全国のドクター13,613人の想いを取材
クリニック・病院 157,056件の情報を掲載(2025年4月30日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市西区
  4. 阿波座駅
  5. ももぞの泌尿器科クリニック
  6. 桃園 宏之 院長

桃園 宏之 院長の独自取材記事

ももぞの泌尿器科クリニック

(大阪市西区/阿波座駅)

最終更新日:2025/02/14

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック main

大阪市西区の阿波座駅から歩いて3分。複合商業施設2階のメディカルフロアに、開院した「ももぞの泌尿器科クリニック」は、「大阪一の泌尿器科」をめざして桃園宏之院長が開業したクリニック。桃園院長は、大学病院や中核病院で豊富な臨床経験を積んできた。手術や研究などで培った知見を武器に、高レベルな泌尿器科診療をコンセプトに掲げて新たなステージへと踏み出した。悩む人が多い頻尿や罹患者が多い前立腺がんまで一貫してサポートする同クリニックの特徴や目標、桃園院長のこれまでの歩みから、患者や地域に寄せる思いまでじっくり聞いた。

(取材日2024年12月12日)

男性に限らず、あらゆる人の泌尿器の悩みに寄り添う

まずは開院の経緯から聞かせてください。

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック1

私はこれまで、地域の拠点病院で手術を含む急性期治療に15年以上携わってきました。その間に日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の取得、がん治療や腹腔鏡技術に関しても専門的に学び研鑽してきました。大学院ではがん治療や排尿障害に関する研究を行うなどやりがいにあふれる仕事に携わってきたと自負しています。ただ、病院に勤務しているとどうしても時間が足りず、患者さんのお話をじっくり聞くことが難しいもの。これからはもっと患者さんと近しい関係で診察したいと感じたこと、手術以外の面では大規模病院と比較しても遜色ない診療レベルを追求し、かつ患者さんに寄り添った医療の提供が可能であると確信できたことからクリニック開院へ踏み切りました。この場所はアクセスも良く、駐車場もありますから皆さんにとっても便利な場所なのではないかと思います。

どのような患者さんが多いですか?

老若男女問わず、さまざまな方に受診いただいています。泌尿器科は腎臓から膀胱まで、おしっこの通路の臓器を診る診療科で、男性特有の陰茎や陰嚢、前立腺といった生殖器も扱います。そのためか「男性のための診療科」だと誤解されていることが多いのですが、女性やお子さんも診察対象です。女性の場合は、膀胱炎や頻尿、尿失禁の相談で内科や婦人科を受診されることもあるようですが、泌尿器科ではより専門的な検査が可能です。特に、膀胱炎は、治療が遅れると腎臓まで菌が侵入して腎盂腎炎などの原因になることも。恥ずかしいと思われる方も多いかと思いますが、男性で陰部に症状が出ている場合を除き、ほとんどが下着を脱ぐこともなく検査や問診で診断できます。再発を繰り返さないためにも、ぜひ泌尿器科を受診してほしいと思います。

診療の際、心がけていることはありますか?

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック2

病態を十分に把握して診断、適切な治療法を提示するよう心がけています。まずは患者さんの訴えや考え方を傾聴し、決して決めつけないこと。治療方針を立てる際は、患者さん本人はもちろんのことご家族にも安心・納得していただけるようQOL(生活の質)まで見据えながら考えています。また、泌尿器科はほかの診療科と比べるとなんとなく受診しづらい印象があるかもしれません。恥ずかしい・怖いといった患者さんの不安に寄り添えるよう、設備面にもこだわっています。駐車場から直通のエレベーターでクリニック前に来れますし、インターネット予約とウェブ問診のシステムを導入して滞在時間の短縮にも取り組んでいます。

診断からセカンドオピニオンまで一貫したサポートを

がんの発見や治療にも注力されているそうですね。

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック3

私は医師になってからの多くの時間を拠点病院で過ごし多くのがん患者さんの治療に今まで携わってきました。兵庫県立がんセンター、神戸大学医学部附属病院などで前立腺がんや腎臓がんの研究に従事してきましたし、腹腔鏡手術やロボット支援下手術を含む先進的ながん治療の経験も豊富です。これまでの経験を生かし、泌尿器がんのかかりつけ医としての患者さんの身体的、精神的なサポートをしていきたいと考えています。特に前立腺がんは、男性の罹患数の第1位です。前立腺がんは早期発見ができれば治療で治癒が望めるにもかかわらず、自覚症状が乏しいために受診機会を逃し、発見が遅れてしまう場合があります。そこで当院ではがん検診に注力し、特に50歳以上の方には積極的な検査をお勧めしています。

どのような検査を行うのですか?

まずはPSA検査と呼ばれる採血検査と、腹部超音波検査を行います。どちらも大きな痛みや苦痛はほとんどない簡便な検査ですので、気軽に受けていただけると思います。この検査の結果、前立腺がんの可能性が強く疑われた場合には、MRIや入院しての生検へと進みます。MRIや入院は当院では行えませんが、私が信頼する先生へと紹介しますのでご安心ください。万が一、がんが見つかった場合には年齢や日常生活の活動度、治療方法の希望をよく相談の上治療方法を決定していきます。主な治療法は手術と放射線療法、ホルモン治療で、私はこのすべての治療に対して豊富な経験を積んできたと自負しています。治療のメリット、デメリットをそれぞれフラットな視点でご説明ができますので、どんなことでもお気軽にご相談いただければと思います。

がん治療のセカンドオピニオンも積極的に受け入れているそうですね。

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック4

前立腺がんに限らずがん治療において最も重要なのは、患者さんが理解し納得していることだと思います。ただ、どうしても病院では十分に納得するまでの時間が足りないことが多く、不安に思ってしまう人がいるのも無理はありません。そこで当院ではセカンドオピニオンを受け入れ、がんのこと、治療のこと、手術のこと、術前・術後のことなど丁寧に説明しています。さらに術前・術後の患者さんの受け入れも行っており、退院後に起きた血尿などの対応も迅速に行っています。これは膀胱がんや腎がん、腎盂がん、尿管がんなどその他の泌尿器がんでも同じこと。診断から治療まで、がん治療に携わってきたスペシャリストとして、また地域の「がん治療のかかりつけ医」として一貫してサポートしていきたいです。

めざすは「大阪一の泌尿器科クリニック」

がん診療以外にも注力していることはありますか?

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック5

人知れず悩んでいる人が多い過活動膀胱の治療にも注力しています。過活動膀胱は、おしっこが急にしたくなり、またその尿意が頻回に起き排尿が我慢できない、もしくは我慢が不可能に近い状態を総称して言います。40歳以上の男性は7人に1人、女性は10人に1人が発症しているとされており、実に1000万人以上が悩んでいると推定されています。多くの場合は尿の回数が多くなり、夜間もおしっこの回数が増えるので眠れず、生活の質が低下することも。「年だから」と諦めている人も適切な診断と治療で改善を図ることはできますし、現在は多数の薬剤があります。診察は問診と超音波が中心で、痛みを伴うような検査もありませんのでぜひ相談いただきたいです。

男性に対するHPVワクチンの接種も推奨されていますね。

HPVワクチンは女性特有の子宮頸がんを予防するためのワクチンとして知られていますが、実は男性もかかる可能性のある中咽頭がんなどの予防のためにも有用とされるワクチンです。日本以外の先進国では、男女問わず多くの人が接種しているワクチンになります。しかし日本では残念ながら男性への接種は定期接種とはなっておらず、現在接種可能なのは4価のHPVワクチンのみです。自費ですのでもちろん強制的に接種を勧めるものではありませんが、そのリスクとベネフィットをよく理解した上で性行為開始前に接種する人が増え、がんで命を落とす人が少なくなることを願っています。

今後の展望と、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

桃園宏之院長 ももぞの泌尿器科クリニック6

当院の目標は、大阪一の泌尿器科クリニックと呼ばれ、地域の皆さんに信頼され愛されるクリニックになること。泌尿器科の症状は生活の質と切っては切れない関係であるにもかかわらず、諦めたり、我慢したりしている人が多いもの。しかし放置していたら、がんや重度の排尿障害につながるかもしれません。一人でも多くの皆さんに笑顔になっていただくために、私がこれまで培ってきた豊富な知識や経験を生かし、地域の皆さんの健康維持に寄与できるよう全力で診療にあたります。おしっこや性に関する悩みなど、些細なことでも何なりとご相談いただければ幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

HPVワクチン(4価)/1万5000円、性感染症検査/2500円~※詳細はホームページをご覧ください。

Access