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耳鼻咽喉科で行う
睡眠時無呼吸症候群の治療

大阪なんばJUN耳鼻咽喉科

(大阪市浪速区/なんば駅)

最終更新日:2025/05/02

大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科で行う 睡眠時無呼吸症候群の治療 大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科で行う 睡眠時無呼吸症候群の治療
  • 保険診療

大きないびきとともに睡眠中に繰り返し呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群。中高年以降に多い病気として知られるが、ひどい鼻づまりや扁桃・アデノイドの肥大によって、若年層や子どもにも起こる可能性がある病気だ。難波にある「大阪なんばJUN耳鼻咽喉科」の伊賀順平院長は、睡眠時無呼吸症候群の原因となる鼻づまりに着目。耳鼻咽喉科の医師として治療や鼻の日帰り手術を提供するだけでなく、呼吸器内科や心療内科、歯科とも連携しながら、健康的な睡眠を取り戻すためのサポートを行っている。「大きないびきは単なる騒音の問題ではなく、体のどこかに問題が潜んでいるということ。重篤な合併症を引き起こす前に治療をスタートさせてほしいと思います」と話す伊賀院長に、耳鼻咽喉科で行う睡眠時無呼吸症候群の治療について詳しく話を聞いた。

(取材日2025年4月14日)

発見が難しい睡眠時無呼吸症候群。家族やパートナーにいびきを指摘されたら、気軽な気持ちで検査を

Qよく耳にする睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気ですか?
A
大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 丁寧な問診と説明の実施を心がけているという伊賀院長

▲丁寧な問診と説明の実施を心がけているという伊賀院長

睡眠時無呼吸症候群は、大きないびきとともに睡眠中に呼吸が繰り返し止まる病気です。10秒以上の無呼吸が一晩で30回以上、または1時間に5回以上認められる場合に確定され、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数によって軽症〜最重症まで重症度を診断。最重症になると1時間に40回以上無呼吸・低呼吸が起こるため、頻繁な中途覚醒が起きたり、ひどい寝汗をかいたりします。また、発症の仕組みや原因によっても分類され、肥満、扁桃・アデノイド肥大、小さな下顎、口呼吸が原因で気道がふさがる「気道閉塞型」、ストレスなどで脳の呼吸神経が正常に機能しない「脳の中枢型」、気道閉塞型と脳の中枢型が混在している「混合型」があります。

Q受診のタイミングはありますか?
A
大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 放置すれば重大な疾患につながることもある「いびき」

▲放置すれば重大な疾患につながることもある「いびき」

睡眠時無呼吸症候群は自覚しにくいため、多くの場合は同居家族からの指摘で気がつきます。いびきは騒音の問題だと捉えがちですが、放置すると心不全、不整脈、高血圧症、心筋梗塞、狭心症などの発症リスクが高まり、命に関わる場合もあります。時々かくいびきではなく、慢性的ないびきを指摘されている場合には、一度受診して検査を受けておくと安心です。また、睡眠時無呼吸症候群は中高年以降の病気だというイメージがありますが、子どもにも発症します。特にアデノイド肥大、扁桃肥大、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎があれば要注意。骨格の変形など成長に関わることもありますので、お子さんのいびきが気になる場合には早めに受診しましょう。

Q耳鼻咽喉科で診てもらうメリットを教えてください。
A
大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 鼻や喉の状態を総合的に判断し、診断を行うことができる

▲鼻や喉の状態を総合的に判断し、診断を行うことができる

耳鼻咽喉科では、鼻、喉の状態を詳しく評価することができるため、睡眠時無呼吸症候群の原因となる上気道の閉塞がどこで起こっているか、なぜ起こっているかを詳しく検査・診断した上で、治療に取りかかります。もちろん呼吸器科や一般内科でも治療はできますが、アデノイド肥大、扁桃肥大、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、鼻の穴を隔てている鼻中隔の湾曲が原因になっている場合には、耳鼻咽喉科での治療が欠かせません。いびきや無呼吸に悩み「どこを受診したらいいのだろう?」と迷ったときには、まず耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。当院では、必要があれば呼吸器内科や心療内科、歯科とも連携しながら治療を行います。

Q検査はどのように行いますか?
A
大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 痛みや負担も少なく、気軽に検査を受けることが可能である

▲痛みや負担も少なく、気軽に検査を受けることが可能である

検査はご自宅で実施できる簡易検査と精密検査があります。まず行う簡易検査では、鼻、胸、腹、指先にセンサーを装着し、鼻呼吸の状態、いびきの有無、胸やおなかの動き、血中酸素濃度、脈拍数、体位の変化を測定します。検査機器は自宅に郵送で届けられ、説明書通りに使用すれば特に難しいことはありません。もちろん痛みもないので、気楽に受けていただける検査だと思います。初診から検査結果が出るまでには、2〜3週間が必要です。精密検査はかつて入院でしか出来ない検査でしたが、当クリニックでは簡易検査と同様にご自宅で検査できます。

Qこちらでの治療の流れを教えてください。
A
大阪なんばJUN耳鼻咽喉科 患者もモニターで自身の状態を確認しながら治療が可能な同院

▲患者もモニターで自身の状態を確認しながら治療が可能な同院

まずは鼻咽喉用のファイバースコープやCTを使用して、鼻や喉を観察します。この時点で原因が特定できる場合には、原因に対する治療を行い、上気道の閉塞に解消をめざします。中等度〜重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群や肥満がある場合には、睡眠時にCPAP(シーパップ)と呼ばれる鼻のマスクを装着し、持続的に空気を送り込むCPAP療法を行います。ただし、不快感などが理由で上手に装置を装着できない人も多く、また、単に鼻がつまっている場合は適さないため、その場合は、鼻中隔の矯正など日帰り手術を検討することも。軽症の場合は、専用のマウスピースを装着する治療を行いますので、提携する歯科医院をご紹介いたします。

ドクターからのメッセージ

伊賀 順平院長

睡眠時無呼吸症候群は大きないびき、頻回な無呼吸による夜間覚醒、寝汗の多さによって発覚し、起床困難や熟睡感の欠如、集中力・注意力の低下や持続する倦怠感を引き起こします。「いびきくらいで受診なんて」と思われるかもしれませんが、耳鼻咽喉科医の目から見ると「慢性的ないびきは万病のもと」です。睡眠時無呼吸症候群の検査は特に痛みや難しいことは何もないので、一度受診して原因を確認することをお勧めします。根本的な改善をめざすのであれば、上気道の構造を整えるための手術を検討します。どんな治療・手術も不安がつきものだと思いますが、丁寧な説明を心がけていますので、まずはお気軽にご相談ください。

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