共働き世帯にも配慮した、土日祝日も予約可能な小児の予防接種。安心して通院できるよう感染症対策も徹底

Qそもそも予防接種とはどういったものか教えてください。

A

▲受診しやすい環境をつくり予防接種を行う

子どもの健康を脅かす可能性のある感染症に対して、あらかじめ免疫を獲得させるためのワクチンを接種するのが、小児における予防接種です。免疫を獲得して、感染症を予防することが目的です。有名な病気でははしか、風しん、水ぼうそう、結核などがあり、他にも多くの感染症の予防が期待できます。接種するワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンがあり、生ワクチンは病原体そのものが毒性を発揮しないような形で含まれていて、接種は1、2回ほど行います。不活化ワクチンは生ワクチンに比べて免疫を誘導する力が弱いので、複数回の接種が必要です。それぞれ指示された回数を打つことが大切です。

Q予防接種はやはり受けたほうが良いのでしょうか？

A

▲自分や周りの人を守るためにも、予防接種は重要

予防接種は受けるご本人の身を守るために重要です。はしかや結核などは、かかったときの症状がとてもつらく、命にも関わる上、治療しても後遺症が残る可能性があります。そういった恐ろしい感染症からご自身を守るためにもワクチンを打っていただきたいです。同時に、他者を守ることが期待できるという意味でも重要です。集団免疫ともいう、皆で打って皆で予防するという考えがあります。集団の中には、免疫がもともとつかない体質の方がいて、ワクチンを打てなかったり、打っても意味がなかったりするのです。そのようなお子さんも周りが接種すれば守りやすくなります。予防接種には社会のためという側面もあることを理解していただきたいです。

Q予防接種を受ける上での注意点を教えてください。

A

▲体調が万全の状態で受けることが大切

まずは体調の良いときに打ちましょう。そして、副反応が起きた場合は、きちんと医師に相談してください。副反応として一番起きやすいのが発熱で、発疹もまれに出ます。また、予防接種には市区町村が実施し、主に公費で行われる定期接種と、接種義務のない任意接種があります。この任意の予防接種は、任意という名前ではありますが、医学的には定期接種と同様に強く接種を勧めたいものです。例えばおたふく風邪は、かかると不妊症や難聴など、その後の人生に大きく関わる後遺症が出る可能性がある病気ですが、任意接種となっています。任意だから打っても打たなくても良いというものではありませんので、接種を悩む場合はご相談ください。

Q赤ちゃんをクリニックに連れていくのが不安です。

A

▲受付スタッフと連携し、予防接種のスケジュール管理もサポート

予防接種や健康診断で小児科に行くのが、親子一緒の初めてのお出かけという方も少なくありません。当院ではできる限りの配慮をして、患者さんを迎える体制を整えています。まず、風邪など通常の診察を受ける方と、健診や予防接種を受ける方とで、入り口からスペースを分けています。一般的なクリニックですと午前と午後など時間帯で分けるケースが多いですが、当院はスペース自体が分かれていますので、感染症の子と他の症状の子が同じスペースに入らずに済み、時間も比較的自由に予約できます。土日祝日も安全性に配慮して予防接種を行っているのも当院の特徴です。受付スタッフと連携し、予防接種のスケジュール管理もサポートしています。

Q予防接種において、こちらのクリニックで大切にしていることは？

A

▲わかりやすく、受診しやすく、かつ安心できる体制作りを心がける

健康な人に対して行うものですから安全第一。健康を増進させる目的の予防接種を受けて、万が一にも悪くなるようなことがあってはなりませんから、事故対策にも注力しています。また、親御さんのご負担を少しでも減らせるように、スマホから簡単に予約ができるようなシステムを導入しました。同じ時間帯にご家族分のご予約も可能です。接種時には不安や恐怖心をできる限り減らせるように、動画を少し見せたり、親御さんに話しかけてもらったりする「ディストラクション」も導入。痛みを感じにくくなるように気をそらせながら打っています。インフルエンザワクチンは、痛みの少ない鼻の中に噴霧するタイプもご選択いただけるようになりました。