小児歯科や一般歯科と連携した
包括的な矯正歯科治療
あざみ野長谷川歯科矯正歯科
(横浜市青葉区/あざみ野駅)
最終更新日:2025/04/15


- 自由診療
矯正歯科治療は、どこで受けるのが良いのだろうか。矯正専門のクリニックでは、抜歯が必要な場合や、矯正中に虫歯や歯肉炎ができた場合、ほかの一般歯科クリニックを受診しなければならないことが多い。一方、一般歯科クリニックで非常勤の矯正専門の歯科医師が治療を行う場合は、診療日が限られており、装置のトラブルなどに速やかに対応できないこともある。そんな問題の解決に向けて取り組んでいるのが、矯正専門の歯科医師と一般歯科医師が常駐し、連携して総合的な歯科診療を行う「あざみ野長谷川歯科矯正歯科」だ。小児歯科の専門家も在籍し、子どもの成長に合わせた小児矯正にも力を入れているという。異なる専門性を持つ歯科医師の連携による包括的な矯正歯科治療について、矯正歯科を担当する尾崎博弥副院長に聞いた。
(取材日2025年3月13日)
目次
通院しやすい環境で、治療中の虫歯にもワンストップで対応。小児歯科とも連携した包括的な矯正治療とは?
- Qこちらのクリニックの矯正について教えてください。
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A
▲大学病院やさまざまな歯科医院で研鑽を積んできた尾崎副院長
成人矯正では、歯にワイヤーとブラケットを装着して歯を動かしていく表側矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、前歯などの気になる部分だけを整える部分矯正などに対応しています。表側矯正では目立ちにくい透明や白い素材を使っています。小児矯正では5歳〜12歳のお子さんを対象に将来の歯並びを整える準備をする第一期治療と、中学生ぐらいからの永久歯が生えそろった後の第二期治療を行います。第一期治療では、顎の成長をコントロールして永久歯が正しく生えるスペースを確保し、上下の顎の位置のずれの改善を図ります。お子さんによっては、第一期治療前に、口腔筋のバランスを整えるトレーニングを行うこともあります。
- Q成人矯正では、どのように治療方法を決めるのですか?
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A
▲患者の生活背景に合わせた矯正を提案する
まず、患者さんの歯並びや噛み合わせの確認と、さまざまな精密検査の結果をもとに、患者さんの希望もお聞きしながら一人ひとりに合わせた矯正計画を立案していきます。一般的に、歯の移動量が多い場合はワイヤーとブラケットを用いた表側矯正、歯の移動量が少ない場合はマウスピース型装置を用いた矯正が適しています。また、マウスピース型装置を用いた矯正は、食事や歯磨きの際には自分で取り外しを行い、1日20時間以上きちんと装着する自己管理が必要です。自分で管理していくのは難しそうという方には、表側矯正のほうが向いているでしょう。ですから、患者さんの性格や生活習慣にも配慮しながら、よく相談して治療法を決めていきます。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正の流れについて教えてください。
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A
▲骨格から把握するために、精密検査を実施
カウンセリングでは歯並びの悩みや歯列矯正に対する希望を聞き、今後の流れや期間、費用の目安を説明します。次に歯や顎の状態を正確に確認するため歯科用CTやセファロ(頭部エックス線規格写真)、パノラマエックス線撮影、歯型採りや口腔内写真の撮影を行います。これらの結果から確定診断、方針の決定、シミュレーションを経てマウスピース型装置を作製。完成後、患者さんにお渡しします。矯正開始後は2週間に1回のペースで新しい装置に交換しながら、1日20時間以上装着していただきます。矯正中は1〜3ヵ月に1回のペースで通院してもらい、すべてのマウスピース型装置を使い終わったら、矯正後の歯を安定させる保定を行います。
- Q小児矯正を始めるタイミングやメリットについて教えてください。
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A
▲歯が生え始めたら、一度相談を
個人差がありますが、小児矯正を始めるのに適した時期は、一般に6歳臼歯といわれる大人の歯が生え始める6、7歳ぐらいです。明らかに骨のずれがある場合や、顕著な受け口の場合は、3、4歳で相談してもらい、成長を見ながら適切な時期を探ります。小児矯正のメリットは、成長期に顎の骨の大きさや位置を整えることができれば、将来的に歯を抜かなくてもすべての歯がきれいに並ぶ可能性が高まることです。適切な装置を用いて成長をサポートすることで、顎の大きさや位置をコントロールし、将来の歯並びの土台をつくることができ、第二期治療が不要となったり、比較的簡単な矯正で対応できたりすることが期待できます。
- Qこちらでの矯正歯科の特徴や強みを教えてください。
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A
▲各分野の専門の歯科医師がいるため、幅広い歯科治療が可能
エックス線、セファロ、歯科用CT、光学印象3Dスキャナーなど矯正に必要な設備が整い精密な診査診断ができることと、一般歯科医師、小児歯科医師も在籍していますから、連携して対応できることです。例えば、矯正期間中に虫歯や歯肉炎ができてしまった場合もすぐに対応できますし、矯正後のかぶせ物の調整なども連携して行います。逆に、インプラント治療を行う際に、隣の歯が少し倒れているという場合などに、矯正治療で歯を起こすよう図るような治療も行えます。特に、お子さんの場合は、小児歯科の先生と連携して、口腔や精神面の成長を見守り、適切な時期に矯正治療を始めることができるのが大きな特徴になると思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは成人矯正/99万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、部分矯正(範囲によって変動あり)/33万円~、小児矯正(第一期)/49万5000円~、小児矯正(第二期)/49万5000円~ ※症例によって異なるため、詳細はクリニックまで問い合わせください。
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。