浜橋 恒介 院長の独自取材記事
浜橋整形外科医院
(横浜市旭区/希望ヶ丘駅)
最終更新日:2026/05/07
希望ヶ丘駅から徒歩わずか30秒の「浜橋整形外科医院」。2025年4月に父から院長職を引き継いだ浜橋恒介院長は、東海大学医学部付属病院で23年間、膝関節外科を中心に研鑽を積んできた。「手術が必要な方には、僕が直接執刀することも可能です」と穏やかに語る。現在も週に1度は大学関連病院で手術を続け、クリニックでも術前術後の詳しい説明で患者の不安に寄り添う。さらに4月からは新たに導入したトレーニングマシンを活用し、運動療法に注力。「薬だけじゃなく、運動との併用で治療に取り組んでいます」と語る。40年続く地域密着医療の温かさと、高い専門性を兼ね備えた浜橋院長に、診療への想いを聞いた。
(取材日2025年9月24日/情報更新日2026年4月21日)
大学病院で培った専門性を身近なクリニックで
院長に就任されましたが、その経緯を教えてください。

2002年に医師となり、東海大学医学部付属病院で研修医時代を過ごし、そのまま母校の整形外科学教室に入局しました。ある程度経験を積んだら父のクリニックを継承しようと考えていましたが、大学でやらなければいけない仕事が次第に増えていきました。しかし父も年齢を重ね、そろそろ代わり時かなと思っていたこともあり、少しずつ継承の準備を進め、2025年4月に院長に就任しました。40年続く地域密着医療の良さを継続しながら、僕なりに新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。
現在も他の病院で手術を続けているそうですが、どのような体制ですか?
大学時代は主に膝の変形矯正手術や人工関節手術を多く手がけてきました。痛みのために歩行が不自由だった方から、「思いきって手術を受けて良かった」と言っていただけることに大きなやりがいを感じていました。現在は週1日ですが大学の関連病院である海老名総合病院で外来と手術を行っています。また不定期ですが東海大学八王子病院でも手術を行っています。開業医の仕事に加えて手術ができる場所があるので、より一層困っている人の役に立てると考えています。クリニックの患者さんでも手術が必要な方がいれば、僕が執刀することも可能です。手術の内容や術後のリハビリなどの詳しい説明もできるので、患者さんの不安を軽減できると思います。
クリニックの施設面での特徴を教えてください。

駅から徒歩30秒という立地は大きな強みです。駐車場も用意していて、足腰が不自由な方の送迎にも対応できます。エレベーターも完備しています。リハビリの設備やスペースが充実しているのも特徴だと思います。1階が診察室、2階と3階がリハビリ室になっています。2階は主に物理療法、3階は運動療法のスペースになっています。物理療法は機械を使った温熱療法やけん引療法が中心ですが、運動療法はセラピストが筋力トレーニング指導やマッサージを行っています。ちなみに当院に在籍している柔道整復師は僕の実弟で、連携を取りながら一緒に働いています。
運動療法と薬物療法の併用で診療
特に力を入れている運動療法について教えてください。

3階にトレーニングマシンを導入したのが2025年4月です。それ以降、運動療法に力を入れています。例えば変形性膝関節症の場合、ヒアルロン酸の関節注射に加えて大腿四頭筋を中心とした筋力トレーニングをしていただくことで治療効果の向上が期待できます。薬物療法と運動療法を併用することで、より良い医療を提供できると考えています。
どのような症状の患者さんが多く来院されますか?
やはり中高年の方が中心で、腰痛と膝痛の患者さんが圧倒的に多いですね。また近くに学校があるので、ケガをした学生さんも来院されます。最近は骨粗しょう症治療にも力を入れており、腰椎と大腿骨の2ヵ所の骨密度を測定できる新しい機器を導入し、より精密に診断できる体制を整えました。特に中高年の女性は骨粗しょう症のリスクが高いので、一度は検査を受けたほうがいいと思います。早期発見・治療が大切です。相談に来ていただければ、必要な検査や治療を提案できます。
診療で大切にしていることは何ですか?

なるべくわかりやすく説明して、納得いただいた上で、患者さんの思いや考えに沿った治療を提供していくことです。手術が必要と考えられる場合でも、どうしても嫌という方には無理強いはしません。その場合は別の方法を提案します。また、なるべくスタッフともコミュニケーションを取るようにしています。気づいたことや不満があれば遠慮なく言ってもらうようにして、改善していく。それが結果的にクリニック全体の質を上げ、患者さんのメリットにつながると思っています。
地域に根差し、何でも相談できる整形外科へ
ご家族で運営されていることのメリットはありますか?

理事長の父、柔道整復師の弟と、家族でやっているので何でも話せるのがいいですね。他人だったら言いにくいことも、気づいたことはどんどん言ってもらって、すぐに改善できる。患者さんの不満や不安を減らしていけるのは、家族経営ならではのメリットかもしれません。チーム医療を大切にしているのも特徴です。整形外科は医師だけじゃなく、リハビリに携わるスタッフも含めてみんなで患者さんを支える場所だと思っています。父が40年築いてきた地盤があるので、それをしっかり引き継いでいきたいです。
今後の展望について教えてください。
まだ先になりそうですが「標準型電子カルテ」という、政府が開発を推進している電子カルテシステムの導入を考えています。また院内の改修も少しずつ進めています。患者さんが落ち着いて気分良く受診できる環境を整えたいですね。治療面では、関節軟骨の再生医療に注目しています。ヒアルロン酸注射や手術に加えて、新たな治療方法となることを期待しています。当院でも将来的に導入を検討しており、治療の選択肢を増やすことができたらいいなと思っています。選択肢を増やすことで、多くの患者さんに希望を持ってもらえると考えています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

地域に根差して40年。前院長が築き上げた「気軽に何でも相談に来られるクリニック」という志を絶やすことなく継続していきたいです。運動療法に力を入れていますので、薬だけに頼らない治療も提案できます。ただ、これらの治療法には限界があるのも事実であり、中には手術が必要と考えられる方もいらっしゃいます。ですがいきなり大きな病院に行くのは、患者さんとしても大変ですよね。待ち時間も長いし、場合によっては1日がかりになってしまう。そこでまずは当院へ気軽に相談に来ていただければ、手術が必要かどうか、必要な場合はどんな手術になるか、術後はどうなるかなど、詳しく説明させていただきます。手術を受ける気持ちになられた際には提携している近隣の病院へ紹介もできますし、もしご希望があれば僕が執刀することもできます。とにかく何でも遠慮なく相談してください。

