長谷川 智啓 院長、尾崎 博弥 副院長の独自取材記事
あざみ野長谷川歯科矯正歯科
(横浜市青葉区/あざみ野駅)
最終更新日:2025/04/14

東京都出身で工学部から歯科の道に転身し「あざみ野長谷川歯科矯正歯科」を開業した長谷川智啓院長。長崎県出身で矯正歯科の専門家として歩んできた尾崎博弥副院長。長崎大学歯学部に接点があった2人は、偶然にも神奈川県の歯科医院で再会。同じタイミングで開業を考えていたことから、同院の誕生へとつながったという。長谷川院長の妻・長谷川実華子先生も加わり、異なる専門性を持つ歯科医師が連携した包括的な診療をめざす。精密な歯科治療のための設備を整え、「まずは矯正を軸に、新しいビジネスモデルの歯科クリニックをめざす」と意欲的な長谷川院長と、「一般歯科や小児矯正とも連携して口腔全体の包括的な診療を実現したい」という尾崎副院長に話を聞いた。
(取材日2025年3月13日)
幅広い年代の多様な悩みに対応する包括的な歯科診療
こちらは一般歯科と矯正歯科の診療を行われているのですね。

【長谷川院長】そうです。一番の特徴は、異なる専門性を持つ歯科医師による総合的な診療です。尾崎副院長の矯正歯科、長谷川実華子先生の保存修復に加え、小児歯科の専門家による診療日も設けて小児歯科にも注力しています。スタッフも、私とも尾崎副院長とも同僚だった歯科衛生士をはじめ、信頼できるメンバーがそろい、歯科医師とあうんの呼吸でサポートしてくれています。
診療面にはどのような特徴がありますか。
【尾崎副院長】精密な診査診断で適切な治療をご提案することを心がけており、エックス線やセファロ(頭部エックス線規格写真)の撮影装置、歯科用CT、光学印象、3Dスキャナー、デジタル顕微鏡など先進の機器を導入しています。待合室も広く、ベビーカーや車いすのまま診療室やトイレに移動できますし、お子さんと親御さんが一緒に診察室に入って治療を受けていただくこともできます。小さいお子さん連れから高齢の方まで、安心して気軽に来ていただけると思います。土日や祝日も診療しており、平日は早朝から診療していますので、忙しい方にも来ていただきやすいかなと思います。
先生方のプロフィールを聞かせてください。

【長谷川院長】私は東京出身で、法政大学理工学部を卒業して大学院に進んだのですが、思うところがあり、改めて医療の道を志して長崎大学歯学部に入り直しました。特に歯科に縁があったわけではないのですが、国家資格が取れて、将来独立もできると考えたのです。歯学部卒業後は関東に戻って、いくつかの歯科医院に勤務していました。
【尾崎副院長】私は、子どもの頃に矯正を受けた経験があり、矯正歯科に興味があったことから、長崎大学歯学部に進みました。同大学院を経て、長崎大学病院にて勤務いたしました。その後、ご縁があり神奈川歯科大学に入職しました。長崎県と首都圏では環境もまったく違いますし、働く人のライフスタイルも異なり、歯科の診療時間も違うことに当初は驚きました。今は、視野も広がり、こちらに出てきて良かったかなと思っています。
開業のきっかけを教えてください。
【長谷川院長】年齢は私のほうが上ですが、歯学生の時に、尾崎先生の講義を受けたことがあり、面識はありました。そして、私が勤務していた神奈川県の歯科医院で、偶然、非常勤としての尾崎先生と再会したのです。その後、私が開業を考えていた頃に、尾崎先生も人生の岐路にあることを知り、一緒に開業しませんかと声をかけました。尾崎先生の仕事ぶりを見て、診断や説明、臨床の能力と、患者さんに対する誠実な対応、患者さんに応じて適切な方法論を提案していく姿勢がすばらしいと感じていたので、ぜひ、一緒に仕事をしたいと思ったのです。
【尾崎副院長】ちょうど私も開業を考えていた頃で、長谷川院長とは数年間、ともに診療に携わり、人柄や診療スタイルなどもわかっていましたから、喜んでお受けしました。
一般歯科、小児歯科とも連携した、質に配慮した矯正
矯正についてはどのような特徴がありますか。

【尾崎副院長】小児矯正では幼稚園児や小学生ぐらいから始める矯正と、その前の段階の口腔や口腔機能の発達をサポートする方法、成人矯正ではワイヤーを使った矯正、マウスピース型装置を用いた矯正に対応でき、マウスピース型装置とワイヤーを組み合わせて対応することもできます。一般歯科と連携した矯正も特徴で、矯正中の虫歯や歯肉炎などにもすぐに対応できますし、矯正後のかぶせ物を作り直すことなど、包括的な治療が可能です。インプラント治療の際、傾いて邪魔になっている隣の歯を起こすための治療なども手がけています。将来的には、口腔外科と連携する保険適応の矯正にも対応したいと考えています。
小児矯正についても教えてください。
【尾崎副院長】子どもの成長は個人差も大きいので、小児歯科の先生と連携して虫歯の治療や予防、口腔機能のトレーニングなどを行いながら成長を見守り、矯正を始めるのに適切なタイミングを見極めていきます。大人になってからの矯正を避けたり簡単なものにするためには、早い段階から適切な小児矯正を始めることが有用です。骨を誘導したり、骨格的なずれを治療したり、成長期にしかできないものもありますから、お子さんの歯並びが気になる場合は、早めに相談していただきたいですね。
矯正歯科の立場から、気になることなどがありますか。

【尾崎副院長】顎が小さくて歯が並びきらない人が増えている気はします。小さいうちからの顎や口腔機能の成長を誘導するような治療、早期の矯正が必要となりお勧めする患者さんが増えているのは事実ですね。また、私は大学病院に長く在籍していましたが、専門が細分化されていて、「矯正歯科ではここまでしか対応できない」ともどかしく思うことも少なくありませんでした。その一方で、各分野の専門家が連携しないと対応できない複雑な症例が増えている印象もあります。矯正歯科と一般歯科、小児歯科、口腔外科などの連携が必要と強く感じています。
地域のニーズに対応し、歯科医療全体の向上をめざす
診療の際、大切にされているのはどのような点ですか。

【長谷川院長】まずはしっかりと診査診断を行い、納得していただけるように説明して、患者さんの今後の人生において有用な情報という形で返すことをコンセプトにしています。そのために、エックス線撮影装置、口腔内カメラ、拡大鏡、口腔内スキャナーなど画像系の設備をそろえて精密な診査診断を行い、患者さんに目で見ていただき、納得して同意をいただいてから治療することを心がけています。
【尾崎副院長】心がけていることは、最初に的確な診断を行い無理のない治療計画を立てることとですね。矯正にとどまらず、他の歯科医師の先生とも連携して総合的に診ることです。長谷川院長も私も、ほとんどの患者さんのエックス線画像をそれぞれの立場からチェックして、情報交換を行っています。また患者さんのご希望を聞きつつ、一番適した治療をご提案して治療を進めていくことも大切にしています。
今後に向けての展望を聞かせてください。
【長谷川院長】あざみ野エリアはとても歯科医院が多いのですが、他の歯科医院と競争するのではなく、既存の歯科では対応していなかったニーズに応えていく新しいビジネスモデルを確立したいと考えています。当院が加わったことによって、地域の歯科医療全体の質を上げていきたいのです。まずは、尾崎先生の矯正と、矯正・一般歯科・小児歯科が連携した治療を打ち出していきたいと考えています。
【尾崎副院長】小児歯科の先生との連携も含めて、矯正だけでなく、虫歯や歯周病の治療、審美歯科やインプラントまで患者さんを包括的に診ていく治療を充実させたいと考えています。そして、地域の歯科医院とも情報交換をしながら、包括的な診療を広げていきたいですね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【長谷川院長】当院は、赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い世代の口腔の健康を支えることを診療理念に、どの年代の方も安心して通院できる環境を整えました。また異なる専門分野の歯科医師が在籍し、当院で完結できる総合的な歯科治療をご提供できるように努めています。お口のことに関して、なんでも気軽にご相談ください。
【尾崎副院長】さまざまな検査機器も駆使して、しっかり診査診断を行い、じっくり話し合い、そこからの治療を心がけています。矯正についても、「こんなふうになりたい」「ここまで矯正したい」というご希望に沿って、幅広く対応できると思います。まずは一度、来院し、ご相談いただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは成人矯正/99万円~、小児矯正/49万5000円~、インプラント治療/33万円~、セラミックインレー/6万6000円~、セラミッククラウン/13万2000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。