久保真莉奈院長の独自取材記事

ゆめが丘デンタルクリニック

(横浜市泉区／ゆめが丘駅)

最終更新日：2024/11/19

相鉄いずみ野線・ゆめが丘駅と直結、ブルーライン・下飯田駅からも徒歩すぐの真新しいショッピングモール2階に「ゆめが丘デンタルクリニック」はある。全面ガラス張りになったエントランスから見渡せる院内は、シックでやわらかな印象。「ご家族皆さんで気軽に立ち寄っていただけるようなクリニックにしたいと考えています」と語るのは院長の久保真莉奈先生。治療を進める際は、症状や原因をすべて患者と共有し、適切な方針を提案しながら、あくまでも患者の声を聞く。歯科医院につきものの緊張感を払拭し、心地良い時間を提供するのみならず、矯正と口腔外科のスペシャリストによるサポート体制も充実。そんな「新しいスタイルの街の歯科クリニック」の在り方を存分に話してもらった。

（取材日2024年9月26日）

優しく患者に向き合う「怖くない」歯科医院をめざす
幅広い診療を提供。矯正や口腔外科の専門的な治療も
モール内という立地を生かした新しい歯科クリニック

優しく患者に向き合う「怖くない」歯科医院をめざす

この度は開院おめでとうございます。こちらを開業の地に選んだ理由を教えてください。

ありがとうございます。実は、そもそも開業しようとは考えていなかったんです。以前は、グリーンラインの北山田駅前にある父が院長を務める本院で、副院長として勤務していました。そんな中で、こちらの建設計画中にお話をいただきました。こんな大規模なショッピングモールへの開業のチャンスが来ることはめったにないことですし、この場所でなら自分の考えていたとおりの医療サービスが提供できるかもしれないと思い、開業を決意しました。

診療方針をお聞かせいただけますか？

小さい頃から背中を見てきて、その後一緒に働くことになった理事長が、私にとって歯科医師のお手本です。理事長の方針の中で受け継いでいきたいのは、患者さんの望まない治療は絶対にしないこと。診察ではまず、お口の中の不調はどのような原因で、具体的にこんな症状があって、悪化するとこういうリスクがあるということをすべて患者さんと共有します。その上で治療の選択肢をすべて提示し、歯科医師としてより良いと考える治療法も提案した上で、「どうするか」について患者さんと相談します。また、患者さんへの接し方も優しくやわらかくを心がけています。本院の理事長がとても優しい先生で、私もそうありたいと思っているんです。歯科医院は、そもそもあまり行きたくない場所だと思うんですね。だからこそ、患者さんの緊張感や苦手意識を取り除いていきたいです。

「ここは本院とはちょっと違う」というような新しい点はありますか？

一つ目は、本院は郊外で30年以上診療してきたのに対し、当院は新しいショッピングモール内にあるため、ご家族そろってお買い物にいらっしゃる方が多いのが特徴です。そのため、ご家族の中で「あそこ良かったよ」と勧めていただけるような歯科医院が目標です。お母さんが来られて次にお父さんとお子さんが来られるような、家庭内クチコミを広げてくださっていたらうれしいです。実際、開業間もないタイミングから、多くの方がご家族でご来院くださっています。二つ目は、矯正と口腔外科専門の歯科医師に定期的に来ていただき、診察を担当してもらっていることです。矯正を希望される方や、本来は大きな病院をご紹介することになる口腔外科的な治療が必要な方も、当院で診察できます。患者さんには複数の病院・クリニックに通うご足労をかけなくて済みますし、私も経過を把握しながら治療できるのでメリットが大きいですね。

幅広い診療を提供。矯正や口腔外科の専門的な治療も

どのような患者さんが多いですか？

虫歯や歯周病の患者さん、マウスピース型装置を用いた矯正を希望される方、クリーニングを目的に来られる方などさまざまですが、一つ特徴を挙げるとしたら、「長らく歯科医院を受診していなかった」「怖くてなかなか行けなかった」患者さんが結構いらっしゃいますね。お買い物やレジャーでショッピングモールに来られて、何度か当院の前を通られて「ここなら怖くなさそう」とか「優しそう」と思っていただけているようです。ショッピングモールの中だからこそ、なんとなく「ここはどんな雰囲気かな？」と気にしていただけて、それが通院につながるのはありがたいことですね。

ご自身の歯を気にする患者さんが増えるのもいいことですね。

そうですね。歯科治療から足が遠のいていた方に来ていただくのもありがたいですし、今は全世代的に歯とお口の健康に関する意識が高まってきていると思います。お子さんの虫歯もどんどん減っていますし、従来は痛みや不調が発生してからしぶしぶ行く場所だった歯科医院に、痛みが出る前に受診されて、プロによるクリーニングやケアを受け、その後、定期的なメンテナンスに入られる患者さんの割合がどんどん増えています。当院ではメンテナンスに関しても、患者さんのご希望を可能な限り伺って対応するようにしています。

先生の得意な治療は何ですか？

一般歯科です。皆さんの日常的な歯やお口の中のお悩みを、できる限り時間をかけてしっかりと伺って、寄り添っていけたらと思っています。私の及ばないところを先ほど申し上げた口腔外科と矯正専門の先生に入っていただいているのですが、口腔外科の先生は幼稚園から高校まで一緒だった幼なじみで、矯正の先生は私の大学の先輩なんですよ。お二方が患者さんに対して専門的な知識や技術、治療を施しているのはもちろんのこと、私自身が吸収することがたくさんあり、むしろ開業後のほうがいろいろと勉強させていただいている状態で、ありがたいと感じています。

モール内という立地を生かした新しい歯科クリニック

先生が歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

父に「歯科医師になれ」と言われたことはなくて、私も進路を決める直前までは文系に進もうかなと思っていたくらいでした。ですが、患者さんに寄り添って身近な不調を治療している父を小さい頃から見てきましたし、患者さんからすごく感謝されている姿に「いい仕事だな」と実感していました。実際に患者さんに向き合うようになると、治療の過程が目に見えることに大きなやりがいを感じるようになりました。さらに、感謝もしていただける。本当にいい仕事だと思っています。

実際に開業してみていかがですか？

ありがたいことにスタッフの皆さんが全力でアシストしてくれたり、専門性を持つ先生方が力を貸してくれたり、来院いただく患者さんの層がどんどん広がって、「ご家族でご利用いただきたい」という開院時の思いを早々に実現することができ、未熟ながらどんどん成長させていただいているという実感があります。この地で開業して、多くの患者さんに来ていただけて本当にうれしく思います。

今後、どんなクリニックにしていきたいですか？

これまで勤めていた本院は、いわゆる「街の歯科クリニック」だと思うんです。駅前にあって、地元の皆さんに愛用していただいていて、3世代にわたってご来院いただけているような。それと同じようなクリニックをめざしたいと思っています。当院があるのは新しいショッピングモールの中ですが、だからこそ幅広い年代の多くのお客さんが集う場所です。今は沿線をベースにした、いわゆる「地域」の在り方が変わってきていると思います。大きな駐車場があり、近隣の広いエリアから皆さんが訪れる。そうしたショッピングモールを中心とした新しい形の「街の歯科クリニック」になりたいと思います。これから何十年たっても同じこの場所で、2世代、3世代にわたって歯とお口の健康を守っていきたいと考えていますので、ぜひ気軽にお立ち寄りくださいね。