若生 翔 副院長の独自取材記事
いつもジェネラルクリニック 保谷院
(西東京市/保谷駅)
最終更新日:2026/06/16
保谷駅南口から徒歩1分、アクセスの良い立地にある「いつもジェネラルクリニック 保谷院」は内科、小児科、皮膚科、アレルギー科、外科と幅広く患者を診る、利便性の高いクリニック。土日祝日も含め毎日診療、月~木曜は夜9時まで診療と通いやすさに配慮した体制で患者を迎える。診療を担当するのは消化器内科を専門とする堀内健太朗院長と、脳神経内科を専門とする若生翔副院長。若生副院長は「高い専門性があるからこそ、患者さんの症状の原因をきちんと探り、適切な治療を提供できるのです」と話す。日本内科学会総合内科専門医、日本神経学会神経内科専門医の資格を有し、親しみやすい笑顔で来院者を迎える若生副院長に、クリニックの特徴などについて詳しく話を聞いた。
(取材日2026年5月15日)
さまざまな患者に幅広く医療を届けたい
若生先生が医師を志した経緯を教えてください。

僕の祖父母は中国残留孤児として中国で長く暮らし、僕自身も中国で生まれ育ちました。一家で日本に帰国したのは僕が高校生の頃です。僕はまだ若かったので、帰国してから日本語を覚えるのも早かったのですが、祖父母や親、その友人などには、日本の言葉があまり話せない人たちがいました。そうした人たちは当時、コミュニケーションができないからということが理由で、地域のお医者さんにきちんと診察してもらえないことも多かったんです。同じ保険料を払っているのに、同じように医療を受けられない場面をよく見ていました。僕がそのような外国出身の人たちも含めた幅広い患者さんを診てあげられる医師になろうと思ったのです。
医療の道に進まれて、脳神経内科をご専門にされましたが、その理由をお聞かせください。
もともとは消化器内科などにも興味を持っていたのですが、初期研修のローテーションで最初に配属されたのが脳神経内科だったんです。自分で選択した分野ではなかったですし、脳神経内科は細かくて難しいという印象がありましたが、認知症などを診ることができることもあって、興味が強くなっていきました。それから、僕自身の生まれが旧満洲国のあった地域で、ロシアに近くて寒い場所でした。僕の親戚も含めてお酒が大好きな人も多く、脳卒中や脳出血、脳梗塞になる人も多かったんですよ。そうしたことも、脳神経内科に関心を持つ理由の一つでした。
御院に務めるようになったきっかけは何だったのでしょうか?

初期研修を終えた後に大学病院で働いていると、僕の場合は、大学病院で専門性の高い診療を行っている限り、先ほどお話ししたような外国人の患者さんなどの幅広い方々に医療を届けることが難しいと感じていたんです。堀内院長は大学生時代からの知り合いでもあり、もともと慣れた間柄の関係ですし、法人の先生たちの雰囲気も良くて働きやすいと感じたので、このクリニックでたくさんの患者さんを診たいと思い、入職することにしました。
高い専門性があるからこそのクリニックの強み
若生先生から見て、御院の強みはどのようなところにありますか?

受診される患者さんには、一見わからないような病気が潜んでいることもあります。症状だけを見ると、ただの風邪のように思えても、実は他の感染症や肺炎などの疾患が隠れているかもしれない。それらを短時間で見極めて、患者さん一人ひとりにとって適した治療は何なのか、リスクを避けるにはどうしたらいいのかを判断する必要があります。当院の医師は、一般内科はもちろんですが、堀内院長は消化器内科を、僕は脳神経内科をそれぞれ専門にしているので、それらの専門分野に関わる症状や兆候も視野に入れながら、広く原因を探ることができます。それは当院の強みだと思います。
若生先生のご専門の脳神経内科に関わる症状としては、どのようなものがありますか?
例えば、頭痛というと片頭痛や緊張性頭痛などを思い浮かべる人が多いと思いますが、患者さんが訴えている頭痛の原因は、実は脳の血管障害かもしれないし、あるいは脳に腫瘍があるのかもしれません。ですから、単に痛み止めを処方すれば良いわけではなく、その奥にある原因を見極める専門性が重要です。勤務医時代、顔のしびれがあり時折よだれが流れてきてしまう症状を訴えた患者さんがおられました。その患者さんの場合、睡眠を取ると翌朝には症状が治まるとのことでしたから、仮に経験の少ない医師が診ていたら、単にストレスが原因だと判断していたかもしれません。しかし、症状を診て脳に疾患がある可能性を考え、念のためにMRI検査をしたところ、脳に腫瘍があることがわかったのです。このように、当院でも学んできた専門性を生かして適切な診断をすることで、多くの人を助けられればと思います。
患者さんを診察する際に心がけていることを教えてください。

患者さんの年齢や性別などを踏まえて、気を使って接することです。高齢の方であればゆっくり聞き取りやすい話し方を心がけたり、お子さんだったらできるだけ楽しく感じられるように接したり、また触診する際にいきなり触れるのではなく、一声かけて確認をするなど、患者さん一人ひとりを見ながら、心を込めて愛のある診療をして、信頼していただけるように努めています。近頃はお子さんたちの間でシールが流行っていますから、院長と一緒に買いに行って、シールをご用意しています。皆さんに少しでも通いやすいと思っていただけたらいいですね。
常に知識をアップデートし患者にベストな医療を
ところで、先生は休日には何をして過ごされていますか?

大学で非常勤講師を務めていて、大学病院の外来診療も行っているので、そちらでも忙しくしています。また、診療中に気になったことがあれば、夜に子どもが寝たあと、本や論文を読んで調べたりして、次回以降の診療に生かすようにしています。
お休みの日もそうした知識のアップデートが大切なのですね。
たくさんの患者さんを診察していると、珍しい病気が見つかることもありますから、調べることも増えていきます。それに、自分の専門分野であれば情報は自然に入ってきやすいものですが、専門ではない分野については普段は見えていないことも多いので、他分野の先生に聞いたり海外の論文を読んだりといった作業は欠かせません。医師になったら、永遠に勉強なのだなと実感しています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

スタッフの皆も優しくて仲がいいですし、僕自身もなじみやすい性格だと思いますので、地域の住民の方々に信頼していただけるクリニックになっていければと考えています。どのような症状かに関わらず、何か困ったことがあればまず一度、受診していただきたいですね。愛のある診療を心がけて、必要に応じて大学病院などの医療機関に適切にご紹介しますのでご安心ください。何よりも、その患者さんにとってベストな治療を追求していきます。まずはお気軽にご相談いただければと思います。

