親子それぞれの負担を軽減する
親子で通いたい歯科医院
上社しまだ歯科
(名古屋市名東区/上社駅)
最終更新日:2024/10/08
- 保険診療
子を持つ親にとって、歯科医院は通いにくいと感じている人は多いのではないだろうか。例えば子どもが歯科医院に抵抗感を強く持っている場合、通わせることに苦慮し、反対に親自身が治療をしたい場合も、子どもの預け先がなければ自身の治療すら難しくなる。そんなとき、親子が通いやすい環境が整備されているクリニックがあると、心強いだろう。これら親と子の双方が抱えている負担を軽減し、親子が安心して通うことができるよう取り組むのは、「上社しまだ歯科」の島田大資院長。クリニックにはキッズスペースが完備されているだけでなく、保育士による託児サービスを提供し、子どもはもちろんのこと、親自身の治療も通いやすいよう、工夫を凝らしている。親子で通院するメリットとは何か、同院の取り組みも交えながら詳しく話を聞いた。
(取材日2024年9月9日)
目次
親と子の双方が通いやすい環境を整え、長期的な目線で口腔内の健康につながる治療を提供する
- Q子どもはいつから歯科医院に連れて行くのが良いでしょうか?
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A
基本的には、乳歯が生え始めた段階でお越しいただくのがいいでしょう。日本人の場合、平均的に生後8ヵ月くらいから歯が生え始めます。歯の生え初めはフッ素の効果が一番見込める時期といわれていますので、その段階から定期的にサポートさせていただくと、虫歯になりにくい歯をつくることがめざせます。定期的な検診とフッ素、そしてブラッシング指導を継続して行っていくことによって、定期的にチェックを行っていきます。こうしたサポートの継続が、その後の口腔内の健康維持につながります。
- Q歯科医院が苦手な子どもでも通院できますか?
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A
もちろん可能です。お子さんは歯科医院に対して、怖いイメージをお持ちの方が圧倒的に多いです。まずは親御さんに抱っこして座っていただき、その状態のまま歯科衛生士が歯磨きをするというように、普段に近い状態から少しずつ慣れていただきます。虫歯の治療は早急に対応が必要ですが、お子さんの様子からすぐに取りかかるのが難しい場合、強引に治療を進めることは決してしません。そうしてできたトラウマは大人になっても残り、痛みがあるのに放置して、最終的に歯を抜かなければならなくなってしまうケースも少なくありません。根気はいりますが、長期的に見た時にお子さんにとってプラスになるよう進めていきます。
- Q小児の診療で心がけていることはありますか?
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A
恐怖心を与えないことです。歯科医院に慣れていくところから始めていくほか、託児スペースなど歯科医院にポジティブな印象を持っていただけるよう意識しています。また、親御さんには、お子さんに合った仕上げ磨きの方法をスタッフから指導しています。歯の表面はきれいに磨けても隙間が磨けていないことも多いので、フロスを使う習慣をつけていただくようお伝えしています。また、爪を噛む、口呼吸をするといった癖があると歯並びに影響しますし、乳歯の段階で歯の隙間が詰まっていると、永久歯の歯並びが悪くなる可能性が高いです。その前の段階から、歯並びがよくなるために、お家でできる簡単なトレーニングの方法をお伝えしています。
- Q親子で通院するメリットは何でしょうか?
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A
ほとんどの場合、虫歯菌は親のお口の中の唾液から子どもに感染します。親御さんのお口の中をきれいに保っておくことは、結果的にそのお子さんの将来的な虫歯予防にもつながります。お子さん自身の予防も大切ですが、親御さんも定期的な検診をしっかりとしていただくことが大切です。親御さんの歯周病対策にもなります。また、一緒に治療を受ける親を見て、子どもが治療は受けても大丈夫なことだと認識することもあるでしょう。小さなお子さんがいると親御さんは自分のケアを後回しにしがちですが、当院のような託児所やキッズスペースを活用していただいて、環境の整ったクリニックで安心してケアをしていただけたらと思います。
- Qこちらのクリニックならではの取り組みを教えてください。
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A
当院はキッズスペースを完備しているほか、保育士による託児サービスを提供しています。託児サービスがある歯科医院は比較的少ないかと思いますので、ぜひ活用していただけたらと思います。お子さんを預けながら親御さんの治療もできますし、どうしても椅子に座るのが難しいお子さんは、託児スペースの床にマットが敷いてありますので、マットの上でごろっと寝ている状態での治療も可能です。そういったことも必要に応じて対応していますので、安心してお越しください。なお、託児サービスは同じ時間で見られる人数に限りがありますので、安全面を考慮して原則は事前予約制を取っています。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。