生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群
粉瘤、痔などの相談は早めが肝心
くどうファミリークリニック
(名古屋市西区/上小田井駅)
最終更新日:2025/02/28


- 保険診療
糖尿病や高血圧症といった生活習慣病は、30代など若い年代でも起こることがある身近な慢性疾患だ。早期に治療をスタートし、継続することが改善の鍵となるが、初期は目立った症状もなく、健康診断などで再検査を促されたことで初めて見つかるケースも珍しくない。一般診療に加えて各種健康診断に対応する「くどうファミリークリニック」の工藤秀寛院長は、「日常診療で行う検査でも、生活習慣病の兆候を見つけることがあります」と話す。また、睡眠時無呼吸症候群は高血圧の因子である睡眠不足を招き、脳梗塞や心筋梗塞のリスクとなり得ることから、同院では検査から治療まで対応している。ほかにも粉瘤や痔といった、誰にでも起こるトラブルの診療にも対応する同院。幅広い悩みに応える意義や、早めに相談する大切さについて工藤院長に話を聞いた。
(取材日2025年1月30日)
目次
早期発見・早期発見につなげるため、幅広い悩みに応える「間口の広い診療」を実践し、地域の健康を支える
- Q糖尿病の治療の流れや、改善のためのポイントを教えてください。
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A
▲糖尿病治療は継続することが大切
糖尿病は何らかの理由から高血糖の状態が続く病気で、患者層は30代から80代と幅広く、健康診断の再検査、急激な体重減少、口の乾きなどをきっかけに見つかることが多いです。糖尿病治療に対して「一生薬を飲み続けないといけない」「食事が大きく制限される」などのイメージを持つ方もいるかと思いますが、早くから治療を始め、適切に続けていけば薬の量を最小限にすることも望めます。糖尿病治療で大事なのは継続です。日常の食事の楽しみを残せるよう工夫するなどして、患者さんが「これなら続けられそう」と思えるような治療計画を組み立てることを心がけています。過去に脱落してしまった方も気軽にご相談いただきたいです。
- Q高血圧を放置しているとどんなリスクがありますか?
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A
▲高血圧を放置すると、重篤な病気につながる可能性も
高血圧の状態が続くと、血管がダメージを受けやすく、将来的に心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気を発症するリスクが高くなります。それを防ぐためにも、血圧を下げる必要があります。血圧が高い状態が続くと、頭痛や動悸といった症状が現れることがありますが、実は無症状の方も多く、自覚症状だけを目安に高血圧を疑うといったことは難しいともいえます。糖尿病と同様に、治療を継続すれば薬の量を抑えたり、休薬期間を設けたりすることが期待できるようになります。早期発見につなげるためにも、健康診断の結果はもちろん見過ごさず、公共施設の無料血圧測定サービスを利用するなどして、日頃から血圧に意識を向けることが重要です。
- Q睡眠時無呼吸症候群のリスクと、治療の流れを教えてください。
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A
▲いびきや昼間の眠気は注意が必要
睡眠中に呼吸が止まったり呼吸が浅くなったりすることで睡眠不足に陥り、日中の強い眠気、集中力の低下を招きます。睡眠不足は高血圧の一因でもあるため、将来的に虚血性疾患や脳血管疾患のリスクも高くなることが考えられます。一般的に肥満の人や首が短い人がなりやすいといわれますが、空気の通り道が細くなりやすい骨格であれば普通体型の場合でも発症する可能性があります。治療方法はCPAP療法やマウスピースの装着などがあり、減量、横向き寝を実践するなどの方法でも改善を図ります。当院では自宅で行える簡易検査の手配や、入院検査や外科手術に際しての医療機関の紹介などに幅広く対応し、適切な治療の提供に努めています。
- Q粉瘤の治療も行っているそうですが、これはどんな疾患ですか?
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A
▲粉瘤は自己処理せず医師に相談を
粉瘤とは、皮膚の下にできた袋の中に皮脂や角質などの老廃物がたまる良性の腫瘍です。進行すると大きくなり、細菌に感染して炎症を起こすと痛みや腫れを伴うことがあります。自分で針を指して老廃物を出すことを試みる方もいるのですが、痕が残ったり再発したり、細菌感染を起こしたりする危険があるので、自己処理は控えるのが望ましいです。また、粉瘤だと思っていたら別の病気だった、ということも珍しくありません。適切な治療を受けるためにも、まずは医師に相談を。当院では粉瘤の診断や処置に対応するほか、顔など目立つ場所にできた粉瘤の治療に際しては形成外科を紹介するなど、納得いく治療を受けられるよう道筋を立てています。
- Qお尻のトラブルの治療にも応じられているそうですね。
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A
▲患者に寄り添い、わかりやすい説明を心がける
消化器を専門としているのもあり、排便時の痛みや出血の相談も多いんです。相談をきっかけに切れ痔やイボ痔が見つかれば、症状に応じて止血剤や軟こう、整腸剤を処方します。痔は座りっぱなしの状態が続いたり、便秘が習慣化していたりするとなりやすくなるため、生活を見直すことも大事ですね。治療をしても出血が続くようであれば便潜血検査も検討します。痔だと思っていたら大腸がんによる出血だった、ということも珍しくありませんので、恥ずかしがらずにご相談いただきたいです。イボ痔の除去や切除、切れ痔や痔ろうの外科処置など専門的な治療が必要と判断したら、適切な医療機関をご紹介しています。