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菅原 一朗 院長の独自取材記事

荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック

(荒川区/西日暮里駅)

最終更新日:2025/07/28

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック main

西日暮里駅から徒歩1分、階下は大型ファストフード店という立地にある「荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック」。5月に開業したばかりの真新しい院内で迎えてくれた菅原一朗院長は、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターなどで消化器内視鏡の研鑽を積んだドクター。先進機器を緻密なテクニックで操作し、スピーディーかつ精密な確認を併せ持つ検査を得意とする。温かな人柄を慕う患者も多く、気取りなく相手の話に耳を傾け、誰に対しても誠実に言葉を返す。内視鏡検査は胃がんや大腸がんを早期発見に役立つ検査だが、受けてもらわなければ始まらない。下町でどう予防医療への意識を高めていくか、未来に向けた思いなどを聞いた。

(取材日2025年5月24日)

ゆったりとした院内でストレスフリーな内視鏡検査

駅から近い広々としたクリニックですね。

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック1

どなたでも気軽に足を運べて「また来よう」と思っていただくためにも、ターミナル駅からすぐで十分な広さがあるという条件は譲れませんでした。内視鏡検査は食道がん、胃がん、大腸がんの早期発見に有用な検査ですが、そのメリットを最大限に生かすには定期的な検査が必須です。窓に大きな胃と腸のアイコンを掲げたのはスタッフのアイデアなのですが「あそこで内視鏡検査ができるようになったんだな」と、通勤やお買い物などの合間に気づいてもらえたらと思っています。120坪という広さを確保できたので、患者さんもスタッフもすれ違うときに遠慮し合うこともありません。大腸内視鏡検査では下剤を服用するのでトイレも7つ設けました。検査着になった後で外来の患者さんと隣り合って気まずい思いをしないよう、専用の中待合室も設けています。

こちらで行っている内視鏡検査の特色を教えてください。

初めての方、どこかで嫌な経験をして足が遠ざかっている方でも安心して内視鏡検査を受けていただけるよう、つらさや苦しさを最小限にする工夫を重ねているのが特色です。検査は基本的に鎮静下で行っており、体重・不安度・お酒の強さなどをお聞きして、鎮静剤の量はきめ細かく調整します。下剤は家で服用する方が多いのですが、心配な方が院内でも飲めるように、専用トイレがすぐ近くにある半個室も3つ造りました。検査後は鎮静からしっかりと目覚めるまで休んでいただくリカバリールームには、検査を受けたベッドに横たわったまま移動できるようにしています。半覚醒状態で椅子に移ってもらうなどすると、腰を痛めてしまうこともありますからね。

どのようなときに内視鏡検査を受けた方が良いのでしょうか。

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック2

胃の内視鏡検査については、胃の痛み、吐き気、胃もたれ、げっぷが増えたなどの症状やピロリ菌感染を指摘された方は早急に検査を検討したほうがいいと思います。大腸内視鏡検査については、便潜血検査で陽性と指摘された方にはできるだけ早く検査を受けていただきたいです。下痢が続く、便秘が続くといった方も検査を検討した方がいいかもしれませんね。地域的にも胃がん検診の受診率も低いと聞いているので、ぜひこんな症状があったら受けに来てほしいですね。ありがたいことに一度来られた方のご家族が、「私も」と希望してきてくださったりもしているので、徐々に内視鏡検査の重要性が広がっていくとうれしいですね。

エキスパートたちと切磋琢磨し習得した技術を地域還元

開業までの道のりを教えていただけますか?

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック3

医学を志したのは高校時代に医学部をめざす同級生が多く刺激されたのがきっかけでした。愛媛大学卒業後、荻窪病院で初期研修を受け「医師ならではの手技を習得したい」と外科も考えましたが、オペ室の閉塞感が苦手で……。そんな中で出会ったのが消化器内視鏡です。検査だけではなく患部を切除する外科的処置ができる点にも興味を抱きました。大腸がんや胃がんは日本人の死因上位に常にランクインしていますが、内視鏡検査で早期に発見できれば、命を落とす人を減らすことにもつながるという点に何よりも心惹かれました。今でもそれは変わりません。そして医師になって3年目に内視鏡検査で豊富な実績を持つ東京慈恵会医科大学附属病院の消化器肝臓内科に入局したのですが、そこでは多く刺激的な出会いが待っていました。

大学病院で消化器内視鏡の研鑽を積まれたのですね。

消化器内視鏡を極めるには生来の器用さもある程度必要ですが、それ以上に重要なのがトレーニングです。東京慈恵会医科大学の内視鏡部門には技術も知識も豊富な先生が多く、その先生方に追いつきたいと毎日必死に内視鏡のトレーニングに励みました。最終的には内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)と呼ばれる繊細な技術が必要な難易度の高い検査を任せていただけるようになりました。また、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターでは数多くの救急対応もしました。「大腸からの出血が止まらず、画面が血まみれで怖くて内視鏡を入れられない」と患者さんが送られてくることがあっても、動じることなく検査し、出血している憩室を突き止めた、ということもありましたね。

なぜ、大学病院を離れ地域医療に携わろうと決意したのですか?

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック4

大学病院とその関連病院に15年間勤務し、自分自身のスキル向上だけではなく後輩の指導にもあたる日々にはやりがいもありました。一方、お世話になった先輩方が地域で開業するようになり、お手伝いする機会も増え、大学病院とはまた違った一面を知るようになりました。これまで培ってきた高い技術を地域の方々に惜しみなく提供し、患者さん一人ひとりとしっかりと向き合う姿を目の当たりにして、自分もそうありたいと考えるようになったんです。大学病院では「がんをもっと早くに見つけられていれば」と悔しい経験もたくさんしました。だからこそ、プライマリケアの前線に立って、一つでも多くの命を救いたいと思っています。

城北地区で胃がん・大腸がんで亡くなる人をゼロに

患者さんに接するとき何を大切にしていますか?

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック5

私一人ではなくスタッフがチームになって患者さんを支えることを大切にしています。例えば、看護師は内視鏡検査に臨む患者さんに声をかけたり背中をさすったりするようにしています。私自身、内視鏡検査を受けたときに、そういった一つ一つに勇気づけられ、苦痛が和らいだ経験から、疎かにはできないと考えるようになりました。また、第1・第3木曜は大学病院から超音波専門の先生を招き、超音波検査を行っています。私も腹部エコーは行いますが、頸動脈エコーや甲状腺エコーなどはプロフェッショナルに任せたほうがより安心ですからね。昔からの付き合いのスタッフも多く、開業準備も力を合わせてやり抜きました。これからも、患者さんのためにもっとできることはないか、全員で考えていきたいです。

今後の展望についてお聞かせください。

早期発見・早期治療のためには、健康意識が高い層だけではなく、医療を敬遠しているような層にリーチしなければいけないと思っています。めざしているのは、病院嫌いの方でも「ちょっと行ってみるか」となるようなクリニックです。今年度からは区の検診でも自己負担金を出せば鎮静剤を使えるようになったので、この機会にぜひ検討してほしいです。また、高度医療が必要なケースに備え、東京慈恵会医科大学附属病院と東京慈恵会医科大学葛飾医療センターとはすでに提携していますが、そのほかの近隣の病院とも連携を強化するための準備を進めています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

菅原一朗院長 荒川西日暮里駅前すがわら消化器内科・内視鏡クリニック6

思い立ったら内視鏡検査を受けていただけるよう、火曜・祝日だけを休診とし土日も診療しています。平日早朝の検査、胃と大腸の同日検査などへの対応も可能です。内視鏡検査は大きな病院でもできますが、担当医を指名したい、エキスパートに検査してほしいという希望があるならば、クリニックを訪ねたほうがよいかもしれません。当院では大学病院にも劣らない先進機種を導入し、これまで積み上げてきた知識と技術を総動員して内視鏡検査にあたっています。風邪、発熱、生活習慣病などの一般内科診療もしているので、まずは「どんな病院かな?」と気軽に足を運んでいただけたらうれしいです。

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