成長や歯列にさまざまな悪影響を及ぼします。顎が正しく成長できないことで、乱杭歯(らんぐいば)、上顎前突、反対咬合などの原因になることもあります。不正咬合の多くは遺伝よりも舌の間違った習癖の影響が大きいのです。さらに、舌の悪癖は中顔面の前方への成長も抑制し、顎が小さい面長の顔貌にもなりかねません。

Q舌の悪癖は顎や歯列だけではなく全身への悪影響もあるとか。
A
清澄白河MIOs歯科クリニック 口呼吸は、免疫・姿勢・睡眠への影響が懸念されている

▲口呼吸は、免疫・姿勢・睡眠への影響が懸念されている

「お口ポカン」のお子さんは人間本来の鼻呼吸ではなく口呼吸になっています。鼻の粘膜にある細菌などへのフィルター機能が働かず、風邪をひきやすい状態です。近年、増加の一途をたどるアレルギー疾患との関連もあるのではないかといわれています。また、下顎が後方に下がり気道が狭くなっているので、空気の通り道を確保するために頭が前傾した猫背のストレートネックにもなりがちです。姿勢が悪くなるだけでは済まず、将来的な睡眠時無呼吸症候群の罹患率も高める恐れもあります。一般的には中高年に多く脳疾患や心疾患などの合併症もある睡眠時無呼吸症候群ですが、学童期に発症する例もあり注意が必要です。

Qそもそも、なぜ「お口ポカン」が起きるのでしょうか。
A
清澄白河MIOs歯科クリニック 歯や顎の骨の状態を立体的に把握できる歯科用CT

▲歯や顎の骨の状態を立体的に把握できる歯科用CT

口の周りにある口腔周囲筋が正しく使えていないと「お口ポカン」を引き起こすといわれています。例えば、風邪をひいて鼻詰まりになったのをきっかけに口呼吸となり口唇閉鎖不全症になってしまうお子さんも少なくありません。また、授乳時に口から空気が入ることが習慣化していると「お口ポカン」になりやすいともいわれています。母乳はほぼ問題ありませんが哺乳瓶はリスクがあるので、授乳する際の姿勢などに気をつけるようにしてください。当院では妊婦歯科検診にいらした方に、授乳や離乳食で注意したい点などをお伝えすることもできるので、ご活用いただければと思います。

Q「お口ポカン」にはどのような治療を行いますか?
A
清澄白河MIOs歯科クリニック ワイヤー矯正よりも子どもへの負担が少ない治療法を提案

▲ワイヤー矯正よりも子どもへの負担が少ない治療法を提案

毎日、自宅で行う約5分のアクティビティーに加え、補助的にマウスピース型の装置を併用する咬合誘導と呼ばれる治療を行います。アクティビティーは、呼吸のトレーニング、舌位のトレーニング、嚥下の訓練、舌や頬などの口腔周囲筋の機能の改善を図るMFT(口腔機能筋療法)の全4種類。マウスピース型の装置は昼間1時間と就寝時に装着します。ワイヤー矯正よりもお子さんへの負担は少ないです。顎の成長を利用するので5歳から9歳までの限られた時期にしかできませんが、成長の力を利用するメリットは大きく、将来的に矯正が必要となるリスクを回避することが期待できます。

Qタイミングを逃さず早期治療する利点は大きいのですね。
A
清澄白河MIOs歯科クリニック 成長段階を見据えた丁寧な説明を大切にしている

▲成長段階を見据えた丁寧な説明を大切にしている

成長後の歯列矯正は時間もコストもかかります。しかし、成長前に舌の習癖を直して口腔周囲筋の機能を整えておけば、将来的に歯列矯正が必要となるリスクを減らせますし、もし矯正を行ったとしても大がかりな矯正を回避することが望めます。乳歯と永久歯が混在する6歳から12歳までに行う第一期矯正の中でも、9歳までなら、MFTや咬合誘導にも取り組めます。「お口ポカン」だけではなく、食事の際に口から物をこぼす、クチャクチャ音を立てる、物を飲み込む時にぎゅっと口を結ぶなども、舌の位置が間違っていることを知らせるサインです。「お行儀良くしなさい」と叱るだけではなく、一度、歯科医院にご相談いただければと思います。

ドクターからのメッセージ

松田 一弘院長

早期治療のタイミングを逃さないためにも、乳歯が1本でも生えてきたら歯科医院での定期検診を習慣にすることをお勧めします。お子さんの歯列、顔貌だけではなく、生涯にわたる健康にも影響を及ぼす「お口ポカン」。改善のためのアクティビティーは、どうしてもご家族の協力が必要です。MFTは「あいうべ体操」がよく知られていますが、舌の位置を良くすることはお顔の輪郭にも影響があるので、一緒に取り組んでいる親御さんもいらっしゃいます。おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、口腔機能の低下を予防するのに有用です。お子さんの「お口ポカン」をきっかけに、ご家族のお口の健康を見直してみてはいかがでしょうか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児の咬合誘導/55万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。