影山 理枝子 院長の独自取材記事
RIデンタルクリニック中野
(中野区/中野駅)
最終更新日:2025/12/26
JR中央・総武線中野駅南口、レンガ坂を抜けた少し先にある「RIデンタルクリニック中野」は、影山理枝子院長が、生涯を通して気軽に通える歯科医院をめざして2024年に開業した。前面がガラス張りになっていてモダンな雰囲気の同院は、通りから見える楽しそうなキッズルームも印象的。影山院長はかつて看護師をしており、その時、口腔トラブルに悩む患者の姿を目の当たりにして、自身で何か力になれないかと考え歯科医師に転身した。開業前の8年間は東京都内にあるクリニックの分院長として幅広い患者の治療に従事。同院ではこれまでの経験を生かしながら、ファミリー層や高齢者などの患者に寄り添った歯科医療を提供している。影山院長にクリニックの特徴や歯科医療への思いなどについて聞いた。
(取材日2024年6月13日/再取材2025年11月14日)
子どもの頃から生涯を通して通える歯科クリニックに
最初に、クリニックのコンセプトについて教えてください。

当院では、「生涯を通して通える歯科医院」をコンセプトにしています。患者さんの歯が生え始める頃から高齢になるまで、当院に通っていただくことで健康な口腔状態をより長く維持していきたいと思っているんです。歯科クリニックの受診は習慣化することがとても大切だと考えます。子どもの頃から定期検診が習慣になっていれば、そのまま大人になっても定期検診が日常の一つになってきますからね。これまでの診療経験から、そうした習慣が身についている方は自然とお口の中がきれいで、トラブルも少ないという印象があります。ですので、当院では小さなお子さんたちが楽しく通えるようキッズルームを設置して、家族みんなで受診してもらえるような工夫に取り組んでいます。
なぜ中野で開業しようと思われたのでしょうか?
一言で言えば、この地域が好きだからです。私自身中野で長く暮らしたことがあり、地域の雰囲気も皆さんの人柄も大好きです。開業するならなじみのある中野だと決めていました。住民としてお世話になっていましたので、今度は地域貢献で恩返しがしたいんです。最近は再開発が進んでいるので、中野の将来が楽しみでなりません。ちなみに当院は商店街のイベントにも積極的に参加していて、それをきっかけに来ていただく方も増えてきました。地域に根差した取り組みの一つとして、デジタル地域通貨への対応も行っています。
内装にもこだわったと伺いました。

お子さんたちやお子さん連れに多く来てほしいという気持ちはありますが、すべて子ども寄りにしたというわけではなく、大人の方が落ち着いて診療を受けられるようにも工夫しています。このビル全体がグレーですので、統一感が出るよう内装もシックなグレーを基調にしました。実は、内装のデザインは、リゾートホテルの内装に携わった業者さんにお願いしたんです。上質でおしゃれな雰囲気も感じられると思います。また、最近は患者さんが増えたこともあり、患者さんから「予約が取りにくくなった」という声をいただきました。当院は定期検診を推奨していますから、まずは患者さんが通いやすい環境であるべきだと思い、ユニットを1つ増設しました。当院のユニットはすべて個室で患者さんのプライバシーに配慮しています。ベビーカーや車いすで入れるユニットもあるので、幅広い年齢の方が通いやすいと思います。
一般歯科から口腔外科、矯正治療まで幅広く対応
こちらではどのような診療が受けられますか?

虫歯治療や歯周病治療などの一般歯科から、義歯治療、インプラント治療、審美歯科、小児歯科、予防歯科、区の定期検診などさまざまな診療を提供しています。私は大学卒業後、口腔外科に入局し、外科手術も数多く経験してきました。そのため親知らずの抜歯や埋伏歯の手術も可能です。また、開業当時はまだ取り組めていなかった矯正治療も始めました。月に数回、矯正歯科の女性の歯科医師が来てくれています。矯正治療は小児から大人まで、幅広い年代の方に受けていただける治療です。矯正治療をしていく上で、虫歯になったり抜歯が必要になったときは当院で治療に移ることができるので、ここで完結できるという意味では便利なのかなと。歯並びがきれいになると歯磨きもしやすくなるため、虫歯予防にもつながります。歯並びが気になる方は、一度お気軽にご相談ください。
診療する上で、大切にしていることを教えてください。
患者さん一人ひとりに丁寧な説明をするよう心がけています。言葉だけでは伝わりにくい部分もあるため、当院では治療内容に関わらず、治療の前と後で口腔画像を撮影するようにしているんです。画像を見ながら説明することで、治療の経過や汚れの蓄積具合など、時系列で患者さんにわかりやすく説明することができます。治療方法については、複数の選択肢を提案して、患者さんのご要望やご意見も聞きながら一緒に考えていきます。歯科治療に恐怖心を持つ方もまだまだ少なくありません。女性の歯科医師だと恐怖心が少し和らぐといった声もありますし、不妊治療中や妊娠中といった情報も、女性だと話しやすいかと思います。
お子さんの診療で工夫していることはありますか?

言葉はわかりやすく、でも大人と同じように、まず症状や治療の流れを説明するようにしています。子どもだからと、何の説明もせず治療を始めることはありません。ユニットはすべて個室ですので、お子さんの治療中は親御さんがそばにいることもできますし、親御さんの治療中はお子さんがそばで待つこともできます。ご家族が一緒に通いやすくなるようにという点でも個室にこだわりました。歯科クリニックは楽しい場所だと感じてもらうきっかけとして、キッズルームで季節ごとのイベントも開催しています。当院に通うお子さんには、歯科が身近な存在だと思ってもらえるとうれしいですね。
看護師の目線を生かした細かな配慮で、安心感を醸成
先生は以前、看護師をされていたとお聞きしました。

はい。歯科医師になる前は大学病院の消化器内科の病棟看護師をしていました。その時、入院患者さんの中に口腔トラブルで食事ができず困っている方がいらして、もっと何か自分にできることはないかと思ったんです。それで口腔外科分野を勉強したいと考え、長崎大学歯学部に編入しました。大学卒業後は、浜松医科大学附属病院の口腔外科でさまざまな外科手術に携わりました。その後、東京都内の歯科クリニックで一般歯科診療について幅広く研鑽を積み、8年間分院長を務めました。そこのクリニックは小さなお子さんを連れてご家族全員で通っている患者さんが多く、そこでの経験も当クリニックで生かしています。
看護師としての視点もあるのは、患者さんにとって安心だと思います。
自分ではあまり意識していませんが、患者さんからそのように言われることも多いですね。車いすの方が来院すると、自然と体が動いて車いすを押したりしています。患者さんがどんなことに困っているか、どんなふうにしてほしいか、歯科の医療面だけでなく、よりこまやかに気を配っているのかもしれません。また、当院では小さなお子さんが眠ってしまった場合、眠ったお子さんを抱いたまま治療を受けていただくこともできます。お子さんがいると眠る時間帯と重なったりして受診しにくいことも多いですが、当院ではそういったことも気にせずに受診していただけたらと思います。
スタッフさんについて教えてください。

歯科衛生士は定期検診や歯石の除去などを行っていますが、必ず私も虫歯のチェックなど口腔内を確認して密に連携しています。歯科助手も、お子さんへの声かけを心がけてもらいながら業務のサポートをしてもらっていますね。スタッフ全員、チーム医療で対応しています。ホワイトニングを得意としている歯科衛生士もいますし、ご要望によって口元のマッサージなどにも対応しています。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。
これからも地域に根差したクリニックとして成長していきたいと思います。地域の方々には、お子さんをはじめご家族みんなで通っていただきたいと思っています。小さなお子さんも、家族一緒に通って親御さんが治療を受けている姿を見ているうちに、自然と歯科への関心や理解も深まって、通院の習慣も身につくと思います。当院は中野区と杉並区の成人歯科健診、中野区の1歳半・3歳・5歳児歯科健診・妊産婦健診にも対応していますので、まずは健診から受診していただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント/49万5000円~、セラミックを用いた補綴治療/6万6000円~、ホワイトニング/3万3000円~、部分矯正/22万〜、成人矯正円/93万5000円〜、小児矯正/38万5000円〜

