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高間 寛之 院長の独自取材記事

ひなぎく皮ふ科クリニック

(北名古屋市/西春駅)

最終更新日:2024/10/11

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック main

「地域に笑顔を咲かせ、次世代へ明るい未来をつくる」そんな理念を掲げ、2024年9月10日に開業する「ひなぎく皮膚科クリニック」。高間寛之院長は、名古屋大学医学部附属病院や愛知医科大学病院、東京自由が丘のクリニックなどでも長年経験を積んできたドクターだ。開業後はその知見や手技をベースに幅広く診療を行うとともに、時代のニーズに合わせて、美容皮膚科にも対応するという。「皮膚の病気はきちんと通院して治療を続けることが大事。そのために通いやすい、親しみやすいクリニックでありたいですね」と明るい笑顔を見せる高間院長。患者に対する真摯な思いや今後の抱負について話を聞いた。

(取材日2024年5月16日)

一般皮膚科も美容皮膚科も幅広く診療予定

先生のご経歴や開業までの経緯を教えてください。

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック1

私は名古屋市出身で、父が皮膚科の開業医をしています。この道に進んだのも父の影響が大きいといえるかもしれません。医師になるように言われたことはありませんが、何げない父の話から、人に感謝される、やりがいのある仕事であることが伝わってきました。これまで総合病院や大学病院に勤務してきましたが、もっと患者さんの近くで診療し、地域医療に携わりたいという思いが強くなり、開業を考えるようになりました。この場所を選んだのは、この地域に皮膚科が不足していたことと、この辺りを車で通勤する方が多かったことが主な理由です。数年前には土地を決めていたのですが、「患者さん目線を大切にしたクリニックにしよう」といろいろ考えていたら、こんなに時間がかかってしまいました(笑)。

どのような点にこだわられたのでしょうか?

来院される方にできるだけ「使いやすい」と感じてもらえるように、心がけました。いくつかポイントはありますが、車で受診される方が多いと想定されることから駐車場を48台分と広くしたことです。クリニックの玄関近くにはご高齢の方や障害のある方、けがをした方などが乗降しやすいよう広い駐車スペースも作りました。建物の外観は、入りやすく心地良いと思ってもらえるようにカフェのようなカジュアルなデザインにし、院内はバリアフリーに。待合室にはキッズスペースを設ける予定です。皮膚の病気は、治療を中断せず、通院を続けることがとても重要ですので、患者さんが来やすく、過ごしやすい場を作ることに注力しました。また、美容皮膚科は一般皮膚科とはゾーンを分けて、待合室も別に用意します。美容皮膚科ゾーンの内装は、白を基調にゴールドやライトグレーを用いて、明るい雰囲気にし、パウダールームも設ける予定です。

「ひなぎく皮ふ科クリニック」という院名もかわいらしいです。

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック2

ありがとうございます。美容皮膚科も標榜するので花の名前がいいかなと考えていて、ヒナギクの花言葉が「平和」「希望」「気品」などであったことから、皮膚科にぴったりだと感じて決めました。この地域に「笑顔の花」を咲かせていけたらうれしいですね。また、ヒナギクの英名がデイジーであることから、美容皮膚科のゾーンはデイジーを使った表記にして、一般皮膚科と呼び分けるのもいいなと考えています。

患者の理解を大事にして検査、治療を行う

こちらではどのような治療が受けられますか?

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック3

アトピー性皮膚炎やかぶれ、じんましん、帯状疱疹、イボ、たこ、うおのめ、粉瘤、巻き爪、酒さ、水虫、ニキビ、乾癬といった一般皮膚科疾患はもちろん、乳児湿疹、おむつかぶれなどお子さんの疾患、アレルギー疾患など何でもご相談いただきたいと思います。私は、複数の皮膚科クリニックのほか、名古屋大学医学部附属病院で4年間、愛知医科大学病院で5年間勤務し、入院が必要となるような重篤な症例を含むさまざまな疾患の治療にあたってきましたので、培った経験を生かし、患者さんが安心できる、質の高い診療をしたいと思っています。スタンスとして、一般皮膚科を大事にしたい気持ちは大きいです。まずはどんなお悩みにも対応し診療する、ということが当院の強みになると思います。開業後は、私のほかにも非常勤の女性医師に来てもらう予定です。

皮膚科のほかに美容皮膚科も標榜されますね。

昨今、美容皮膚科に対するニーズは性別や年齢に関係なく高いと感じており、それに応えたいと考えて、美容皮膚科クリニックにも数年勤務し経験を積みました。しみやしわなど、気になっていることをご相談いただければと思います。設備としては、脱毛レーザー、しみを取るためのピコレーザー、ほくろやイボを取るための炭酸ガスレーザーなどの機器を導入予定です。

大学病院では、若い医師の指導にもあたられたと伺いました。

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック4

はい。講師や医局長を務め、今も毎週名古屋大学に行ってフレッシュマンや大学院生に教えています。医療現場では、症状や問診、触診からいろいろ考え、検査して最終的な診断に至ります。その中で若い医師に特に注意して伝えているのは、大きな間違いを確実に避けること、とにかく安全な医療を提供するということです。そのために、病気を見落とさない、また重大な病気の前兆を見逃さない、ということをきちんと伝えています。また私自身も気をつけていることですが、検査や治療をするときに、どのような目的で行うのか、しっかり軸を持って、それを患者さんにもお伝えすることを大事にしています。何よりも患者さんに納得していただくことが重要なのです。患者さんが納得、理解されれば、最初にお話ししたように、きちんと通院して治療を続けて症状が改善に向かうことが期待できます。

「笑顔の花」が咲くクリニックに

患者への説明を大事にされているのですね。

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック5

大学病院では病気が重い方が来られるということもあって、意識の高い患者さんが多く、どのようにわかりやすく話して理解してもらうか、ということを日常的に考え実践してきましたので、そうした心がけが自然に身についたのだと思います。インフォームドコンセントは当たり前になりましたが、今は「シェアード・ディシジョン・メイキング」といって、患者さんが治療に関する情報を知った上で医師とともに治療方針を選択する流れもあります。人によっては「この薬は使いたくない」「手術は嫌」などのご希望があります。そういった場合、複数の治療法を提示し、それぞれのメリットやデメリット、リスクを説明して患者さんの希望をお聞きします。一方的に治療方法を押しつけるのではなく、患者さん自信が正しい知識を持って治療法を選択することで、通院中の不安や疑問を解消できると考えています。

ほかにも大切にされていることがあれば教えてください。

自分が若い頃は、忙しいこともあって、とにかく病気を治療するということに一生懸命でした。しかしたくさんの患者さんと向き合う中で、体だけでなく、心を癒やすこともとても重要だと思うようになりました。薬を使って改善につながればそれでいいというのではなく、「痛くて眠れない」「かゆい」「人の目が気になる」というお悩みはその方のその時のQOLに直結します。今は、お話をよく聞いて寄り添うことが、病気の治療と同じぐらい大切なことだと思っています。皮膚科は見た目で診断する部分が大きいのですが、患者さんにとっても見た目で変化がわかりやすいことで、感謝していただきやすい面があります。患者さんの笑顔が、私の喜びにもなっていますね。

読者へのメッセージや今後の展望についてお聞かせください。

高間寛之院長 ひなぎく皮ふ科クリニック6

近年は花粉の時期に肌荒れする方が増えたり、温暖化のためかあせもや虫刺されが出始める時期が早まったり、といった傾向を感じます。どんなことでも「ちょっとおかしいな」「普段と違う」ということがあれば早めに受診していただきたいです。肌トラブルをこじらせると、その後の治療も時間がかかってしまう場合があります。私自身も皮膚科医師として普段から保湿に気をつけ、紫外線にも注意していて、夏の日中は日傘を使用しています。男性では珍しく思われるのですが、肌を守ることに恥ずかしいことはありません。「きれい」をめざすのも同様です。地域の方々が健康になり「笑顔の花」が咲くことを願い、ここが通いやすく話しやすいクリニックになるよう、スタッフともども努力していきたいと思います。

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