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病院とクリニックの強みを生かした
継続的な医療連携

たまる循環器内科・静脈瘤クリニック

(西宮市/門戸厄神駅)

最終更新日:2026/07/07

たまる循環器内科・静脈瘤クリニック 病院とクリニックの強みを生かした 継続的な医療連携 たまる循環器内科・静脈瘤クリニック 病院とクリニックの強みを生かした 継続的な医療連携

循環器疾患は対応の遅れが患者の生命予後に大きく影響することも少なくない。そのため、地域のクリニックと基幹病院、さらにはクリニック同士が密に連携し、それぞれの役割を果たすことが重要になる。2025年5月に開院した「たまる循環器内科・静脈瘤クリニック」は、循環器疾患や生活習慣病、下肢静脈瘤の診療に幅広く対応する循環器専門クリニックだ。院長の田丸裕人先生は、長年にわたり循環器領域の急性期医療に携わってきた経験を持ち、地域医療と高度医療をつなぐ架け橋としての役割を担う。今回は、地域に密着したクリニックの視点から、病診連携・診診連携の意義や、地域医療における専門クリニックの役割について聞いた。

(取材日2026年6月10日)

急性期医療で培った経験と知見を生かし、地域と病院をつなぐ循環器医療の架け橋に

Q診療において特に⼒を⼊れている疾患、領域を教えてください。
A
たまる循環器内科・静脈瘤クリニック 心疾患をはじめ血管疾患まで幅広く対応している同院

▲心疾患をはじめ血管疾患まで幅広く対応している同院

当院は「心臓と血管のかかりつけ医」を掲げ、循環器内科を専門に診療しています。狭心症や心不全、不整脈といった心疾患をはじめ、閉塞性動脈硬化症や下肢静脈瘤などの血管疾患まで幅広く対応しています。さらに、それらと密接に関わる高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の診療にも力を入れています。循環器疾患や生活習慣病について、早期発見から治療、再発予防まで各ステージに応じた医療を提供したいと考えています。また、下肢静脈瘤については専門的に診療している医療機関がまだ少ないため、診断から治療、院内での手術、術後フォローまで一貫して対応しています。

Q病院と連携して診ている患者層を教えてください。
A
たまる循環器内科・静脈瘤クリニック 病院と連携しながら患者に適切な医療を提供したいと話す院長

▲病院と連携しながら患者に適切な医療を提供したいと話す院長

循環器疾患全般の診療を行っていますが、特に注力したいのは増加している心不全の患者さんですね。当院では日常診療を通じて体重や症状の変化を早期に捉えることを大切にしており、その上で外来での対応が難しい状態や入院が必要と判断した場合には速やかに基幹病院へ紹介しています。一方、基幹病院で急性期治療を終えて状態が安定した患者さんについては、地域のクリニックとして継続的にフォローしています。兵庫医科大学病院や兵庫県立西宮総合医療センター、西宮渡辺心臓脳・血管センターなどと連携しながら診療にあたっており、病院とクリニックがそれぞれの役割を担いながら長期的に患者さんを見守っていくことが理想的だと考えています。

Q診診連携を想定している疾患とその取り組みを教えてください。
A
たまる循環器内科・静脈瘤クリニック 循環器内科を標榜。診療科の枠を超えた相談にも乗っている

▲循環器内科を標榜。診療科の枠を超えた相談にも乗っている

循環器内科の専門性が明確でもあるため、循環器領域に関わる検査や治療については診療科の枠を超えてご相談をいただくことがあります。下肢静脈瘤に関しては診断から治療、手術まで一貫して当院で対応できる体制ですが、静脈瘤の皮膚病変で皮膚科にご紹介することがあります。また、基幹病院などでは受診や治療までに時間を要することもあるため、「できるだけ早く検査・治療を受けたい」という患者さんの受け皿として、地域医療の一端を担えているのではないかと思います。また、下肢静脈瘤の中には静脈そのものの異常ではなく、別の疾患が原因で発症するケースもあるので、症例によっては基幹病院や専門施設と連携しながら診療を進めています。

Q先生のご専門や、対応できる検査や処置を教えてください。
A
たまる循環器内科・静脈瘤クリニック エックス線撮影装置や超音波診断装置など院内設備が充実

▲エックス線撮影装置や超音波診断装置など院内設備が充実

院内にはエックス線や運動負荷心電図、超音波診断装置など循環器診療に必要な機器を幅広く備え、専門的な検査に対応。ホルター心電図も24時間タイプに加え7日間記録できる機器も導入しています。私は日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会循環器専門医の資格を有し、下肢静脈瘤血管内治療も専門としています。専門医としての知見を生かし、高血圧治療補助アプリの活用や高コレステロール血症に対する注射製剤治療にも対応しています。また、2025年の開業前までは循環器領域の急性期医療やカテーテル治療に携わってきたので、高度医療や先進の治療にも慣れ親しんだ上で地域医療に取り組んでいることも当院の特徴です。

Q日々の診療や医療機関との連携で大切にしていることは?
A
たまる循環器内科・静脈瘤クリニック 地域のクリニックとして患者の変化に素早く対応をしている

▲地域のクリニックとして患者の変化に素早く対応をしている

患者さんにとって身近で通いやすい地域のかかりつけ医でありながら、循環器専門医として質の高い医療を提供することを大切にしています。また、医療機関との連携では、紹介元・紹介先との円滑な意思疎通を重視しています。治療方針の共有不足による認識のずれが生じないよう、診療情報提供書など依頼内容を十分理解した上で診療にあたります。さらに必要に応じて返書や情報提供を行い、情報共有にも努めています。循環器疾患は迅速な判断や対応が求められる病気です。そのため、地域のクリニックとして患者さんの変化に素早く対応し、必要な時は速やかに病院へつなぐ。そんなフットワークの軽さと専門性の両立を大切にしていきたいですね。

ドクターからのメッセージ

田丸 裕人院長

循環器疾患は対応の遅れが命に関わることもあるため、「必要な時に、必要な医療へ速やかにつなぐ」というスピード感が重要です。そのため、普段は通いやすい地域のクリニックでこまやかな管理を受け、高度な治療が必要になった際は基幹病院の力を借りるなど、それぞれの医療機関の強みを生かしながら診療を受けられることが病診連携の大きな価値だと考えています。また、急性期治療を終えた後も継続的な管理が必要になることが多く、地域で専門的なフォローを受けられる環境には大きな意味があります。今後も循環器医療に深く携わってきた経験を生かし、病院と連携しながら患者さん一人ひとりに適切な医療を提供していきたいですね。