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腰痛治療にはハイドロリリースのほか
理学療法士の施術も有用

イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック

(横浜市神奈川区/横浜駅)

最終更新日:2024/12/13

イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 腰痛治療にはハイドロリリースのほか 理学療法士の施術も有用 イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 腰痛治療にはハイドロリリースのほか 理学療法士の施術も有用
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腰の痛みというのは「自分は腰痛持ちだから」などと放置されがちだ。どこかに相談するとしても整形外科ではなく整体を選んでしまう人もいるだろう。しかし「腹痛は内科に相談するように、腰痛は整形外科に相談してください」と力を込めるのが「イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック」の渡邉順哉統括院長だ。長年に及ぶ腰痛を解消したいと切実に願い、日本各地からの患者を迎えることも多いという。そもそもなぜ腰痛が起きるのか、痛みを取り除くにはどのような治療が必要なのか、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年11月26日)

腰痛は我慢せずに、ハイドロリリースで痛みの改善を図り、適切なリハビリを受けよう

Q腰が痛い時、体の中で何が起きているのでしょうか。
A
イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 「患者さまの満足度日本一をめざします」と語る渡邉統括院長

▲「患者さまの満足度日本一をめざします」と語る渡邉統括院長

レントゲン検査をすると、椎間板のすり減り・ずれ・変形などが認められることもあります。椎間板ヘルニア、腰椎分離症、変形性脊椎症、腰椎すべり症などと診断しても、痛みを改善させられる治療を提案できない場合もあります。それはそもそも腰痛の原因が違うところにあるからとも考えられます。そうした症例の場合、触診をすると背骨の両脇を走る脊柱起立筋に痛みの引き金となる筋肉の圧痛、いわゆるトリガーポイントが見つかることがとても多いです。腰が痛い時に整体を頼る人がいるのは、マッサージで筋膜がほぐされ痛みが一時的に和らぐように感じるからです。しかし、根本的に解決したいなら、腰痛は整形外科に相談してください。

Qこちらではどのような腰痛治療を行いますか。
A
イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 痛みの解消にハイドロリリースを提案。他の部位にも有用

▲痛みの解消にハイドロリリースを提案。他の部位にも有用

まず、痛みを解消するためにハイドロリリースを提案します。これは、エコーで患部を確認しながら生理食塩水と薬剤を筋膜に注入していくという治療法です。その他、疼痛の改善に役立つ体外衝撃波治療なども可能ですが、どんなに先進の治療を用いたとしても根本的な原因を解決しなければ痛みの再発は避けられないと思います。腰痛を引き起こしているのは、多くの場合姿勢・体幹の筋力・柔軟性の問題です。筋力トレーニングを日々の習慣にすることも大切ですが、間違った姿勢のまま取り組んでも逆効果。だからこそ、症状・疾患によっては理学療法士による施術が必要になってくるのです。

Q理学療法士によるリハビリについて教えてください。
A
イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 身体の状態を確認しつつ、無理のないリハビリを実施する

▲身体の状態を確認しつつ、無理のないリハビリを実施する

姿勢については立ったり、座ったりしている姿だけではなく歩行分析も行います。座っている時の姿勢で注意しているのは骨盤です。PC作業で骨盤が前傾している方も多いのですが、連動して肩甲骨が開いてしまい腹筋が利かなくなることも腰痛の一因。腹筋は天然のコルセットなので、働かなくなると腰に過度な負担がかかり痛みが生じるのです。おしりの下にクッションを入れる、モニターを目の高さにするなど、生活上の工夫も欠かせません。その他、体幹の筋力アップ、柔軟性向上のための理学療法士の施術も大切です。当院には経験豊富な理学療法士が複数人常駐し、患者さま一人ひとりに合わせたプログラム、指導を実施しています。

Q腰痛に体幹が関わってくるというのは意外でした。
A
イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 筋肉、骨格の構造を説明しながら、治療を進めていく

▲筋肉、骨格の構造を説明しながら、治療を進めていく

人の体は樹木のようなものです。幹と根の部分がしっかりしていなければ、枝葉は枯れてしまいます。腰だけではなく、膝、肩、腰、股関節、手など、すべての痛みが体幹と関係している場合が多いです。根本的な治療をしないままでは、痛みから解放されることはなかなかないといいます。本当の原因は腰痛ではないにもかかわらず「椎間板のすり減りは一生治らない」と痛み止めを手放せないでいる……そんな人を1人でも減らしたいと考えています。鎮痛剤も何ヵ月も飲み続けていれば、胃や腎臓への負担もありますので。

Q受診すべきタイミングはいつですか。
A
イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック 少しでも痛みを感じたら受診のサイン

▲少しでも痛みを感じたら受診のサイン

腰の痛みが少しでもあったら「これくらいなら我慢できる」などと放置せず、早めに受診するようにしてください。ハイドロリリースで痛みの改善を図ることにより、快適な日常を取り戻すことも期待できますし、リハビリで根本原因からアプローチしていけば、長く元気に歩き回れる体をつくることも望めます。ただし、60代以上の女性と80代以上の男性で急に強い腰痛が生じた場合は腰椎圧迫骨折の可能性もあります。骨粗しょう症だとくしゃみをしたり前かがみになっただけでも脊椎圧迫骨折や腰椎圧迫骨折になってしまうこともあるのです。そのような大事に至ることのないよう、骨粗しょう症の検査も定期的に受けるようにしてください。

ドクターからのメッセージ

渡邉 順哉 統括院長

腰痛には体幹が大きく関わっています。腰が痛いということは、インナーマッスルが弱っていることが多いです。インナーマッスルの中でも注目したいのが腹横筋です。腹巻きのようにおなかを囲む筋肉ですが、どんな動作をする際にもまずこの筋肉が動くといわれています。腹横筋に問題があると脊柱起立筋で代替しようとしますが、ここに過度に負担がかかると腰痛も発生してしまうのです。また、腰痛がある方は臀筋が弱くなっているケースも少なくありません。まずはハイドロリリースで痛みにアプローチし、理学療法士とのマンツーマンでの施術で腰痛の根本的な解決をめざしていきましょう。

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