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山田 正樹 院長の独自取材記事

かわぐち胃腸と内視鏡クリニック

(川口市/川口駅)

最終更新日:2026/01/06

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック main

2024年6月、川口駅東口から徒歩3分のビル6階に開業した「かわぐち胃腸と内視鏡クリニック」。山田正樹院長は「埼玉県済生会川口総合病院」で長らく外科医師として従事してきた。同院では内視鏡検査をメインとし、日々多くの患者の対応にあたっている。医師の技術はもちろん、鎮静剤・鎮痛剤の積極的な活用、安心して休めるリカバリールーム、AIシステム搭載の先進的な機器など、環境整備を重視。また「検査が始まったことがわからないうちに終わっていた、というくらい苦痛のない検査をめざしたい」と語るように、快適に内視鏡検査を受けられる配慮が院内の随所に見られる。開業から1年半、患者層や疾患にどういった変化があったかや、同院の内視鏡検査に対する姿勢、診療にあたって心がけていることなどについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2025年12月5日)

苦痛の少ない内視鏡検査を提供するために

開業から1年半が経過しましたが、患者さんはどういった方がいらっしゃいますか?

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック1

働き世代の方がたいへん多く、20代~30代の方も来院されます。若い世代の方でも自らすすんで検査を希望されて受診される方が多いことに驚きました。皆さんご自身で体調の変化に気づき「一度きちんと内視鏡で調べたい」とウェブ予約も使って受診してくださいます。若い世代の患者さんでは下痢、便秘、腹痛などの症状を繰り返す過敏性腸症候群、またSIBOと呼ばれるガスだまりの症状などを訴えて受診される例が多くみられます。

消化器疾患を中心に診療されているとのことですが、特に相談が多い疾患はありますか?

全世代を通じて多くみられる疾患がピロリ菌の感染です。先述の若い世代の方でも胃の不調や腹痛などを調べる目的で内視鏡を受けていただくと発見されることも多いです。保険で認められているピロリ菌の検査方法は複数ありますが、これで100%と断言できるものはありません。偽陽性や陰性高値と呼ばれるようなケースもある中で専門の医師による内視鏡検査所見の診断がとても重要です。日本の保険制度では除菌治療を行う際、内視鏡検査による早期胃がんの否定が必須です。ピロリ菌は前述のように複数の検査方法がありますが、胃カメラをやって初めて陽性が判明するケースが多々あります。大腸内視鏡検査では、30代でも大腸ポリープが見つかる方は珍しくなく、若いうちの検査は本当に重要です。何も異常が見つからなければそれが一番なので、少しでも気になる症状があれば検査を受けていただきたいと思います。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック2

当院では、患者さんができるだけ苦痛なく内視鏡検査を受けられるよう、鎮静剤・鎮痛剤を積極的に使用しています。大きな病院では回転率の問題などから鎮静剤の使用が制限されることもありますが、当院では検査後に休めるリカバリールームを4部屋備えておりますので、検査後もゆっくり体を休めていただけます。大腸検査では必要に応じてポリープ切除も行います。さらに、当院ではAI搭載システムによる診断補助を導入しています。ひだの裏などの見づらい場所でも病変が疑われる箇所を検知して知らせてくれますし、ポリープの中でも、がん化のリスクが低い過形成と呼ばれるものか、よりリスクの高い腺腫なのかのチェックもしやすくなります。ポリープの種類判別や死角の確認にも役立ちますが、最終判断は経験豊富な医師が行います。AIはあくまで補助であり、医師の技術と組み合わせることで、より精度の高い検査を提供しています。

検査の苦痛や受診時の不安感を抑えるべく工夫に注力

内視鏡検査では痛みや苦痛を心配される方が多いと思います。同院ではどのような対策を行っていますか?

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック3

誰だって苦しいのは嫌ですから、当院ではできるだけつらさを抑えた検査を最優先に考えています。私自身も鎮静剤を使って上部と下部、両方の内視鏡検査を受けた経験があります。咽頭反射が強く出てしまう方、カメラを入れる恐怖感や不安感が拭えない方は、ぜひ鎮静剤を使用してみてください。一度楽に内視鏡検査を終えられたという経験ができれば、それ以降検査を受けるハードルは低くなると思います。ただし、鎮静剤も合うかどうかは個人差があります。当院では鎮静剤を使用しなくても苦痛が少ない検査を心がけていますので、ご安心いただければと思います。また、特に大腸は人によって長さも違いますし、腸が固くなってしまっている人もいるので、鎮静剤がないと検査を行えないということも考えられるので、まずはご相談いただければと思います。

患者さんのプライバシーなどにも気を配られているそうですね。

内視鏡検査はとてもデリケートな検査ですから、プライバシーへの配慮は徹底しています。更衣や検査前後の動線、隣の方の気配が伝わらない環境づくりなど、特に女性が不安に感じやすい点に細かく配慮しています。例えば、4室あるリカバリールームは半個室になっていて、隣との間に壁を設けました。カーテンなどで仕切ると、どうしても隣の人の気配を感じてしまい不安になってしまうと思うからです。着替えができてストレッチャーも無理なく入れる適度な広さと、プライバシーの確保、さらに閉鎖感や圧迫感が強くならないように設計段階からこだわりました。また毎週木曜日午後の大腸内視鏡検査と診察は、女性の受診者の方を優先としたレディースデイとしています。

スタッフの皆さんの対応も丁寧に感じますが、接遇などで気を使われていることはありますか?

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック4

私はスタッフに対して、患者さんへの気遣いを何より大切にするよう伝えています。特に診察室や処置室のドアの開閉、声かけの一言など、些細な行動についてです。普段の何げない行動を丁寧に行うことが、患者さんの安心感につながります。開業当初から、院内は朗らかで居心地の良い空間にしたかったので、一緒に働くスタッフとの関係性も大切にしてきました。幸い同院のスタッフは、私が以前勤めていた病院で一緒に勤務していた人が多く、互いに気心が知れている人ばかりです。仕事はもちろん、人間的にも信頼できるスタッフばかりなので、私も患者さんの診療に集中できています。患者さんからもスタッフの接遇についてお褒めの言葉をいただくことが多く、当院の財産だなと感謝しています。

基幹病院との連携で、手術が必要な治療もスムーズに

患者さんとのコミュニケーションで気を使っていることはありますか?

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック5

私は長年、消化器外科医として患者さんのお話を丁寧に伺うことを大切にしてきました。開業後もその姿勢は変わりません。当院の看護師は皆親しみやすいので、医師の私に伝えづらいことがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。また当院ではウェブ予約を導入し、できるだけスムーズな診療を心がけています。ただ、最優先したいのは「患者さんファースト」であるということです。じっくりお話を伺う診療や、女性に配慮したレディースデーの設定など、その方針から多少の待ち時間や予約制限が生じることもあります。そのため、「時間通りに必ず診てほしい」「柔軟な時間調整を希望する」という方には、当院は合わないかもしれません。こうした考え方に共感していただける方に、ぜひ来院していただきたいと思っています。

周辺病院との連携も密になされているそうですね。

私は現在も週1回「埼玉県済生会川口総合病院」で診療を続けています。そこで築いてきた医師同士の信頼関係や連携体制は、当院の大きな強みです。当院でがんや重い病気が疑われた場合、私自身が基幹病院に直接連絡を入れ、速やかに専門治療につなげられます。紹介後は、当院で行った検査画像や診療内容がそのまま共有されるので、病院での再検査を少なくし、スムーズに治療に入ることが可能です。それは、当院と病院との連携がしっかりとれ、互いを信頼し合えているからこそできることでもあります。病院との密な連携は、患者さんに専門的な医療を素早く受けていただけるという点で、メリットがあると考えています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

山田正樹院長 かわぐち胃腸と内視鏡クリニック6

消化器系のがんは、早期発見が重要になってきます。当院でも、大腸内視鏡検査でがんを発見し、その後内視鏡治療で切除できたケースもあります。がんの診断を受けた患者さんの中には、受診を先延ばしにしてきたという方が少なくありません。例えば健康診断で便潜血などが指摘されてきたにもかかわらず、忙しいからと精密検査を受けてこなかったという方です。まずは怖がらずに内視鏡検査を受けて、病気の早期発見につなげてほしいと思います。

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