糖尿病・内分泌疾患の専門性を生かした
地域における医療連携の形
けいしょう内科クリニック
(高槻市/高槻駅)
最終更新日:2026/07/15
- 保険診療
糖尿病・内分泌疾患を専門とするクリニックとして、高槻市周辺に暮らす人々の健康を支える「けいしょう内科クリニック」。勤務医時代、地域の中核病院である高槻病院で研鑽を積んできた院長の陳慶祥先生は、開業を決意した際、迷わず病院のすぐそばの地を選んだという。それは、患者を長く診続けたいという思いがあったからだ。現在は、勤務医時代からの患者はもちろん、病院や近隣のクリニックから紹介される患者も多く診ているという。「病院であれクリニックであれ、地域で患者さんを支えていくという使命は変わりません。だからこそ、それぞれの医療機関が役割分担しながら、連携し合うことが欠かせないのだと思います」と語る陳院長に、同院が取り組む医療連携の現在地と、連携を通じてめざす医療の形について聞かせてもらった。
(取材日2026年6月30日)
目次
糖尿病の管理や合併症の治療など、地域の医療機関が役割分担しながら、連携して患者を支える
- Qまずは診療の特徴について教えてください。
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A
▲専門的な治療だけでなく、内科全般にも幅広く対応する同院
糖尿病と内分泌疾患を専門としているので、これらについては身近なクリニックでありながらも病院レベルの診療を提供できると自負しています。治療にあたっては、先進的な機器を積極的に取り入れるとともに、臨床検査技師が常駐してHbA1c、生化学、甲状腺ホルモンなどを調べる血液検査の結果を当日中にお伝えできるようにしています。また、糖尿病と関連の深い骨粗しょう症の治療も行っています。一方で、こうした専門的な治療だけでなく、かかりつけ医として風邪や高血圧症などの内科全般にも幅広く対応しますので、複数の疾患を抱える高齢の方も安心してかかっていただけるのではないでしょうか。
- Q医療連携とは何ですか? 具体的に教えてください。
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A
▲病院とクリニックが役割を分担をして、適切な医療を提供
医療連携とは地域の病院やクリニックが役割を分担しながら、地域で暮らす人たちに切れ目なく医療を提供する仕組みのことです。病院との連携に関しては、当院の場合、糖尿病で入院していた方や、術後に血糖値が乱れた方などに対する退院後の安定期管理を任されることが多いですね。症状が安定していれば、患者さんもクリニックのほうが継続して通いやすいと思いますので、当院で血糖コントロールを行い何かあれば病院に紹介しています。また、糖尿病は足にトラブルを生じやすいため、近隣のクリニックからフットケアの相談を受けることも。歯周病と糖尿病は関連するため、歯周病患者さんで糖尿病を患う方の歯科からのご紹介も増えてきました。
- Q逆に、先生が他院に患者さんを紹介するのはどんなときですか?
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A
▲患者の症状に合わせて、市内の病院へつないでいる
入院が必要な緊急性の高いケースや、CT・内視鏡検査といった当院では対応していない検査が必要な場合は、すぐに高槻病院をはじめとする市内の病院へとつなぎます。また、糖尿病は悪化すると神経障害、網膜症、腎症、循環器疾患などを引き起こすことがあるため、合併症の有無を確認する際や、悪化した場合は各診療科の先生とも連携を図っています。例えば、網膜症が疑われる場合は眼科、腎症が悪化傾向にあれば腎臓内科に相談するといった具合です。連携にあたっては、紹介状のほか「糖尿病連携手帳」や「お薬手帳」なども活用しながら、患者さんの体の状態や服用薬に関する情報をスムーズに共有するようにしています。
- Q医療連携におけるクリニックの強みは何でしょうか?
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A
▲専門知識を持つスタッフとチームでサポートする体制を整えている
糖尿病と内分泌疾患に関する専門的な治療を、子どもから高齢者まで広く提供できることです。糖尿病治療ではスキャン式持続血糖測定器やインスリンポンプなども用意し、患者さんの負担を減らせるよう努めています。また、フットケアの外来や栄養指導のほか、月2回は日本看護協会糖尿病看護認定看護師による生活指導も行うなど、専門知識を持つスタッフとともにチームでサポートする体制を整えていますので、患者さんや紹介元の医療機関にも安心していただけるはず。こうした専門的な治療とともに、内科全般を私が責任を持って担当しますので、糖尿病や甲状腺疾患以外の病気も併せて診ることができ、何かあれば他院への紹介もスムーズに行えます。
- Q院長が医療連携に取り組む上で心がけていることはありますか?
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A
▲地域に出て他院との関係性を築き深めることを大切にしている院長
患者さんの健康を守るには、広い視野で診ることが欠かせません。そのためには、目の前の症状だけにとらわれず、生活スタイルや考えなども踏まえて、患者さんとともにベストな方法を探っていくようにしています。そうした土台があってこそ、適切な連携先へとつなげられるのだと思います。また、スムーズな連携を図るためには、医療機関同士が顔の見える関係を築くことも大切です。そこで、当院では地域連携に関する講演会や懇親会に積極的に参加するほか、時間を見つけては直接近隣の病院に出向いて自分たちのことを知ってもらえるよう努めています。今後も自ら地域に出て、他院との関係性を築き深めることを大事にしていきたいですね。

