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齋藤 佑記 院長の独自取材記事

戸塚安行駅前内科

(川口市/戸塚安行駅)

最終更新日:2026/06/12

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科 main

埼玉県川口市、埼玉高速鉄道線の戸塚安行駅から徒歩1分の医療モール2階に「戸塚安行駅前内科」が開業した。院長の齋藤佑記先生は、内科全般に対応しつつ、特に循環器内科を専門とし、心臓超音波検査を活用した機能評価に強みを持つ。日本大学医学部附属板橋病院の生理機能検査室の一部門である心エコー室で室長を務めた経験を持ち、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医、日本超音波医学会超音波専門医の資格を有するエキスパートだ。明るく開放感のある院内は白と木目、そしてブルーの内装が印象的で、リラックスできる雰囲気。丁寧で朗らかな齋藤院長に、クリニックの強みや新たに開設した動悸・息切れの外来などについて話を聞いた。

(取材日2026年5月18日)

大学病院での経験を地域医療に生かす

医師を志したきっかけを聞かせてください。

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科1

両親ともに医師だったことから、自然と医療が身近な環境で育ちました。特に印象に残っているのは、小児科医だった母が自宅で開業していた頃の姿です。近所の子どもたちや学校の友達が風邪をひいたり、湿疹ができたりして母のもとを訪れる様子を見て、「医師って人を助けることができて、たくさんの人から感謝される仕事なんだ」と誇らしく思っていました。気づけば自分も「両親のようになりたい」と思うようになり、あまり迷うことなく医師をめざしました。医学部に入ってからも、内科や小児科の分野に自然と関心が向いていたように思います。母の影響はとても大きかったですね。

では、循環器内科を専門にされた理由をお聞かせください。

循環器内科を選んだ理由は、大きく2つあります。一つは初期研修中の出来事が理由です。外科系の診療科をローテーションしていた時、手術後の患者さんに不整脈の発作が起きたことがありました。指導医は手術中で不在、病棟には私1人という状況で、どう対応すれば良いかわからず戸惑っていたところ、通りがかった循環器内科の先生がすぐに対応してくださり、とても頼もしく感じたんです。もう一つは、救命救急でのことです。息苦しさを訴える患者さんが搬送されてきたのですが、紹介状を見たところ、開業医の先生が身体診察と心電図、超音波エコー検査の所見だけで「重度の肺塞栓症」と診断していました。「限られた設備の中でここまでできるのか」と感銘を受け、自分もそんなふうに、迅速で適切な診断ができる医師をめざしたいと思いました。

こちらに開業するまでの経緯を教えてください。

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科2

大学卒業後は一貫して大学病院に勤務し、およそ15年にわたって臨床と研究に携わってきました。日本大学医学部の循環器内科学で准教授を務め、日本大学医学部附属板橋病院では生理機能検査室の心エコー室で室長にもなり、多くの経験を積ませていただきました。さまざまな臨床研究や現場での経験を積み、経験、能力、知見が身についたと感じた頃から、「自分も両親のように地域医療に貢献したい」「大学で学んだことを地域の方々の健康に役立てたい」と考えるようになりました。そんなとき、縁があってこちらの医療モールで開業のお話をいただいたんです。それまでは、この地域のことはほとんど知らなかったのですが。一目見て「きれいな場所だな」と感じ、開業を決めました。

動悸・息切れの陰に隠れた心不全を、見逃さないために

クリニックの強みを教えてください。

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科3

一般内科を幅広く、そして循環器内科は専門的に診ているという点が、クリニックの強みだと思います。特に私は、超音波エコー検査を活用した診察・診断を得意としており、そのメリットを最大限に生かした診療を行っています。心臓の疾患にはさまざまなものがありますが、診察や心電図だけでは得られる情報に限りがあります。超音波エコー検査を使うことで、心臓の機能や形態はもちろんのこと、血流の状態や心臓に負担がかかっていないかなど、多くの情報を把握することができます。細かな異変も見つけやすいため、特に初期の心臓弁膜症や軽度の心不全など、診察だけではわかりにくい早期の病変の発見につながり、より早く対応できるのが大きなメリットです。

患者さんの年齢層と、よくご相談いただく内容を教えていただけますか?

幅広い疾患、幅広い年代の方に来ていただいています。循環器内科という特性上、大学病院ではご高齢の患者さんを診ることが多かったのですが、こちらは住宅街にありファミリー層が多い地域ということもあって、比較的若い世代の方も多く受診されています。開業から1年がたち、最近は年齢層が高い方も増えてきていて、心不全などの循環器疾患をお持ちの方もいらっしゃるようになりました。ご家族で通ってくださる方や受診された方がご家族をご紹介くださることも多いですね。内科には発熱や高血圧症・脂質異常症といった生活習慣病の相談に加え、職場の健康診断や人間ドックで異常を指摘された方もいらっしゃいますし、循環器内科では動悸や息切れ、むくみといった症状にも対応しています。病気をより早い段階で見つけて対応したいと思っていますので、ちょっとした不調や不安でも気軽に相談していただけるとうれしいですね。

動悸・息切れの外来を開設されたと伺いました。

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科4

はい。動悸や息切れの背景には、貧血や甲状腺の異常といった一般内科のような疾患から、不整脈・心不全といった循環器疾患まで、さまざまな疾患が隠れている可能性があります。特に近年注目されているのが「HFpEF」と呼ばれる、“左室駆出率の保たれた心不全”です。エックス線では異常が出づらく診断がつきにくいため、年齢のせいと見落とされることも少なくありません。早期に診断・治療を開始することで心不全の進行を防ぐことができると、世界的にも重要視されています。大学病院勤務時代、HFpEFの早期診断をテーマとした臨床研究に取り組んできました。この経験を地域の患者さんのために生かしたいと考え、外来を開設しました。以前に循環器科を受診して問題なかったと言われた場合でも、心エコーや血液検査をしっかり診るとHFpEFが見つかる場合があります。動悸や息切れの症状が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。

地域のかかりつけ医として、循環器の専門診療を身近に

新たに自由診療の検診コースも始められたそうですね。

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科5

通常の健康診断ではなかなか含まれない、血管や心臓の状態を確認するための検診コースです。動脈硬化や血管年齢が気になる方、健康診断では特に異常を指摘されていないけれど少し気になるという方を対象としています。コースによっては心臓の超音波検査まで行うものもあるので、心臓の状態が気になる方にも適しています。今の血管や心臓の状況を一度確認しておくことには意義があると思います。症状がないうちから状態を把握しておくことが、その後の健康管理につながります。

クリニックの雰囲気がとても良いですね。

窓が大きくて明るく、開放感のあるこの建物と、何よりスタッフの存在がクリニックの雰囲気の良さにつながっていると思います。私の他に、看護師3人、受付3人が勤務していますが、皆にこやかで温かく、優しい対応をしてくれます。私自身も丁寧な診療を心がけていますが、スタッフは私が気づかないような細かな配慮までしてくれていて、本当に助けられています。例えば、小さなお子さんを連れて受診された患者さんがいると、子どもが飽きないように絵本を渡すなどの工夫をしてくれていて、そのおかげで私は診療に集中できます。受付スタッフの優しさや明るさ、看護師の細かなケアや心づかいにはいつも感謝しています。実際に「小さな子どもと一緒に来院しても安心できる」といったお声をいただくこともあり、とてもうれしく思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

齋藤佑記院長 戸塚安行駅前内科6

今後の展望として、3つのことを大切にしながら診療を続けていきたいと思っています。1つ目は、発熱や風邪症状といった軽い症状の方もお気軽に受診いただきたいということです。少しの体調の変化の裏に病気が隠れていることもありますので、気になることがあればぜひご相談ください。2つ目は、地域の中核病院との連携です。重い病態や緊急性が疑われる場合は迅速にご紹介します。また、大型病院での治療を終えて病状が安定した方の継続フォローも行っています。3つ目は、循環器系の専門的な診療です。動悸や息切れ、むくみといった症状から心不全や心臓弁膜症の早期診断まで、循環器専門医・超音波専門医として対応しています。気になる症状がある方は、ぜひ一度受診いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

血管や心臓の状態を確認するための検診コース/4400円~