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経験に基づく技術で先進機器を操作
怖くない胃と大腸の内視鏡検査

おかむらクリニック 内科・消化器

(神戸市西区/西神中央駅)

最終更新日:2024/11/06

おかむらクリニック 内科・消化器 経験に基づく技術で先進機器を操作 怖くない胃と大腸の内視鏡検査 おかむらクリニック 内科・消化器 経験に基づく技術で先進機器を操作 怖くない胃と大腸の内視鏡検査
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胃や大腸の内視鏡検査はつらいと昔からちまたでよく聞かれ、足が遠のいている人もいるだろう。しかし、鎮静下での検査も浸透した現在は、苦痛や痛みを訴える人も減っている。だからこそ、「勇気を出して検査を受けてほしい」と力を込めるのが「おかむらクリニック 内科・消化器」の岡村喬之(おかむら・たかゆき)院長だ。虎の門病院などで数多くの内視鏡検査を手がけてきたキャリアを持ち、進行がんの患者に接する機会も多かったと話す。「もっと早くに発見できていれば」との思いから、受診しやすい町のクリニックで大規模病院にもひけをとらない内視鏡検査に励む。今回は胃や大腸の内視鏡検査の気になるポイントについて詳しく教わった。

(取材日2024年10月16日)

胃と大腸の内視鏡検査を定期的に受けて、胃がんや大腸がんの積極的な予防へつなげる

Q胃や大腸の内視鏡検査を受けるメリットは何なのでしょうか。
A
おかむらクリニック 内科・消化器 胃や大腸内視鏡の検査を受けるメリットについて話す岡村院長

▲胃や大腸内視鏡の検査を受けるメリットについて話す岡村院長

やはり、胃がんや大腸がんを早期発見・早期治療につなげられるのは大きなメリットといえるでしょう。体内にはさまざまな臓器がありますが、胃や大腸ならば内視鏡を用いることで患者さんの体に大きな負担をかけずに検査が可能です。臓器の粘膜を直接カメラで撮影できるというのも、胃や大腸以外ではなかなかできません。さらに、がん化するリスクの高い大腸ポリープが見つかった場合も、病変部分を目で確認しながらピンポイントで切除を図れます。定期的に検査を受けてさえいれば進行がんになる前に見つけられるケースが大半で、「もっときちんと受けておけば良かった」と後悔される方も多いと聞く検査です。

Qどんな症状があったら内視鏡検査を受けるべきですか。
A
おかむらクリニック 内科・消化器 違和感を感じた場合は早めに内視鏡検査の検討を

▲違和感を感じた場合は早めに内視鏡検査の検討を

大腸は健康診断で便潜血陽性といわれたら必ず受けるようにしてください。胃でも大腸でも、いつもと違うと思ったら早めの受診をお勧めします。特に胃に関しては大腸のように前日からの準備は不要で、当日の朝食を抜けば検査が可能です。胃がんの他にも逆流性食道炎なども確認できるので、胸やけ、胃もたれ、慢性の咳などが気になっている方もご相談ください。一方、初期の胃がんはほとんど自覚症状がありません。勤務医時代に初期の胃がんが見つかったと来院された方が内視鏡検査を受けられた理由は、胃がんとは関係のない主訴やピロリ菌の除菌後で定期的な検査を行われている方がほとんどだったんですよ。

Qピロリ菌を除菌すれば、胃がんにはならないのでしょうか。
A
おかむらクリニック 内科・消化器 先進の内視鏡検査機器を用いて、より精密な検査の実施を心がける

▲先進の内視鏡検査機器を用いて、より精密な検査の実施を心がける

たしかに除菌をすれば胃がんのリスクを3分の1にすることが見込めますが、ゼロにはなりません。胃がんの約9割はピロリ菌が引き起こした萎縮性胃炎の患部に発生しますが、除菌後も萎縮は残ります。特に除菌後の数年間は、それまでは目に見えなかった小さな萎縮が大きく育ってくる時期でもあり、上から正常粘膜に覆われてしまうなど見つけにくい例が増えてくるので要注意です。だからこそ当院では先進の内視鏡検査機器を採用しています。できるだけスピーディーに検査するようにしてはいますが、胃がんは見落としのないようある程度時間をかけることも欠かせません。そのため、鎮静下での検査をお勧めすることもあります。

Q大腸内視鏡検査は下剤の服薬が心配なのですが……。
A
おかむらクリニック 内科・消化器 患者の不安に寄り添い、院内でも下剤の服用が可能となっている

▲患者の不安に寄り添い、院内でも下剤の服用が可能となっている

現在、大腸内視鏡検査は鎮静下で行われることが多く、苦痛も痛みも感じることが少ない人が大多数です。検査そのものは昔と比較して楽になっているだけに、下剤だけが不安に感じる方も増えていますね。下剤にもいろいろな種類があり、人によって合う合わないがあるので、当院では3種類を用意しています。自宅で飲むのが不安な方のために、院内で服用できるスペースも作りました。前日の夜に使用する大腸の運動を活発化させるための消化管運動亢進薬が苦手な方もいるので、下剤のみで済ませられるようにも準備しています。他にも浣腸の併用など、一人ひとりできるだけ苦しまないような方法を提案しています。

Qその他、患者さんの不安を取り除くため何を心がけていますか。
A
おかむらクリニック 内科・消化器 撮影画像はもちろん、時には図なども用いてきめ細かな説明を実施

▲撮影画像はもちろん、時には図なども用いてきめ細かな説明を実施

事前の診察から検査後の説明まで、患者さんから何か質問されたら、できるだけ丁寧に答えるようにしています。内視鏡検査中には、胃も大腸も70〜80枚、時には100枚以上の写真を撮り、すべて患者さんにお見せするようにしているんです。どのような病変が見つかり、なぜポリープ切除や組織検査が必要なのかもきちんとお話しするようにしています。紙に図などを書いて説明することもありますね。何事においてもメリットだけではなくデメリットも誠実にお伝えしています。また、看護師は担当制にしているのですが、検査前後の患者さんに寄り添ってきめ細かに声かけしているのでご安心ください。

ドクターからのメッセージ

岡村 喬之院長

胃がんや大腸がんの罹患率が上がる40歳を過ぎていて、内視鏡検査を受けたことがない場合は、早めに受診をご検討ください。かつて検査でつらい思いをした方もいるかもしれませんが、日々テクノロジーは進歩していますし、鎮静薬を用いる選択もできるようになりました。当院では性能にこだわった検査機器を使用しているので、胃も大腸も拡大して見られます。私自身、虎の門病院時代は普段から拡大機能の付いている精密な内視鏡を駆使した検査を重ねてきました。わずかな病変も見逃すことのないように機器にもこだわりましたので、どれだけきれいな画像が撮れるか一度見てみませんか。そして定期的な検査を習慣にしていただければと願っています。

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