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武田 浩平 院長の独自取材記事

東桜デンタルクリニック

(名古屋市東区/新栄町駅)

最終更新日:2024/07/25

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック main

2024年5月に新規開院した「東桜デンタルクリニック」。名古屋市営地下鉄東山線・新栄町駅から徒歩3分、名古屋市営地下鉄桜通線・高岳駅から徒歩5分というアクセスの良さにもかかわらず、院内は静かで落ち着いた空間が広がっている。日本歯周病学会歯周病専門医である武田浩平院長は、東京医科歯科大学病院の歯周病科にて、歯周病の治療を軸に総合的に診療経験を積み、数々の難治性の高い治療にあたってきた。「これまで培った知識と経験で地域に貢献したい」と、中高生時代の思い出が詰まった名古屋市東区で開院した。技術、環境ともに大学病院レベルの歯科医療を提供する同院。そこに至った経験や想いを一つ一つ丁寧に話す様子に武田院長の実直で誠実な人柄を感じつつ、同院の特徴や今後の抱負など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2024年6月12日)

技術、設備、専門性。大学病院レベルの治療を地域で

歯科医師を志したきっかけや、開院までのご経緯をお聞かせください。

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック1

歯科医師を志したのは父の影響が大きいと思います。実家は自宅と併設の歯科医院でしたので、毎日夜遅くまで診療し、懸命に働く父の姿をずっと見ていましたので、小学生の時には私も歯科医師になりたいと思うようになりました。その後、大学進学とともに上京し、学生として過ごした後、そこから大学病院に進みましたので、合わせて15年ほど東京にいました。そして、「いつかは地元の愛知県に戻って地域に貢献したい」という想いもありました。当院がある東区は私の母校があり、このエリアは中高6年間を通じてなじみ深い場所です。その場所で、歯科医療を通じて地域の皆さんに少しでも貢献したいと思い、この春開院させていただきました。

歯周病がご専門とお聞きしましたが、大学病院ではどのようなご経験を積まれたのでしょうか?

東京医科歯科大学病院の歯周病科にて10年近く勤務しました。大学病院という役割上、患者さんは重度歯周炎の方がほとんどです。地域の歯科医院では歯を残すことができないくらい歯周病が進んでしまった深刻な状態に対して、歯を残せるような治療に努め、歯を失ってしまった場合には、インプラントを用いるなど、患者さんの生活の質の向上につなげるための治療に尽力しておりました。歯周病専門医として重度も含めた歯周病の治療を軸に、インプラント治療や審美歯科、また矯正歯科なども含め総合的に診療経験を積んでおります。大学病院には、開院した現在も非常勤講師として籍を置き、後進の育成に携わっています。

こちらのクリニックの特徴をお聞かせください。

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック2

私が日本歯周病学会歯周病専門医であり、当院の副院長である私の妻は日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医です。また、矯正治療については東京医科歯科大学で外来を担当している歯科医師が定期的に勤務しています。それぞれ異なる分野を専門とする3人の歯科医師が、専門性にこだわった治療を地域の歯科医院で提供できることが一番の特徴ではないでしょうか。合わせて、インプラントや虫歯のかぶせ物などの医療用具は、大学病院や都内の歯科医院と同じ水準のものを使用しています。そして、高度な治療を支えるためは、設備機械は必要不可欠なものです。当院では、口腔内スキャナーやデジタル顕微鏡、歯科用3D-CTなども導入しています。当院ではインプラントも施術しますので、滅菌管理や衛生管理についてもこだわりました。大学病院と同じレベルであるクラスB滅菌器、歯科医療機器専用の自動洗浄器なども導入し、徹底した滅菌管理を実施しています。

それぞれの専門分野を融合し、質の高い歯科治療を追求

診療方針をお聞かせください。

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック3

当院では、場当たり的な治療ではなく、長期的に虫歯や歯周病の予防、そして再治療をなくすことを目標としています。それには患者さんにご自身のお口のことを知っていただくことが大切だと考え、最初に歯の状態や歯周病の状態を把握するため、デジタル写真を撮影し、補綴物の適合性のチェック・虫歯のチェックを行います。また、根本的な治療を実施するには口腔内全体の状態を把握する必要があるため、歯を支える骨の状態を確認するデジタルエックス線撮影も行っています。そして、当院では診療室をすべて個室にし、各部屋に大画面モニターを設置しています。検査で撮影した画像を大きな画面で見ていただくことで、患者さんも理解が深まるかと思いましたので、そういった環境づくりにもこだわりました。

患者さんと接する際に心がけていることは何でしょう。

患者さんご自身がお口の状態を理解された上で、安心して治療を受けていただきたいと考えていますので、わかりやすい説明を心がけています。説明には検査画像を用いるのですが、健康な状態と比較しながらお話をしています。患者さんは歯科医師から「歯茎が腫れている」と言われても理解しにくいと思いますし、特に歯周病という病気は自覚症状がないことも特徴ですので、なかなか実感が持てない方も多くいらっしゃいます。腫れている歯茎と腫れていない歯茎を画像で比較してわかりやすく見ていただくことで理解が深まり、治療に対しても前向きに捉えていただけるのではないかと考えています。

こちらならではの治療などありますか?

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック4

副院長が歯科麻酔専門医ですので、歯科治療に恐怖心がある方や、口の中に手を入れられるのが苦手な方など、歯科治療が苦手な方に向けて静脈内鎮静法を提案することができます。これは、眠った状態で治療を受けていただけるよう、点滴から鎮静剤を投与する麻酔法で、胃カメラ検査などでも採用されています。管理が難しいので当院では大人の方からが対象になりますが、ご希望いただければどなたでも可能です。また、インプラントの施術に関しても、外科的な処置が必要な方に関しては副院長も同席させてもらって、歯周病専門医と歯科麻酔専門医の2人体制で手術に臨んでいます。

生涯自分の歯で噛めるよう、継続的なサポートを

歯科医師としてのやりがいを感じる瞬間はいつでしょうか?

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック5

やはり患者さんから感謝していただくことが、やりがいになっていると思います。私はスタディーグループに所属しており、基本的には休診日は研鑽を積むために勉強会に参加しています。そこには熱心に歯科治療に尽力されている20代から60代ぐらいまでの先生方が所属されています。その勉強会に行くことで、自分の治療が妥当であるかということや、技術や質は担保されているかを確認することができますし、また先生方と協力しながら高め合っています。そうした研鑽の結果として、質・内容ともに納得いく治療を提供できれば、とてもうれしいです。患者さんから「ありがとう」というお言葉をいただき、さらにそこから治療技術を高めて患者さんに還元できることも、この仕事の醍醐味(だいごみ)であり喜びを感じる部分です。

お忙しいと思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか?

1歳と3歳の子どもがいますので、休日は主に子育てをしています。近所の公園やショッピングモールなどに一緒に行くくらいですが、勉強会がない日曜は家族で過ごす時間を大切にしたいと思っています。この4月に東京から愛知へ戻ってきたばかりですが、私の両親も子どもたちと会いやすい距離になりましたので、喜んでくれているんじゃないでしょうか。

今後、地域の方にとってどのような存在になっていきたいですか? 抱負をお聞かせください。

武田浩平院長 東桜デンタルクリニック6

一生お付き合いができる存在になりたいですね。なるべくご自分の歯で生涯噛んでいただきたいので、そのためのサポートシステムもつくりました。予防はもちろん、こまやかな検査を通じて早期発見を心がけ、もし治療が必要な場合は高品質な治療を提供できる環境を整えています。私自身これまで大学病院で治療にあたってきましたが、やはり大学病院は最後の砦的な役割もあるため、重症になり歯が抜け落ちて1本もない方や、どう手を尽くしても歯が残せないようなケースもたくさん診てきました。「もっと早くに歯科医院に行ってくださっていれば……」と思った経験も多々あります。ですので、その想いを地域の歯科医療に反映したいと考え、この度開院させていただきました。皆さんの歯をお守りするために、早期発見・早期対応を心がけていますので、気軽にご来院いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

静脈内鎮静/6万6000円、インプラント/44万円~、矯正/77万円~、ホワイトニング/3万3000円

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