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高木 克昌 院長の独自取材記事

瀬戸みずの坂内科クリニック

(瀬戸市/中水野駅)

最終更新日:2026/01/13

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック main

中水野駅から徒歩10分。商業施設の一角に「瀬戸みずの坂内科クリニック」がある。院長の高木克昌先生は、日本循環器学会循環器専門医として、特に不整脈の領域で研鑽を積んできたエキスパートだ。一方で、日本内科学会総合内科専門医でもあり、幅広い症状を抱える患者に寄り添う診療を行っている。「不整脈は単なる脈の異常ではありません。その背景にはさまざまな疾患や、精神的なストレスが隠れていることもあります。それを丁寧に引き出すのが私の役目です」と優しく語る高木院長に、不整脈の特性、診療で大切にしていること、そしてこの地域への想いなどを詳しく聞いた。

(取材日2025年12月23日)

不整脈を専門性に、内科全般を幅広く診療

先生は循環器、特に不整脈を専門にされてきたそうですね。

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック1

はい。医学部時代から不整脈について興味を持ち、今まで研鑽を積んできました。興味を持ったきっかけは、大学時代の恩師が循環器の中でも不整脈に精通した先生だったことです。恩師だけでなく、講師陣からもたくさん学ばせていただきました。卒業後は、名古屋大学医学部附属病院や愛知医科大学病院などで、不整脈の診療経験が豊富な先生方のもとで学び、数多くの症例を診てきました。横須賀共済病院ではカテーテル治療にも力を入れ、不整脈という領域の奥深さを改めて実感しました。

循環器専門医だけでなく、総合内科専門医も取得された理由を教えてください。

不整脈は心臓の異常だけにとどまらないケースが多く、心臓だけを診ていても原因にたどり着けないことがあるからです。例えば「胸がドキドキする」という動悸の背景に、甲状腺の病気が隠れていたり、ストレスや更年期の影響が大きかったりすることも少なくありません。さらには、病気そのものだけでなく、仕事や人間関係の不安と結びついて症状が強く出ることもあります。そのため、循環器だけの視点ではなく全身を診る力が必要だと痛感し、総合的に内科を診られるように学びを深めました。

循環器以外のご相談もできるのですね。

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック2

もちろんです。むしろ私は、そこが地域のクリニックの大切な役割だと考えています。患者さんの中には「何科に行けばいいかわからない」と悩んだり、「こんな症状で受診してもいいのかな」と思って受診をためらったりされる方もいると聞きます。そうした不安の受け皿となり、地域医療における、最初の窓口になりたいですね。頭が痛い、おなかが痛い、鼻水が出る、だるい、眠れないなど、どんな症状でもまずはお話を聞かせてほしいです。例えば頭痛であれば、必要に応じて片頭痛の予防を目的とした注射薬など、複数の選択肢を提案することもできます。当院で対応できることは責任を持って行い、より高度な検査や治療が必要だと判断した場合は、速やかに専門の病院へ橋渡しをします。

患者の言葉にならない違和感をすくい上げる

どのような患者さんの来院が多いですか?

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック3

この地域は昔から住まわれている方も多く、親子三世代で暮らすご家庭も少なくありません。そのため、来院される方はお子さんからご高齢の方まで本当に幅広いですね。お子さんでは、起立性調節障害の影響で、ちょっとしたことでドキドキしてしまい、学校に行きづらいといった相談があります。働き世代では、忙しさやストレスで自律神経のバランスを崩し、動悸や不整脈のような症状が出る方も多いです。こうしたケースでは、内科的な病気が見つからないことが多いですから、なおさら「何がつらいのか」という気持ちの部分に焦点をあてて、丁寧に耳を傾けることが大切になります。一方で、ご高齢の方は心疾患が背景にある不整脈も増えてきますので、そこは医学的にしっかり見極め、治療につなげていくことが必要です。不整脈は内科的な要因と精神的な要因が絡み合って出てくることが多いからこそ、総合的に診るように尽力しています。

院内でできる検査について教えてください。

心電図、超音波、エックス線に加えてCTも備えています。ホルター心電図は、一般的な24時間の測定だけでなく、1週間連続で計測できるタイプも導入しました。不整脈は毎日同じように出るとは限らず、1日だけの記録では症状を捉えきれないことがあるからです。1週間分の脈の記録を取り、その結果を患者さんと一緒に確認しながら「この日のこの時間に不整脈が出ているけれど、何かされていましたか?」と照らし合わせることで、不整脈の原因が見えてくることもあります。他にも運動の負荷を調べるエルゴメーターを導入し、運動が原因による不整脈なども含めて、より精密な評価ができる体制を整えています。ただし、検査は目的ではなくあくまで手段です。そのため、すべての検査を実施するのではなく、患者さんの生活や仕事の都合も踏まえながら、必要な検査のみを選択するように心がけています。

診察で先生が大切にされていることは何でしょうか。

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック4

患者さんが感じる体の違和感を、こちらが丁寧に引き出すことです。胸の違和感を「痛い」と表現する方もいれば、「苦しい」「きゅっとする」「心臓が止まる感じがする」と表現する方もいます。脈が速いのか、抜けるのか、強く打つのかによっても見立ては変わりますので、いつ、どんな時に、どのように感じたのかを正確に把握したいのですが、それらを言葉にするのが難しい場合もあります。そのため、一人ひとりに合わせて問いかける言葉を変えながら、患者さんと一緒に体の違和感の正体を言葉にしていきます。ストレスについても同じで、「ストレスありますか?」と聞いても、なかなか本心にはたどり着けません。どこに原因があり、どのようにストレスとして感じているのかを知るために、患者さんの背景を伺うことに時間をかけることもあります。

クリニック名に込めた、地域への想い

この地域に開院した想いをお聞かせください。

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック5

これまで大きな病院で経験を積み、多数のカテーテル治療にも携わってきました。その中で、カテーテル治療が必要になる手前の段階で、できることはもっとあったのではないかと感じるケースもありました。不整脈は心臓の病気だけではなく、ストレスや生活の乱れで出現することもあります。だからこそ、体全体、さらには患者さんが抱えるストレスも含めて診られるクリニックをつくりたいと考えました。開院にあたってこの地を選んだのは、家族が近くに暮らしていることに加え、私自身が愛知県出身でなじみがあったからです。クリニック名に「みずの坂」という地名を入れたのは、地域の一部として親しんでいただける場所にするという覚悟でもあります。世代を超えて頼っていただけるクリニックにしていきたいですね。

日々進化する医学に対し、どのように向き合っていらっしゃいますか?

今は患者さん自身が熱心に情報を調べて来院される時代です。その期待に応え続けるのが、医師の責務だと考えています。正しい医療を提供するためにガイドラインを確認し、最新の治療を学び続けることはもちろんですが、患者さんの視点を知ることも大事にしています。例えば、テレビの健康番組を見て、「患者さんは何が不安の種になりやすいのか」というヒントを得ることもあります。医学的に正しい情報を、わかりやすい言葉で伝えられるように注力し、地域の皆さんの健康に寄与できるように学び続けています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高木克昌院長 瀬戸みずの坂内科クリニック6

「こんなことで受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。不整脈は命に関わらないものが多い一方で、時に大きな病気のサインとして現れることもあります。健康診断で指摘されたり、動悸や胸の違和感が続いたりするなら、一度ご相談ください。検査をして何もなければ、それが一番いいことです。もし当院で対応できない検査や治療が必要な場合は、地域の信頼できる病院へ速やかにご紹介します。皆さんが毎日を安心して過ごせるように診療を続け、地域の健康を末永く見守っていきたいですね。

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