機能面と審美面に働きかけ心を元気に
形成外科のかかり方
KIMI CLINIC形成・美容外科
(東大阪市/河内小阪駅)
最終更新日:2024/12/10
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- 保険診療
頭の先からつま先まで、体の表面に起こる見た目や皮膚の悩みに対応する診療を行う形成外科。しかしまだまだなじみが少なく、どんな時に受診すればよいかはっきりと理解している人はそれほど多くない。また、美容外科と混同され「敷居が高そう」「高額な治療になりそう」といった不安を抱く人も少なくないだろう。東大阪にある「KIMI CLINIC形成・美容外科」の志藤宏計院長は、患者のそんな不安に寄り添いながら日々の診療に取り組む医師の一人。「形成外科は体の表面に起きる悩みを解決し、心を元気にできる診療科だと思っています」と優しくほほ笑む。そこで改めて、形成外科が対応する症状や代表的な疾患であり、保険適応となる眼瞼下垂や逆さまつげの手術について、詳しく話を聞かせてもらった。
(取材日2024年11月25日)
目次
体の表面に生じる疾患・欠損を治療し機能回復を図ることで、心の元気につなげる診療科
- Q形成外科ではどのような症状に対応可能でしょうか?
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A
▲丁寧な説明や患者との対話を大切にした診察を行う
形成外科では、主に体の表面にある先天的な異常や、外傷による変形や欠損、がんなど手術の際に生じる欠損組織の再建、加齢性変化の機能的、形態的回復をめざす診療科です。眼瞼下垂、逆さまつげ、外傷、顔面骨骨折、やけど、粉瘤・ほくろ・イボなどのできもの、あざ、乳がん手術後の乳房再建、生まれつきの耳・指・へそ・乳頭などの変形、巻き爪、ニキビなど、見えるところはほぼ形成外科の治療対象となります。疾患によっては、眼科や皮膚科、整形外科との受診を迷われる方も多く、「疾患の治療」という点においては共通の部分がありますが、形成外科では特に患者さんの見た目の変化に基づくQOLの向上にもこだわって治療を行います。
- Q眼瞼下垂は眼科でも手術されています。違いを教えてください。
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A
▲手術中の細菌やウイルス感染のリスクを極力抑えるように心がける
眼瞼下垂は、先天的、後天的な理由によって上まぶたが開きにくくなる疾患です。症状が進めば視野が狭くなるだけでなく、肩凝りや頭痛、疲れの原因にもあります。また、額のしわが目立つ、眠そうな目になるなど外見にも変化が生じます。そこでまぶたの機能回復のために行われるのが手術です。目の周りの手術ですから眼科で行う方も多く、手術の目的は同じですから、手術の方法に大きな違いはないのではないかと思います。ただし、形成外科では機能回復に加え、患者さんの審美面での回復にもこだわりますので、どのくらい皮膚を取り除き、筋肉のどの部分を縫い止めるかなど、細かい部分にこだわってより自然に仕上がるような手術を行っています。
- Q手術はどのような流れで進めますか?
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A
▲患者の見た目の変化に基づくQOLの向上にもこだわっている
まずは受診していただき、本当に眼瞼下垂かどうかを正しく診断することからスタートです。手術の適応となれば手術日を決定し、安全のための血液検査と手術に関する詳しい説明を行います。手術当日は直前の食事を抜いてご来院ください。手術は1時間程度で終了する日帰り手術になります。終了後に運転はできませんので、お車、バイク、自転車での来院は控え、帰宅後はアイシングと軟膏の塗布をしながらできるだけ安静に過ごすように心がけましょう。過度な運動や飲酒、湯船などは控えてくださいね。腫れのピークは2〜3日目ですが、2週間ほど内出血が続くこともあります。1週間後には抜糸、その後は1・3・6ヵ月と経過観察を行います。
- Q逆さまつげの手術についても教えてください。
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A
▲患者とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築く
逆さになっているまつげが数本であれば、まつげを抜いて様子を見ることもありますが、根本的に治療するには手術が必要となります。手術は糸で縫合して矯正を図る方法と切開を伴う方法があり、患者さんのご年齢や状態に合わせて治療法を選択します。逆さまつげの手術も日帰りで、手術時間は術式にもよりますが30分~1時間程です。手術中も会話ができますので、麻酔の追加や気分が悪いなど、何かあればお伝えください。眼瞼下垂と同じく、術後は過度な運動、飲酒、湯船、運転を避けましょう。またコンタクトレンズの使用や目元のメイクも1週間ほど控えてください。抜糸は1週間後、その後は1・3・6ヵ月目に受診いただき経過観察を行います。
- Q貴院で手術を受けるメリットを教えてください。
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A
▲目に見える部分の悩みを一人で抱え込むことなく相談を
これまで形成外科医として、小児の先天奇形や頭蓋顎顔面の骨切り手術、顔面骨骨折等の外傷、乳房再建、マイクロサージャリーを使用したリンパ浮腫の治療など、小さなお子さんから高齢の方まで数多くの手術に携わってきました。切開や縫合など、細かな技術にこだわってきましたし、私は美容外科医として審美面にもこだわりがありますので、術後の自然な仕上げには自信があります。眼瞼下垂や逆さまつげの手術は、お顔の印象を左右する目元の手術。手術を考えても多くの不安があるのではないかと思います。その不安な気持ちに寄り添ながら、ベストプランを提示できるよう努めていますので、安心して任せていただければと思います。