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小堀 徹 院長の独自取材記事

目黒山手通りスマイル歯科

(目黒区/目黒駅)

最終更新日:2026/10/01

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科 main

目黒通りと山手通りが交わる大鳥神社交差点のそばに「目黒山手通りスマイル歯科」はある。ビル2階の院内は通りに面した大きな窓から自然光が差し込み、街のにぎわいとは対照的に静かで落ち着いた空間だ。院長の小堀徹先生は、祖父の代から3代続く歯科医師家系に生まれ、30年以上の臨床経験を持つ。17年間運営したクリニックを一度閉じ、インプラント治療や審美歯科の研鑽を積むため勤務医に戻った経歴からも、技術への飽くなき向上心がうかがえる。「一回削った歯は元には戻りません。だからこそ再治療の回数を減らし、ご自分の歯で一生噛み続けられることをめざしています」と真摯に語る小堀院長に、歯を残すための治療へのこだわりや患者との向き合い方について聞いた。

(取材日2026年9月14日)

3代続く歯科の志を受け継ぎ、研鑽を重ねて再出発

まずはクリニックのご紹介をお願いします。

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科1

2025年6月に、前身の飯田歯科医院から譲渡を受ける形でこちらを開業しました。通りに面した2階にあり、大きな窓から自然光が入る明るい空間です。当院のコンセプトは「極力金属を使わない治療」。金属アレルギーへの配慮はもちろんですが、さまざまな素材を比較検討した上で、患者さんにとってより良いものを選んだ結果としてこの方針に至りました。小さな虫歯にはコンポジットレジンという樹脂を使い、保険診療の範囲で白く仕上げます。それより大きな詰め物にはプレスセラミック、かぶせ物にはジルコニアと、歯の状態に応じて素材を使い分けています。見た目の自然さと耐久性を兼ね備えた治療をめざし、一人ひとりに合わせてご提案しています。

先生が歯科医師の道に進まれた背景をお聞かせください。

父方も母方も祖父が歯科医師で、父も渋谷区の笹塚で30代から約40年間、歯科医院を営んでいました。かつては、ペダルを踏んで器具を回し、金属の板を叩いて歯の形に合わせる「界面金冠」という手法で治療していた時代もあったそうです。歯科の歴史を身近に感じながら育ち、大人になったら歯科医師になるものだと自然に思っていました。もともと手先は器用で、苦手意識もありませんでした。ただ、本当に面白みを感じるようになったのは大学に入って実際に学び始めてから。手を動かして歯を治療していく過程に技術職としてのやりがいを見いだし、この道を選んで良かったと確信しました。

こちらでの開業に至るまで、どのような経験を積まれてきたのですか?

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科2

1992年に鶴見大学歯学部を卒業して約10年間の勤務医経験を積み、2003年に川崎市多摩区中野島で最初の歯科医院を開業しました。そこで17年間診療を続けた後、一度閉院して勤務医に戻る決断をしたんです。新しい治療のスタイルを一から学び直したかったからですね。5年間かけてインプラント治療の手術手技や審美歯科の研鑽を積みました。インプラントは日進月歩で進化していますし、自分の技術をアップデートするためにも現場で腕を磨く時間が必要だったんです。そうした研鑽を経てご縁をいただいたのが、ここ目黒でした。30年以上のキャリアで培った診断力と、学び直しで身につけた新しい技術。その両方を生かして診療できていることが、今の自分の強みだと思っています。

再治療を減らし、自分の歯を一生持たせるために

診療にあたって大切にされていることを教えてください。

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科3

「可能な限り痛みを少なく、歯を削る量を少なく」。これが私の基本方針です。一回削ってしまった歯は元には戻りませんから、やり直しの回数をいかに減らすかが、長い目で見たときに大きな差を生みます。1回の治療で10年持てば、その分再治療の頻度を少なくできるでしょう。できるだけご自分の歯で一生を過ごせるようにしたいと考えています。そのために大切にしているのが、初期診断から治療、定期検診までを一貫した流れで進めること。当院では3ヵ月に1回の定期検診をお勧めしています。髪が伸び放題の人はいないでしょう。床屋や美容院に行くのと同じ感覚で、季節ごとに通っていただくことが歯の長持ちや歯周病予防につながると考えています。患者さんご自分の歯で生涯噛み続けられることが、私がめざすゴールです。

治療を長持ちさせるために、どのような工夫をされていますか?

一番のポイントは噛み合わせの理解です。人間の顎は、前歯で噛むと奥歯は当たらない、右で噛むと左は当たらないのが正常な構造なんですね。その原理に沿って、詰め物やかぶせ物の傾斜や形を一本一本設計しています。また、樹脂の詰め物では積層充填という手法を用います。一度に固めるのではなく少しずつ重ねて固めることで素材の収縮を抑え、歯との間に隙間ができにくくなるんです。特に奥歯は歯と歯の接触点やカーブの再現が難しいのですが、この技術をここ数年で大きく磨いてきました。噛み合わせを丁寧に考えた治療を行えば、保険診療でも自由診療でも結果につながると考えています。長年の経験を通じて、噛み合わせがいかに大切かを実感しています。

ご自身の歯を残すことが難しい場合は、どのような選択肢がありますか?

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科4

まず大前提として、骨より上の部分に歯の構造が残っていれば、その歯をできるだけ長く持たせるための方法はいくつかあります。残せる歯は最大限残す、それが私の判断基準です。ただ、骨の中まで問題が進行してしまった場合は、無理に残しても長持ちは期待できません。そうしたケースでの選択肢の一つがインプラント治療です。当院ではCTを導入し、ガイドシステムを活用して精密な埋入を行っています。近年のインプラントは骨との親和性が向上し、治療期間の短縮化も進んでいます。また、多くの歯に問題を抱えている方には全顎治療もご提案しています。最初に工程表をお作りして、ゴールと優先順位を一緒に決めてから計画的に進めます。どの方法を選ぶかは患者さんのお気持ち次第。入れ歯に抵抗がある方にはそれ以外の方法をというように、ご希望に沿って一緒に考えます。

「誤解のない治療」で、生涯の歯の健康を支える

治療に不安を抱える患者さんには、どのように向き合っていらっしゃいますか?

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科5

当院ではカウンセリング枠を設けています。まずは患者さんのお話をじっくりお聞きすることから始め、治療をするかしないかも含めて方針をご本人に決めていただきます。私が一番避けたいのは「誤解のある治療」なんですね。思っていたのと違った、というのは患者さんが一番がっかりされること。ご自分で納得して選んでいただければ、満足度はまったく変わってくるでしょう。他院で受けた治療についてのご相談や、セカンドオピニオン的なご利用も歓迎しています。また、エックス線撮影をした際は、得られた情報をできる限り詳しくお伝えしています。検査を受けていただいた以上、読み取れる情報をきちんとお返しするのがこちらの義務だと思うからです。患者さんのお気持ちやご希望を丁寧にお聞きした上で、治療の方向性を一緒に決めていくことを大切にしています。

今後力を入れていきたいことや展望をお聞かせください。

マイクロスコープを導入したことで、根管治療の精度の向上につながりました。拡大して見ることで、より精密な治療をめざせるようになりました。こうした機器の力を借りて、これまでと比較してより良い治療を提供していきたいのです。歯科は技術職ですから、鍛錬に鍛錬を重ねるしかありません。理想をいえば、引退する最後の日が一番うまくなっている状態でありたい。体力維持のためトレーニングも続けていますし、技術面でも日々の診療の中で常に向上をめざしながら、一人でも多くの患者さんの歯を長く守っていきたいと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

小堀徹院長 目黒山手通りスマイル歯科6

こちらで診療を始めてまだ1年あまりですから、30年以上のキャリアがあっても地域ではまだ新参者という気持ちでいます。この土地の皆さんに合った診療の在り方を、日々模索し続けているところです。もしどんな歯科医院か気になられているなら、まずはカウンセリングでお話を聞かせてください。それだけでもまったく構いませんので。私の考え方や治療の進め方を知っていただいた上で、共感していただけたなら、治療で通っていただければうれしく思います。患者さんに対して真摯に向き合い、ついてきてくださる方の歯を一本でも多く、長く守り続けていくこと。それが私にとって一番大切な仕事であり、この場所で診療を続けていく原動力にもなっています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

プレスセラミックを用いた補綴治療/7万2600円~、ジルコニアを用いた補綴治療/11万円~、インプラント治療/16万5000円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください