MRIや骨密度測定器など総合病院と同等の検査をより身近な町のクリニックで気軽に受ける

QMRIなど検査機器がとても充実していますね。

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▲総合病院レベルの検査体制を整えている同院

【高橋先生】MRI、DEXA（デキサ）法の骨密度測定器、エックス線検査装置、エコーなどを完備しています。常勤の臨床検査技師も3人いて、それぞれ高い技術を持つスペシャリストたちです。生活習慣病をお持ちの患者さんも多いので、下肢血管の狭窄や閉塞、動脈硬化の程度などがわかるABI検査装置も導入しました。
【小川先生】MRIは基本的に予約制ですが、枠が空いていれば即日対応もできるようにしています。枠が空いていなくても緊急性の高い方に関してはお昼休みを削ってでも対応していくつもりです。

Q先進の機器類でどのような検査が可能なのでしょうか。

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▲先進のMRIやDEXA（デキサ）法の骨密度測定器を導入

【高橋先生】例えば、MRIは脊椎領域ならば椎間板ヘルニアや脊柱菅狭窄症、上下肢の運動機能障害を来すような脊髄腫瘍や脊髄炎など深刻な病態がないか調べることができます。がんの患者さんは骨に転移することもあるので転移性骨腫瘍がないかどうかの診断にも役立ちますね。
【小川先生】エックス線では骨折、変形性膝関節症、変形性股関節症などで骨や関節にどの程度の変化があるのか評価します。一方、エックス線写真には映らない靱帯などの軟部組織のチェックに役立つのがエコーです。手根管症候群、ばね指（屈筋腱腱鞘炎）などを明らかにすることができます。

QDEXA法による骨密度検査についても詳しく教えてください。

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▲骨粗しょう症をはじめとした病気の早期発見にも注力

【高橋先生】全身には206個の骨がありますが、骨粗しょう症と診断するために従来はかかとまたは手首の骨の骨密度を測定していました。しかし、現在のガイドラインでは腰椎もしくは大腿骨の骨密度を参照することが推奨されています。これらの値を測定できるのがDEXA法なのです。
【小川先生】これまでの経験においても、かかとや手首と、腰椎や大腿骨では検査結果がだいぶ違うのを実感しています。かつて骨密度に問題なしと言われていても、DEXA法での骨密度検査を受けていない方は再検査を受けたほうがより安心できるのではないかと思います。特に50歳前後の女性は骨粗しょう症のリスクが高いので定期的な検査をお勧めします。

Qなぜ、検査体制の拡充にこだわったのでしょうか。

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▲早期発見のためにも定期的な検査が大切だという

【高橋先生】整形外科に来る方はどこかしらに痛みを感じています。理由がわからないままでは適切な治療ができませんし、患者さんも不安ですよね。原因を正しく突き止めて迅速に治療をするためは、検査体制を整えるのは不可欠だと考えました。
【小川先生】特に近年進化が著しいエコーは患部をピンポイントで特定できるので、効率的にリハビリを進めていく上でも重要な役割を担っています。エコーは治療にも役立つので、エコーガイド下で局所麻酔剤やステロイド剤を注入する神経ブロック療法、トリガーポイント注射なども可能です。

Q町のクリニックで各種検査が受けられるのは便利ですね。

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▲症状を放置せず、専門家のもとで適切な検査を受けよう

【小川先生】例えば、MRIなどに関しては大学病院を紹介するのが一般的かもしれません。しかし、それでは患者さんは痛みを抱えたまま何週間も待たなくてはいけない場合も多々あります。当院ではMRIも含めてスピーディーに総合病院と同レベルの検査を受けられるようにしていますので、ぜひ活用していただければと思っています。
【高橋先生】何週間も先の予約日を待っている間に、症状が悪化してしまう例も少なくありません。より予約が取りやすいクリニックで、早めに検査を受けて治療を開始することには大きな意味があります。「痛くて動けない」となる前に、できるだけ早くご相談ください。