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新 健太郎 院長の独自取材記事

市川未来クリニック

(市川市/市川真間駅)

最終更新日:2025/03/10

新健太郎院長 市川未来クリニック main

市川駅、市川真間駅から徒歩圏内。マンションや商業施設が隣接する地域に建つビルの3階に「市川未来クリニック」がある。院長の新健太郎 (あたらし・けんたろう)先生は、「患者さんの健康に関して自分が責任をもって伴走したい、一人ひとりと向き合いたい」という思いから2024年12月に当院を開業した。院内は、ベージュやパステルブルーなどのやわらかな色合いで、シンプルで清潔感がある。待合室に入るとマスコット的なロボットが出迎えてくれて、目が合ったり声をかけたりすると、鳴き声や身ぶりなどで反応してくれる。診察を待っている患者の緊張を和らげたいという新院長の配慮だ。正しい医療を追及・提供し、患者を元気にしたいと話す新院長に、循環器内科の医師をめざした理由や、診療への思いを聞いた。(取材日2025年1月16日)

(取材日2025年1月16日)

患者の健康に関する良き伴走者として質の高い医療を

クリニックを開業した経緯について教えてください。

新健太郎院長 市川未来クリニック1

自分自身が全ての患者さんに対して責任を持ち、向き合っていける診療体制をつくりたいと考えるようになり、開業を決意しました。この地域にはお子さんからご高齢の方まで幅広い層の方が暮らしています。そうした皆さんが、正しい医療を受けたり、健康的な日常生活を送れるよう、病気の予防にまで貢献できる診療を提供したいと思い、この場所で開業することを決めました。

内科の中でも循環器内科の医師をめざしたのはなぜですか?

循環器内科を選んだのは、患者さんの容体が急変した場合もしっかり対応できるような診療科を学びたいと考えたからです。また、急性期の治療を数多く経験するうちに、そこに至る前の生活改善や内科的加療の重要性を感じ、早期の段階から介入することで重症化の防止につなげていきたいと考えました。そうした予防的な医療に取り組み、患者さんの健康を支えていきたいと考えています。また、もともと人とのコミュニケーションを大事にしたいという気持ちがあり、病気だけを診るのではなく、生活背景や仕事なども考慮した診療で患者さんを支えたいと思っていました。関わる患者さん皆さんが元気になれるように日々の診療に努めていきたいです。

診療の際に大切にしていることを教えてください。

新健太郎院長 市川未来クリニック2

常に患者さんの立場で考えてみるということです。患者さんによって、性格や考え方はさまざまです。通り一遍の診療をするのではなく、「この方は何を望んでいるのかな」と考えながら、お一人お一人が納得して治療を受けていただけるよう心がけています。ですから、こちら側から治療を無理に押し付けるようなことはありません。時には、患者さんの考え方が医療的な見解と大きく異なる場合もありますが、十分な時間をかけて丁寧に説明しています。例えば、患者さん自身が体調不良を感じていても、検査の結果、特に異常が見つからないことも珍しくありません。胸の痛みを訴えて来院された場合でも心臓には問題がなく、ストレスや精神的な要因だったということも大いに考えられます。そうした場合は検査結果を示しながら丁寧に説明し、安心して帰っていただけるように心がけています。

病気の早期発見や重症化を防ぐ予防医療に注力

どのような診療に力を入れているのでしょうか。

新健太郎院長 市川未来クリニック3

予防医療です。一般的な外来診療クリニックでは、入院治療や特別な手術を行うことはできないことが多いです。また、重篤な患者さんへの対応が難しいケースもあります。しかし、病気の早期発見のため、そして症状が重症化しないために予防的な措置を行うことは可能です。例えば、生活習慣病を放置すると動脈硬化をはじめとする血管の病気を引き起こし、将来的に脳卒中・狭心症・心筋梗塞といった重大な疾患につながる恐れがあります。そうしたリスクを防ぐために、患者さん自身が前向きに取り組めるようにサポートしながら、治療を進めていくことが大切です。処方する薬についても本当に必要なものを選び、運動や食事などに関するアドバイスもしながら、「一緒に頑張っていきましょう」という姿勢で診療にあたっています。

ウェブ上での問診にも対応しているとお聞きしました。

患者さんがスムーズに診療を受けられるように、ウェブでの予約や事前問診にも対応しています。これらを活用していただくことで、例えば発熱の症状がある患者さんの場合、院内での滞在時間の短縮ができたり、院内感染の予防などにもつながります。もちろん、発熱以外の場合でも利用可能です。また、再診の患者さんに限りますが、医師が診療可能と判断した場合にはオンライン診療も受けつけています。例えば、睡眠時無呼吸症候群の治療を継続中の方で、症状に大きな変化がない場合の定期診察などです。

エックス線検査の際にAIによる診断支援を同時に行ったり、迅速な血液検査にも対応できるそうですね。

新健太郎院長 市川未来クリニック4

当院では、AIによる診断支援機能を備えたエックス線撮影装置を導入しています。一般に大きな病院では、診療放射線技師や臨床検査技師、複数の内科医師が読影を行い、見落としのリスク防止に努めています。しかし多くの開業クリニックでは医師1人で判断するため、見落としのリスクが高まってしまいます。そこで当院では、AIによる診断支援を同時に行うことで見落としを防いだり、診断をより精密なものにしたいと思い導入しました。また、患者さんの症状によっては、迅速な血液検査が必要となる場合があります。当院の血液検査は、指先から少量の血液を採取し、結果を約5分で確認できるのが特徴です。結果がすぐに分るので、薬の処方や患者さんへの治療方針の説明などにも役立てています。

正しい診療で患者の健康な未来を作りたい

循環器系の病気の早期発見や予防のためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

新健太郎院長 市川未来クリニック5

胸の痛み・動悸・息切れ・足のむくみなどの症状が現れた場合は、一度循環器内科を受診することをお勧めします。当院にも、こうした症状で来院される患者さんが多くいらっしゃいます。症状が重くなくても、「何となく心配だから」「念のため検査を受けて安心したい」といった理由でも構いません。特に、血圧の異常は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行していることがあります。薬の処方など、適切な治療によって改善が期待できるので、いつもとちょっと様子が違うなと感じたら、重篤な病気を引き起こす前に早めに受診していただくのが良いと思います。

クリニックの名前には、どのような思いが込められているのでしょうか。

予防医療を通じ、患者さんの健康な未来を築いていきたいという思いです。また、医療の分野は日々進化しており、診療に対する考え方や治療法も常に変わっていきます。例えば、心不全の治療に関しても、数年前にはなかった新しい治療薬が登場しています。そのため、同じ症状や疾患でも、受診するクリニックによって受けられる治療に違いが生まれることもあります。当院では先進的な治療法も積極的に学んで取り入れていこうという意味も込めて「市川未来クリニック」という名前に決めました。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

新健太郎院長 市川未来クリニック6

体の不調を感じたときに、どのクリニックを受診すれば良いのかわらないこともあるではないでしょうか。また、同じ病気でも医師によって診療のアプローチが異なることもありますし、受けている診療の内容に不安や疑問を抱くこともあると思います。そういったことがある場合は、セカンドオピニオンとしての受診がその方にとっての前進になることもありますので、お気軽にご相談ください。当院では、さまざまな角度から精密な検査を行い、適切な治療のご提案に努めています。体の不調や健康に関する悩みがある方は、1人で抱え込まず相談していただきたいです。一緒に悩み、考えながら治療法を見つけていきましょう。

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