膝・肩・腰の痛みに幅広く対応、
最適な治療をめざす整形外科診療
with Lifeクリニック 大宮駅前
(さいたま市大宮区/大宮駅)
最終更新日:2025/07/01


- 保険診療
膝や肩、腰などの痛みは、年齢やライフスタイルを問わず誰にでも起こり得る症状だ。中には医療機関を受診し、「手術をしなければ治らない」と言われた経験がある人も少なくないかもしれない。「もちろん、手術が最善となり得るケースもあります。ただ、すべての方に手術が必要なわけではありません」と話すのは、「with Lifeクリニック 大宮駅前」院長の神成文裕先生。同院では、しっかりと時間をかけた診察と、丁寧な対話を通して患者の思いや背景をくみ取り、一人ひとりにとって最適な治療をともに考える姿勢を大切にしている。「治療の選択に迷ったとき、まず最初に相談できる場所」であることが、このクリニックの最大の特長かもしれません。そんな同院の整形外科診療について、神成院長に詳しく教えてもらった。
(取材日2025年5月17日)
目次
手術を受けずとも改善を望めることが少なくない膝や肩、腰などの痛み。諦めずに相談を
- Q関節などの体の痛みには、どのような原因があるのでしょうか?
-
A
▲骨折などの外傷を専門としている神成文裕院長
痛みの原因は大きく3つに分類されます。1つ目は炎症によるもので、けがや打撲などによって腫れが生じる炎症性の痛みです。2つ目は神経が圧迫されたり、傷ついたりすることで起こる神経痛で、ビリビリ、ジンジンといった感覚が特徴です。3つ目は患部に明確な異常がなくても脳や神経が痛みを感じやすくなっているケースです。長期間の慢性痛やストレスなどが影響し、脳や脊髄が痛みを過剰に感じる状態になってしまうことがあります。これは「中枢性感作」や「心身の要因による痛み」とも呼ばれており、最近では整形外科でも重視されています。これら3つの原因が重なることも多く、痛みの性質を見極めることが適切な診断と治療につながります。
- Q脳や神経が関係する痛みでも、整形外科で診てもらえますか?
-
A
▲十分な診察時間を設け、適切な診断と丁寧な説明を行っている
はい、対応可能です。整形外科には、膝や腰などの痛みを抱えて受診される方が多く、たとえ痛みの原因が脳や神経の過敏化などに関係していても、整形外科の診療の中で十分に対応できます。最近では、こうした慢性的な痛みに対しても有用とされる薬剤が整形外科領域でも活用されるようになってきています。原因が神経性か、炎症性か、心身の影響かに関わらず、四肢や体幹の痛みやしびれは、まず整形外科でご相談いただければ適切に評価し、対応することが可能です。「原因がよくわからない」「どこに相談すれば良いか迷っている」という場合でも、どうぞ安心して受診していただければと思います。
- Qこちらの整形外科では、どのような診療を行っているのですか?
-
A
▲高精細なCTやMRIなどの画像診断機器を活用して診察を行う
当院では、日常生活に支障を来す肩、腰、膝などの関節・筋肉の痛み、しびれ、違和感に対して幅広く対応しています。痛みの背景には、加齢による変形や筋力低下、姿勢の癖、神経の圧迫などさまざまな原因が考えられます。これらを、問診・触診とCT・MRIなどの画像検査を組み合わせて丁寧に評価し、保険診療を中心とした適切な治療を提供しています。また、専門用語を避けてわかりやすく説明し、治療のメリット・デメリットや必要な期間なども十分にお伝えし、患者さんご自身が納得して治療を選択できるようにサポートしています。
- Q診療の特徴や大切にしていることを教えてください
-
A
▲丁寧なヒアリングで一人ひとりの状態に合わせた治療の提供を行う
初診では30分、再診でも15分という診察時間を確保しています。これは、患者さんの状態をじっくり聞いて診断を行い、治療内容を丁寧に説明するためです。例えば、痛み止めの服用で症状が改善すると、自己判断で服用をやめてしまう方もいます。しかし、これは火事で言えば「炎がくすぶったまま水を止めるようなもの」で、再発のリスクを高めてしまいます。こうした背景まで丁寧に説明することで、治療効果を最大限に引き出すことをめざしています。
- Q最近注目されている再生医療との関わり方については?
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A
▲最も良い選択ができるよう患者に寄り添いサポートしていく
近年、再生医療に関心を持つ患者さんが増えています。当院でもそうした治療の選択肢をご紹介することはありますが、最初から再生医療ありき、というスタンスではありません。まずはしっかりと痛みの原因を評価し、保険診療による改善の可能性や他の治療法を検討した上で、「どうしても改善が難しい」「より高い機能回復をめざしたい」というケースにおいて、初めて再生医療を選択肢の一つとしてご紹介します。再生医療を専門とする施設へ行く前に、「本当に必要な治療は何か」を一緒に考える中立的な立場として、当院を最初の相談先にしていただけたらと思います。