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健診結果にチェックがついたら
それが生活習慣病の治療の入り口

いんざい糖尿病・甲状腺クリニック

(印西市/千葉ニュータウン中央駅)

最終更新日:2025/01/20

いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 健診結果にチェックがついたら それが生活習慣病の治療の入り口 いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 健診結果にチェックがついたら それが生活習慣病の治療の入り口
  • 保険診療

糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症。これらはすべて食事・運動・飲酒・喫煙などの生活習慣が影響して発症する可能性のある、いわゆる「生活習慣病」だ。放置すると血管ダメージの蓄積から動脈硬化につながり、最終的には心筋梗塞や脳梗塞など重い病気を引き起こすこともある。「いんざい糖尿病・甲状腺クリニック」の高橋紘院長は、「健康診断の結果にチェックがついたら、放置せずにすぐ相談を」と警鐘を鳴らす。生活習慣病のもとをたどると、食生活の乱れや運動不足、また内臓脂肪の蓄積と、すべてつながっていることが多いそうだ。日本糖尿病学会糖尿病専門医資格と日本内分泌学会内分泌代謝科専門医を持つ専門家の視点で、この大もとの解消と重い病気の予防に力を入れる高橋院長に話を聞いた。

(取材日2024年10月2日)

生活習慣病が動脈硬化、最終的には心筋梗塞や脳梗塞につながる。予防の鍵は糖尿病専門医への早めの相談

Q生活習慣病とはどのようなものを指すのですか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 聞きなじみのある生活習慣病の中身について詳しく解説してくれる

▲聞きなじみのある生活習慣病の中身について詳しく解説してくれる

生活習慣病とは、食事・運動・飲酒・喫煙などの生活習慣が影響して発症する病気の総称です。代表的なものを挙げると、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症など。いずれも食生活などが関係していることから、1つの症状だけでなく、「血糖値も血圧も高く、コレステロールも高い」というように複数の症状を併せ持つ方も少なくありません。妊娠やほかの病気の影響で糖尿病を発症するケースや、ホルモンが過剰に分泌されて起こる原発性アルドステロン症から高血圧症が引き起こされるケースもありますが、いずれにしても食事や運動など生活習慣の見直しが必要なことには変わりません。

Q放置するとどのようなリスクがありますか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック さまざまな大病のリスクにつながる生活習慣病

▲さまざまな大病のリスクにつながる生活習慣病

まず食生活の乱れや運動不足が続くと、内臓脂肪がたまります。その結果、糖尿病や高血圧・脂質異常があり、腹囲が男性で85cm・女性で90cmを超えてくると「メタボリックシンドローム」と診断されます。そのままの生活習慣を続けていれば、血管へのダメージが蓄積されて動脈硬化につながり、糖尿病網膜症や糖尿病性腎症などを引き起こしかねません。血管の詰まりや破れは全身のどこにでも起こり得ますから、不整脈、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞といった命に関わる病気を引き起こすこともあるのです。このように生活習慣の乱れが次々と病気につながっていく「メタボリックドミノ」は、早い段階で止めなくてはなりません。

Q検査を受けるべきタイミングを教えてください。
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 現状を詳しく説明してくれる

▲現状を詳しく説明してくれる

生活習慣病は自覚症状が少なく静かに進行するので、健康診断が早期発見のきっかけになるケースが多いです。また高血圧症では頭痛や足のむくみを感じることもあり、そのような症状が続いたら一度検査を受けることをお勧めします。また遺伝的に発症しやすい体質というのもありますから、もしご家族に生活習慣病の方がいらっしゃる場合には、より一層の注意が必要です。どこに相談したらよいのか迷っている方や、「生活習慣病の専門家の意見を聞きたい」と思っている方は、糖尿病や生活習慣病の治療を得意とする、専門性のあるクリニックを選ぶとよいでしょう。

Q先生は糖尿病専門医として、どのような点を心がけていますか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 専門的な検査のため機器も充実している

▲専門的な検査のため機器も充実している

私は糖尿病専門医のほか、日本内科学会総合内科専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医でもあり、その専門性を生かし数多くの生活習慣病の症例に携わってきました。生活習慣病治療では多角的な視点が大切です。例えば糖尿病の治療でも血液検査でHbA1cの数値を見るだけでなく、頸動脈エコー検査や血管の硬さを評価するCAVI検査も実施。コレステロールがたまってできる血管プラークの状態や動脈の硬さを確認した上で、個々の患者さんに合わせた計画を立てます。また先ほどメタボリックドミノについて話しましたが、私は肥満症の治療についても豊富な知見を持っており、ドミノの大もとである肥満や内臓脂肪の解消にも力を入れています。

Q生活習慣病の治療で、患者側が意識すべき点を教えてください。
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 通院モチベーションを保つことに注力している

▲通院モチベーションを保つことに注力している

生活習慣病の治療では、患者さんご自身が生活習慣病とそのリスクについて知り、行動すること・続けることが大切です。とはいえ自覚症状がない段階では「なぜ治療が必要なのか」とモチベーションを保ちにくいこともあるかもしれませんね。当院には、糖尿病看護の専門知識を持つ看護師や、経験豊富な管理栄養士が在籍しており、患者さんの「なぜ」にわかりやすく答えながら、生活改善のアドバイスや栄養指導を行っています。頑張りが数値として表れれば、きっと「やる気」のスイッチも入るでしょう。治療の主役は患者さんご自身です。私たちは情報提供や治療提案を通じて、患者さんの「やる気」をサポートしています。

ドクターからのメッセージ

高橋 紘院長

糖尿病・高血圧症・脂質異常症・高尿酸血症などの生活習慣病は、もとをたどればつながっていることが多いです。私は糖尿病専門医の視点でそれらの症状を包括的に見て、その先にある重い合併症の予防、また大もとである肥満や内臓脂肪の解消にも注力しています。生活習慣病の治療は長く続けることが大切ですから、その方に合った無理のない治療提案も心がけの一つ。アプリを利用した血圧管理や健康管理を取り入れ、管理栄養士による栄養相談にも対応しています。もし健診結果にチェックがついたら「これが生活習慣病の治療の入り口」と考えて、放置せずにすぐいらしてください。

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