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専門性と豊富な治療の選択肢が特徴
アレルギー性鼻炎の治療

まつばら耳鼻咽喉科

(福岡市西区/姪浜駅)

最終更新日:2024/09/03

まつばら耳鼻咽喉科 専門性と豊富な治療の選択肢が特徴 アレルギー性鼻炎の治療 まつばら耳鼻咽喉科 専門性と豊富な治療の選択肢が特徴 アレルギー性鼻炎の治療
  • 保険診療

アレルギー反応による疾患の一つで、鼻詰まりや目のかゆみといった症状が現れる「アレルギー性鼻炎」。毎年春や秋になると花粉症でつらい思いをしている人は多いだろう。国内の花粉症の患者数は年々増加傾向にあり、今や、日本人の4人に1人が花粉症に悩んでいるといわれている。「まつばら耳鼻咽喉科」の院長・松原尚子先生は「そもそも自分にどのようなアレルギーがあるのか知らない人もいる。検査は難しいものではないので、まずは検査でアレルギーの原因を知り、物質や症状に応じた治療を受けることが大切」と語る。市販薬を飲み続けることによる危険性もあるという。アレルギー反応のメカニズムや検査方法、治療の種類について、詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2024年8月17日)

薬で症状を抑えることが難しい場合には、レーザー治療や体質改善をめざす舌下免疫療法が有用

Qそもそも、アレルギー反応はなぜ起こるのでしょうか?
A
まつばら耳鼻咽喉科 アレルギー症状の疑いがある場合は、すぐに相談を

▲アレルギー症状の疑いがある場合は、すぐに相談を

花粉やダニなど原因となる物質が鼻や口から体内に入ると、免疫反応によって鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れます。原因から体を守るために起こるのがアレルギー反応です。代表的なものが花粉ですが、スギやヒノキ以外の季節にも花粉は飛んでいるため、春先だけでなく初夏や秋に症状が現れる人もいます。そして、アレルギーにはさまざまな種類があるため、毎年決まった時期に鼻詰まりや目のかゆみが現れる、特定の食べ物を食べるとかゆみやじんましんが出る、動物に近づくとくしゃみが止まらないといった人は、アレルギーが疑われます。また、家族にアレルギーの人がいる場合にも注意が必要です。

Qどのようなアレルギー疾患が多いですか?
A
まつばら耳鼻咽喉科 豊富な選択肢の中から、患者とともに治療法を考えていく

▲豊富な選択肢の中から、患者とともに治療法を考えていく

アレルギーの原因として花粉やダニ、ハウスダスト、動物、食べ物などが挙げられます。それぞれ、食物アレルギーは小児科や内科、アトピー性皮膚炎は皮膚科と専門が分かれています。耳鼻咽喉科が対応しているのは、鼻や喉の症状が現れるもので、季節性のアレルギー性鼻炎のほか、ダニやハウスダストが引き起こす通年性のアレルギー性鼻炎や喉頭アレルギーなどです。耳鼻咽喉科を受診する人に多いのは、アレルギー性鼻炎の中でもやはり花粉症ですね。ひどい場合には副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎になってしまうこともあります。アレルギーの検査については、設備のある施設であれば種類に関わらずまとめて調べることが可能です。

Q検査方法について教えてください。
A
まつばら耳鼻咽喉科 指先から1滴採血することで、41項目のアレルギー検査を行う

▲指先から1滴採血することで、41項目のアレルギー検査を行う

血液を採取し、そこからどのようなアレルギーがあるのか詳しく調べていきます。花粉やダニのほか、ハウスダストやカビ、犬や猫などの動物、卵や牛乳をはじめとした食べ物と、合わせて41項目について一度に調べることができます。花粉も樹木・イネ科・キク科と細かく分かれていて、スギ花粉だと思っていたら実は違っている可能性も考えられます。お子さんには、指先から採取した少量の血液で検査が行える機器を用意しています。結果は30分ほどでわかるので、受診のついでに気軽に受けていただけますよ。原因がわかってこその対策ですから、気になる症状があれば、一度検査を受けてみるといいでしょう。

Q治療方法にはどのようなものがありますか?
A
まつばら耳鼻咽喉科 舌下免疫療法は、対症療法とは異なり根本的な改善をめざす

▲舌下免疫療法は、対症療法とは異なり根本的な改善をめざす

まずは、症状に応じた飲み薬や点鼻薬によって症状を抑えることをめざす方法があります。鼻水や鼻詰まりがつらい場合には、鼻の粘膜に炭酸ガスレーザーを照射し粘膜の性質を変化させるよう導く方法や、重い花粉症の人を対象とした皮下注射もあります。最近注目されているのが、舌下免疫療法です。薬やレーザーが症状を抑えることを目的とした治療だとすると、こちらはアレルギー体質そのものの改善をめざす治療です。スギやダニのアレルギーの原因物質が含まれた薬を毎日摂取し、体を慣らしていきます。3年から5年ほど続ける必要があり時間はかかりますが、薬の量を減らしたいと希望する人や、春先に外での活動が多い人にお勧めの治療法です。

Qクリニックで治療を受けるメリットはなんでしょう?
A
まつばら耳鼻咽喉科 医療機関を受診して治療を受けることが重要

▲医療機関を受診して治療を受けることが重要

アレルギー性鼻炎にお悩みの人の中には、市販薬に頼りながらつらい症状を我慢している人もいるでしょう。市販薬が一概に悪いわけではありませんが、合剤といっていろいろな成分が含まれている場合が多いのです。知らないまま使い続けると、かえって症状が悪化する可能性も。また、市販薬では取り扱える成分や種類が限られています。その点、クリニックであれば専門性を生かして症状に応じた薬を処方できますし、薬のバリエーションも豊富で、患者さん一人ひとりに合ったものを選ぶことができます。レーザー治療や舌下免疫療法など薬以外の選択肢もありますので、ぜひ耳鼻咽喉科など専門のクリニックにご相談ください。

ドクターからのメッセージ

松原 尚子院長

アレルギー性鼻炎の症状や程度は、人によってさまざまです。たまに薬を使う程度の人もいれば、薬では症状を抑えるのが難しい人もいます。もしご自身が不安やつらさを感じているのであれば、症状の程度に関わらず、気軽に医療機関に相談してほしいと思います。治療の選択肢については、最初の段階で可能なものをすべてお伝えし、それぞれのメリット・デメリットについてもわかりやすく説明させていただきます。薬の他にも、現時点ではスギとダニに限られますが、アレルギー体質そのものの改善をめざせる舌下免疫療法という方法もあります。仕事や生活への影響も配慮しながら、専門の医師のもとでご自身に合った治療法を見つけていきましょう。

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