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自覚症状がほぼない糖尿病
早期治療で血管ダメージを食い止めたい

いんざい糖尿病・甲状腺クリニック

(印西市/千葉ニュータウン中央駅)

最終更新日:2024/10/30

いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 自覚症状がほぼない糖尿病 早期治療で血管ダメージを食い止めたい いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 自覚症状がほぼない糖尿病 早期治療で血管ダメージを食い止めたい
  • 保険診療

初期の糖尿病には自覚症状がほぼないといわれる。だが進行すると血管にダメージを与えて動脈硬化につながり、糖尿病網膜症や糖尿病性腎症を引き起こすこともある。さらには心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気の原因になることも。「いんざい糖尿病・甲状腺クリニック」の高橋紘院長は、日本糖尿病学会糖尿病専門医。HbA1cの数値だけでなく、合併症や動脈硬化の評価などもしっかりと行い、患者一人ひとりに合わせた治療計画を立てている。糖尿病に特化した知識を持つ看護師や、管理栄養士も在籍する同院。それぞれの専門知識を生かしながら、患者の「やる気」をサポートしている。今回は高橋院長に、糖尿病を放置するリスクや、同院の治療の特徴について話を聞いた。

(取材日2024年10月2日)

糖尿病は早期治療が大切。血管ダメージを食い止めて、心筋梗塞や脳梗塞など重い病気の予防を

Q糖尿病とはどのような病気なのでしょうか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 糖尿病や予備軍の患者は増加傾向にあるという

▲糖尿病や予備軍の患者は増加傾向にあるという

人の膵臓からは、血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されています。糖尿病とは、このインスリンの分泌量が減ったり、量はあっても効果を発揮できなかったりと、うまく作用しなくなる病気です。先天的な要因がありウイルス感染など何かしらのきっかけで発症する1型糖尿病と、主に体質と生活習慣が原因となり発症する2型糖尿病、そのほかにも膵臓がんなどの病気や、ステロイドなどの薬の影響、また妊娠期に発症する方もいらっしゃいます。ストレスや睡眠不足もインスリンの分泌に影響を与えるんですよ。日本人に多いのは2型糖尿病。食生活の欧米化もあり、糖尿病もしくは予備軍の方は年々増えています。

Q糖尿病の自覚症状について教えてください。
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 各種検査機器を使用し、重篤な疾患の早期発見をめざす

▲各種検査機器を使用し、重篤な疾患の早期発見をめざす

初期の自覚症状はほぼなく、喉が渇く、トイレの回数が増えた、体重が急激に減少したなどの自覚症状が出る頃には、糖尿病はかなり進行していると思われます。糖尿病は肥満の方に多いイメージがあるかもしれませんが、インスリンが働かないと体が糖分をうまく使えず、どんどん脂肪を燃やしていくのです。糖尿病の診療では、糖化ヘモグロビンの割合を示すHbA1cが指標となり、HbA1cは約2、3ヵ月の平均血糖値を反映します。これが6%を超えてきたら、食後の血糖値が急上昇と急降下を起こす「血糖値スパイク」をすでに起こしている可能性が考えられます。自覚症状がなくても体内では大変な状況で、血管にダメージを与え続けているのです。

Q自然に治ることはないのでしょうか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 自覚症状が現れたらすぐに受診しよう

▲自覚症状が現れたらすぐに受診しよう

受診もせず、そのままの食生活や生活習慣を続けていけば、残念ながら悪化の一途をたどることが多いです。ダメージを受け続けた血管は弾力性を失い、いずれ動脈硬化へとつながります。目の網膜や腎臓には細い血管が張り巡らされていて、それが傷つくと糖尿病網膜症や糖尿病性腎症を引き起こしかねません。足に影響が出る方も多いですね。また動脈硬化を起こした血管は、詰まったり破れたりしてしまうこともありますから、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気を引き起こすこともあるのです。このように進行した状態を元に戻すことはできません。「糖尿病かもしれない」とわかった段階ですぐに受診して、症状の進行を食い止めることが大切です。

Qこちらのクリニックでは、どのように治療を行うのですか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 医師・看護師・管理栄養士が連携しながら患者を支えている

▲医師・看護師・管理栄養士が連携しながら患者を支えている

私は日本糖尿病学会糖尿病専門医です。HbA1cの数値だけでなく、合併症や動脈硬化の評価などもしっかりと行い、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画を立てています。具体的には、さまざまな検査機器を用いて血管年齢や動脈硬化の検査を行い、肝臓や腎臓、膵臓の状態を超音波にて評価することで、合併症の状態がわかります。そのように患者さんの状態を正確に把握しながら提案していきます。糖尿病治療には患者さんの「やる気」が不可欠で、私たちだけが頑張っても良い結果は出ないのです。医師とスタッフが一丸となり、患者さんの背中を押せるように皆でサポートしています。

Q1型糖尿病等で他院で治療中でも受診することはできますか?
A
いんざい糖尿病・甲状腺クリニック 日本糖尿病学会糖尿病専門医の資格を持つ高橋院長

▲日本糖尿病学会糖尿病専門医の資格を持つ高橋院長

もちろんです。実際に「他院に長年通っているが、HbA1cの数値を確認してもらうだけなので不安」「専門家の意見を聞きたい」「最新の糖尿病の情報を知りたい、先進治療を受けたい」など、さまざまな理由で受診されています。当院ではセンサー型の持続血糖モニターや24時間インスリンが持続的に注入されるインスリンポンプにも対応。これらのデバイスは入院が必要となるケースが多いのですが、当院では外来で導入可能です。先ほど紹介した看護師もインスリンポンプを使用しておりますので、初めてお使いの患者さんにもユーザー目線を交えた丁寧な説明をいたします。少しでも不安なことや気になることがあれば、一度相談にいらしてください。

ドクターからのメッセージ

高橋 紘院長

糖尿病には初期の自覚症状がほぼなく、特に2型糖尿病は健康診査で指摘されて異常に気づく方がほとんどです。糖尿病は失明や透析の原因ともなり得る病気であるということ、そうなってしまってからでは取り返しがつかないことを、皆さんにも知ってほしいと思います。もし疑わしい結果があったならば、放置せずにすぐにいらしてください。医師・看護師・管理栄養士が専門知識を生かしながら協力し、患者さんの「やる気」を引き出します。心がけているのは、患者さんの生活環境に合わせた治療提案。血管ダメージを食い止めて重い病気を予防するためにも、一緒に治療へ取り組んでいきましょう。

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