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板垣 宗徳 院長の独自取材記事

千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科

(世田谷区/千歳烏山駅)

最終更新日:2025/03/13

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科 main

京王線千歳烏山駅から徒歩1分のビル3階に、2024年7月に開院した「千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科」。院長の板垣宗徳先生は消化器内科、肝臓内科の診療に長年従事してきた専門家。患者の生活背景が強く影響する慢性疾患も多く診てきた経験から、「患部だけでなく、患者さんの背負っている環境にも目を配る」ことを大切にして日々の診察に勤しんでいる。「生活習慣の見直しが必要な時には、本人のためを思って厳しくお伝えします」と語りつつも、にじみ出る穏やかな人柄は安心感をもたらしてくれる。そんな板垣先生に、クリニック開院までの来歴や、専門である消化器内科のこと、診療において大切にしていることなど、詳しく話を聞いた。

(取材日2024年7月19日)

患部だけでなく患者の背景も見ながら診療を

先生が医師を志した経緯を教えてください。

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科1

私の父や祖父、親戚に医師をしている人が多かったんです。家族から医師をめざすように言われたり強制されたりということはまったくありませんでしたが、父が夜中に勤務先の病院に急きょ呼ばれて駆けつける姿などを見て、純粋にかっこいいなと思っていました。消化器内科を選んだのは、父も消化器内科の医師だったという影響もありますが、内視鏡などの技術を身につけたいという思いもありました。また、消化器は他の内科と異なり、内視鏡を通じて粘膜の様子を観察することができます。臓器の中を直接見ることで診断をつけるということが、自分自身にフィットしたということも、この分野を選んだ理由でした。

勤務医時代には、どのような診療をされてきたのでしょうか?

消化器内科の医師として医局に所属し、そこで出会った先生から学んだのが、潰瘍性大腸炎やクローン病といった、炎症性腸疾患と呼ばれる病気についてでした。同じ消化管の疾患でも、ポリープや胃がんなどは切除を図ることで治療としては一区切りします。けれども、炎症性腸疾患は一生付き合っていくような病気ですし、若い人にも多いんです。受験や就職など、人生の分岐点でストレスがかかって症状が悪くなることも多いですから、患部だけを診るのではなく患者さんが背負っている生活状況や育った環境なども見ながら診療していくことが大切です。もちろん、プライバシーに配慮しながらではありますが、患者さんを総合的に診ていくことが内科医としてとても重要であることに気づくことができました。

クリニック開業にあたって、千歳烏山を選ばれた理由を教えてください。

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科2

出身大学の東京慈恵会医科大学の附属第三病院が狛江市にあり、学生時代から京王線でこの辺りの地域に通うことが多かったんです。サッカー部の帰りに千歳烏山で降りてご飯を食べたりもしていましたし、ゆかりがある土地でした。開業する直前もその第三病院に勤務していましたから、京王線沿線の様子はよく知っています。近くに内視鏡検査を行えるクリニックもさほど多くないので、もっと気軽に内視鏡検査を行えるクリニックがあったらいいなという想いと、思い出深い地域で手助けがしたいという想いでこの地域を開業地として選びました。以前からこの辺りの街の雰囲気も好きでしたので、最終的に千歳烏山で開院することにしました。

専門性の高い消化器内科の診療を実施

こちらのクリニックの特徴をお聞かせください。

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科3

まずは一般内科を広く診療していますので、風邪や生活習慣病、胃炎など、内科のさまざまな症状で何かお困りのことがあればお気軽に来院いただければと思います。それから、消化器内科の領域ですと胃や大腸の内視鏡検査もできますし、慢性疾患では先ほどお話ししました炎症性腸疾患、肝臓でしたら慢性の肝障害、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝など、広い範囲に対応できるかと思います。もちろん、腫瘍が見つかった場合にはCTやMRIなどの検査が必要になりますから、近隣の総合病院ともしっかり連携をとりながら、必要に応じて適宜ご紹介いたします。

ご専門の消化器内科の疾患を診療する際、心がけておられることは何でしょうか?

潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患は、今日では点滴や注射、飲み薬などが発達したことで、入院せずに治療する方法が増えています。けれども、入院しないで対応できる道が増えただけに、本当に重症度が上がって大きい病院での治療が必要な場合に、タイミングを逃さずに入院してもらえるよう、的確に見極めなければいけないですね。そのタイミングを間違えてしまうと患者さんの症状が重篤になってしまいかねませんから、連携先の病院との関わりも含めて判断していければと心がけています。

患者さんとのコミュニケーションで大切にしていることをお聞かせください。

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科4

できるだけ冷静に、穏やかに診察すること、患者さんの表情も確認しながら、リラックスできる診察空間を作るように心がけてています。患者さんが、診察室で緊張したり、萎縮してしまうと、症状をうまく話せないなんてこともあります。このことが、重要な症状を見落としたり、診断の遅れになったりすることもありますので、意識して、診療するようにしています。

患者の苦痛軽減と丁寧な検査との両立を

ご専門の内視鏡検査に関して、気をつけていることを教えてください。

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科5

どの先生もおっしゃることだと思いますが、内視鏡を挿入する際になるべく苦痛がないように心がけています。例えば大腸カメラでは一番奥の盲腸まで挿入するのですが、やはり人によって腸の形は異なりますし、屈曲が大きいところなどは痛みが出ることもあります。麻酔も個人差がありますから、患者さんが苦しくなりそうなときにはまめに声がけをして、ケアをしていきます。また、苦痛を少なくするためにはできるだけ短い時間で終わらせることも大切ですが、同時に見落としがないように丁寧に検査する必要があります。大腸がんの前段階にはやはりポリープがありますから、それらを見逃さないためには最低限の時間をかけなくてはいけません。患者さんの苦痛を少なくすることと、丁寧に検査を行うことの両方を常に意識しています。

肝障害については、どのようなことに注意が必要ですか?

肝臓は“沈黙の臓器”と言われるように、肝障害には基本的に自覚症状がありません。ですから、まずは健康診断を受けていただくことが大切です。その結果、ASTやALT、ガンマGTPといった肝臓に関する数値で何か引っかかることがあれば、早めに診察を受けていただきたいと思います。肝臓の病気というと飲酒のイメージが強いですが、それだけでなく食生活が乱れていると脂肪肝などのリスクも高まります。見た目が肥満体型でなくとも内臓脂肪がたまっていることもありますから、お酒を飲まないから、太っていないから自分は大丈夫と思わず、健康診断を受けていただき、問題があれば専門の医師にかかることが大事です。

クリニックとしての今後の展望をお聞かせください。

板垣宗徳院長 千歳烏山駅前いたがき内科クリニック 内科・消化器内科・内視鏡内科・肛門内科6

誰でも駆け込むことができる内科のクリニックとして、地域の方々を大事にしていきたいです。風邪であれ生活習慣病であれ、このクリニックに行けばしっかり診てくれるという信頼を得られるように努めていきたいと思います。また、内視鏡検査をはじめ専門である消化器内科に関しては、地域を超えて幅広く頼っていただけるようなクリニックになっていきたいです。

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