全国のドクター13,613人の想いを取材
クリニック・病院 157,056件の情報を掲載(2025年4月29日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 昭島市
  4. 昭島駅
  5. 医療法人社団全心会 ぜんしん整形外科
  6. 患者に寄り添う医療を追求一貫した診療体制とチーム医療の実践

患者に寄り添う医療を追求
一貫した診療体制とチーム医療の実践

ぜんしん整形外科

(昭島市/昭島駅)

最終更新日:2025/03/14

ぜんしん整形外科 患者に寄り添う医療を追求 一貫した診療体制とチーム医療の実践 ぜんしん整形外科 患者に寄り添う医療を追求 一貫した診療体制とチーム医療の実践
  • 保険診療

クリニックならではのこまやかで柔軟な対応だけでなく、専門性の高い手術とリハビリ、手厚い入院看護を行う「ぜんしん整形外科」。守重昌彦理事長の「患者さんを最初から最後までトータルで診たい」という、長年の夢が詰まった有床診療所だ。今回話を聞いたのは、同院で看護部長を務める小倉健太郎さん。「人間の精神活動を表現する運動器は、人間の尊厳を表現する器官」とし、整形外科を「人間の尊厳を守る診療科」と考えているという。そんな小倉さんがけん引する看護部のモットーは、患者の気持ちに寄り添い、善の心で接すること。手術を控えた患者には丁寧な説明をし、手術室が怖いという患者には、好きな音楽を流す提案もするそう。きめ細かい気遣いや親身な対応を特徴とする同院の、手術や入院中のサポート、チーム医療体制などについて聞いた。

(取材日2025年2月20日)

手術、リハビリ、日常生活動作の獲得は、どれも欠かせないポイント。これらをチーム医療でサポートする

Q診断から手術、リハビリまで一貫して診ていただけるそうですね。
A
ぜんしん整形外科 診断からアフターフォローまで丁寧に対応する同院

▲診断からアフターフォローまで丁寧に対応する同院

はい。当院は入院設備のある有床診療所ですので、外来診療のほか、入院を伴う手術、リハビリによる術後ケアまで一貫したサポートを行っています。先に開院した分院には入院や手術設備がないため、法人全体としても念願の有床診療所です。検査設備には、CT、MRI、エコー検査機器といった先進のものをそろえ、迅速な検査と治療につなげています。これまでは、CT検査とMRI検査は外部機関に委託していたため、患者さんは検査と外来を行き来しなくてはいけませんでした。しかし、当院で精密な検査ができるようになったことで、例えば初診の患者さんが1日で診断と治療を受けることも可能となっています。

Qこちらではどのような手術に対応しているのでしょうか?
A
ぜんしん整形外科 穏やかな人柄でさまざまな悩みに寄り添う小倉さん

▲穏やかな人柄でさまざまな悩みに寄り添う小倉さん

対応する疾患としては、肩腱板断裂や肩関節脱臼、膝前十字靱帯断裂や膝半月板損傷や変形性膝関節症、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、ばね指や手根管症候群、各部位骨折など多岐にわたり、それぞれに対する手術を行っています。スポーツ整形外科に強みを持つ医師も在籍し、スポーツ外傷の患者さんも多数受け入れています。また、鏡視下手術を行うのも当院の特徴です。この手術は、患部の周囲に小さな穴を開け、内視鏡を挿入して行います。傷口が小さく、出血も少ないことから体に負担が少ない手術です。入院期間は手術内容によって異なりますが、平均で約6日。入院が長くなりがちな下半身の手術でも、1週間前後での退院となります。

Q手術の受け入れが難しいケースもありますか?
A
ぜんしん整形外科 連携病院もあり、必要な場合はスムーズに紹介してもらえる

▲連携病院もあり、必要な場合はスムーズに紹介してもらえる

例えば、心疾患や腎機能に異常があるなど内科的な基礎疾患がある方については、受け入れを厳しく判断させてもらっています。当院は診療所であり、患者さんが急変した際に対応できることに限界があるためです。あくまでも患者さんの安全確保が第一ですので、無理な手術は行わないよう、独自の厳しい基準を設けて対応しています。当院での手術が難しいと判断した場合は、三次救急に対応する医療機関などをご紹介します。最終的にどの医療機関がいいかは、医師とご相談の上決定することになります。

Q入院中のサポート体制についても教えてください。
A
ぜんしん整形外科 多職種が一丸となり、チームで患者をサポートする

▲多職種が一丸となり、チームで患者をサポートする

私は、整形外科では、手術・リハビリ・日常生活動作の獲得、それぞれが治療の3分の1を占めていると考えます。手術に強みを持つ当院ですが、リハビリにも非常に積極的です。大きな病院は1日1時間ほどのリハビリとなるところ、当院での入院中は午前午後の1日2回、日曜日を除いて毎日行います。この濃密なリハビリが、入院期間を短期にできる理由の一つです。日常生活動作の獲得においては、われわれ看護師がサポートします。例えば、利き手を手術した患者さんの食事法を考えたり、トイレに行く練習をしたりといったことです。これらは、退院後に自宅で必要になることですので、患者さん一人ひとりに合わせて考えることを大切にしています。

Qこちらではチーム医療も非常に大切にしていると伺いました。
A
ぜんしん整形外科 丁寧できめ細かい対応が評判のスタッフたち

▲丁寧できめ細かい対応が評判のスタッフたち

はい。医師、看護師、看護助手、理学療法士、臨床検査技師、放射線技師、システムエンジニア、事務員といった職種で約35人の職員が働いています。少人数でコミュニケーションも取りやすく、職種を超えた相談や提案も頻繁に行われます。例えば、術後、執刀医がナースステーションを訪れたタイミングで、看護師や麻酔科の医師、理学療法士が集まり、自然とミーティングが行われることもあります。また、スタッフ同士の仲も良く、私は同じくマラソンが趣味の理事長とマラソン大会に出場したこともあります。次に開催される立川ハーフマラソンには、スタッフ十数人が参加する予定です。こうした交流も、円滑な医療提供につながっていると思います。

ドクターからのメッセージ

守重 昌彦理事長

当院の開院目的は、患者さんに対して診断、保存治療・手術、リハビリテーションまで一貫した高水準の治療を提供すること。同時に、成果を上げた人が正当に評価され、報われる職場をつくりたいという思いもありました。患者さんの回復を心から願う高いモチベーションを持ったスタッフが、互いに足を引っ張ることなく、高め合える組織づくりをめざしています。そのために、スタッフ一人ひとりと密にコミュニケーションを取り、仕事だけでなくプライベートも含めて互いの人生を尊重し、大切に思い合える職場環境を築いていきたいと考えています。これからも、地域の患者さん、スタッフにとっても頼っていただけるクリニックであり続けたいですね。

Access