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松原 尚子 院長の独自取材記事

まつばら耳鼻咽喉科

(福岡市西区/姪浜駅)

最終更新日:2024/09/03

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科 main

JR筑肥線・姪浜駅から徒歩6分の場所にある「まつばら耳鼻咽喉科」。笑顔で迎えてくれたのは、院長の松原尚子先生だ。院内の壁はピンクや水色といったパステルカラーで彩られ、松原先生の優しい人柄を表したかのような空間が広がっている。耳・鼻・喉のかかりつけ医をめざし、子どもの中耳炎から、大人のアレルギー性鼻炎、高齢者の難聴まで、年代ごとにさまざまな治療や検査に対応している同院。丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけ、常に患者第一をモットーに掲げる。「耳垢が気になる、鼻水が出るなど、どんな些細なことでも構いませんので、気になることはなんでも相談してほしいです」と松原先生。クリニックの診療方針や、治療の際、松原先生が大切にしていることなど話を聞いた。

(取材日2024年8月17日)

子どもから大人まで過ごしやすいよう配慮された院内

医師をめざしたきっかけや、開業に至るまでの経緯について聞かせてください。

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科1

昔から歌うことが好きで、中学・高校は合唱部に所属していました。活動する中で、人がそれぞれ違う声を持っていることを不思議に感じ、「喉ってどうなっているの?」「どうしたら良い声が出るんだろう?」と、喉に興味を持つようになりました。それが耳鼻咽喉科の医師をめざしたきっかけですね。大学卒業後は九州大学病院や福岡市立こども病院など、福岡市内の病院に20年以上勤務しました。開業しようと思ったのは、これまでの経験をさらに多くの人に還元したいと思ったからです。クリニックは、地域の人にとって最初の相談窓口。そこで、いろいろな病気を診てきた私だからこそできる診断や、先を見通した治療を行いたいと考えました。

クリニックの造りや内装でこだわった部分はありますか?

まず院内全体の造りとして、待合室から診察室に入り、また待合室に戻るまでぐるっと一周する動線になっています。トイレはお子さん用を含め2つで、発熱している患者さんのための隔離室も2部屋用意しました。診察室にある聴力検査の部屋は、高齢の方や車いすの方がつまずくことがないよう、段差をなくしてあります。病院やクリニックというと清潔な白のイメージがありますが、私自身かわいらしいものが好きで、内装は自分がいてウキウキするようなデザインにしました。明るい壁の色やかわいいオリジナルキャラクターなど、結果的にはお子さんにも喜ばれる雰囲気になり、お気に入りです。

こちらの診療方針を教えてください。

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科2

さまざまな年代の患者さんを診られるのが、クリニックの良さだと思っています。短い時間ではありますが、患者さん一人ひとりに対してしっかりと診察・診断をし、必要な薬を処方するまで丁寧に行いたいと考えています。特にお子さんの場合、痛みや症状を表現するのが難しいことがあり、親御さんも不安に感じていることが多いです。そのため、検査結果などをもとにお子さんの状態をわかりやすくお伝えすることで、少しでも安心させてあげたいと思っています。また、クリニックであってもできる限りの治療や検査はしていきたいので、患者さんが横になった状態で行える顕微鏡や、太さの異なるファイバースコープなど検査機器を充実させました。

年代ごとの主訴に合わせて、幅広い治療・検査を提供

こちらで行っている治療や検査について、詳しく教えてください。

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科3

耳・鼻・喉に関することであれば、さまざまな検査方法、治療法をご用意しています。投薬のほか、例えば中耳炎であれば、鼓膜切開や鼓膜へのチューブの挿入などの手術も行っています。難しい手術や大がかりな麻酔が必要な場合には、済生会福岡総合病院や浜の町病院など連携する病院にご紹介させていただきます。検査についても幅広く対応しており、聴力検査やめまいの検査、平衡機能検査、アレルギーの検査、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査など、一通りの検査を当クリニックで受けられます。アレルギーの検査はお子さんでも受けやすいよう、指先から少量の血液を採取して調べる機器を導入していますので、安心して受けていただけると思いますよ。

どのような主訴が多いですか?

年代によって異なりますね。お子さんの場合、耳の掃除など耳垢に関するもの、鼻水の処置、中耳炎などが多いです。一方で、大人はアレルギーや風邪を含めた鼻や喉の症状、高齢の方になると耳鳴りや聞こえの悪さに関する相談が多い印象です。当クリニックでは月2回、補聴器のための外来を実施しています。高齢の方で希望があればそちらを受診してもらい、詳しい検査や補聴器の体験をお勧めしています。聞こえの悪さは、補聴器を使わなくとも治療で改善が期待できる場合もあるため、早めに相談してほしいと思います。人によっては「こんなこと相談していいの?」と受診を迷うこともあるかもしれませんが、症状の有無にかかわらず、困ったときにはいつでも話を聞かせてください。

力を入れている治療について教えてください。

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科4

私の専門は喉になります。そのため、声枯れや喉の痛みをはじめ喉の治療を得意としています。声が枯れるという症状は、声帯が炎症を起こして腫れている場合がほとんどですが、中には声帯にできものがあったり、がんが隠れていたりすることもあります。声枯れが1ヵ月ほど続くという場合には、念のため耳鼻咽喉科を受診し原因を調べるようにしてください。また、部活動や仕事で声をよく使う人は、声帯を痛めてしまうことも多いです。そういった人には、喉を傷めにくい声の出し方をアドバイスすることもあります。喉の症状はとても身近なものだからこそ、原因を知り、正しい喉の使い方を知ることでトラブルを予防していきましょう。

丁寧な診察と説明で、地域の頼れるクリニックに

患者さんと接する際、どんなことを大切にしていますか?

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科5

私の気が散っていたり気持ちにむらがあったりすると、場合によっては診断に影響が出ることもあります。常に自分が良いパフォーマンスを発揮できるよう、いつもフラットな気持ちで、すべての患者さんに対して平等に接するよう心がけています。最終的には、それが「どの人にも丁寧に接する」という診療方針にもつながってくるんですよね。スタッフとも、患者さんが来院してから帰るまで、丁寧に1人ずつ対応しようとよく話しています。当クリニックのスタッフたちは、治療を嫌がるお子さんに対して「頑張ったね」「よくできたね」と褒めてあげるなど、積極的に患者さんと関わってくれるので、とても頼りにしています。

お休みの日などのリフレッシュ方法はありますか?

私自身、仕事以外の時間は仕事からすっかり離れたいタイプ。ピアノを弾いている時など、大好きな音楽にふれている間は仕事のことを忘れられますね。ピアノは4歳から始めて高校生の時に一度やめてしまったのですが、大人になってから「また弾きたい!」と思うようになり、また弾き始めました。あとは、ヨガで体を動かして汗を流すのもいいリフレッシュになっています。患者さんとも、時間のある時には歌やピアノなど趣味の話ができたらうれしいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

松原尚子院長 まつばら耳鼻咽喉科6

以前、福岡市立子ども病院に勤務していたことから、大人はもちろん小さなお子さんを診るのも得意です。耳が痛い、鼻水が出るなど気になる症状がありましたら、なんでもご相談ください。また、お子さんに限らず幅広い年代の患者さんを診ていきたいと考えていますので、高齢の方も、最近耳が遠い、飲み込む時にむせるといった症状でお困りの場合には、ぜひ相談してほしいと思います。耳・鼻・喉にトラブルが起きたときには、ここに相談すれば大丈夫!と思ってもらえる地域のかかりつけ医をめざしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

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