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盛田 幹 院長の独自取材記事

参宮橋整形外科・内科

(渋谷区/参宮橋駅)

最終更新日:2026/05/25

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科 main

小田急線・参宮橋駅から商店街を歩いて1分の場所にある「参宮橋整形外科・内科」。2010年に盛田幹院長が開業し、長年にわたり近隣住民の健康を守ってきたクリニックだ。子どものスポーツ障害、働き世代の腰痛や肩凝り、高齢女性の骨粗しょう症など、あらゆる年齢層のさまざまな悩みに対応している。リハビリテーションにも力を入れていて、痛みを一時的に取り除くだけではなく、根本からの解決をめざす。先進の検査機器を備え、MRI検査やCT検査が可能な専門病院も迅速に紹介しているが、「目で見て、手で触れる診療も大切にしています」と語る盛田院長。温かみのあふれる院内でクリニックの特色などを詳しく聞いた。

(取材日2026年4月22日)

痛みを抱えて来た人が安心できる場所をめざして

開業して16年。すっかり地域に溶け込んでいますね。

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科1

新宿駅から2駅の参宮橋は通勤や通学で行き交う人も多いのですが、緑豊かな住宅街でもあり、幅広い年齢層の患者さんに支えられてきました。ご高齢の方は加齢性の変化や痛み、働き世代は腰痛や肩凝り、お子さんはけがや野球肘などのスポーツ障害が多い印象です。毎週木曜には妹が皮膚科、義弟が内科の診療をしているので、湿疹や風邪などで受診する方もいますね。義弟は糖尿病が専門なので、ヘモグロビンA1cや動脈硬化に関する検査結果がすぐにわかる装置を置き、生活習慣病の管理にも力を入れています。皮膚科では保険診療を中心としつつエイジングケアなども行っています。週に1回の診療ではありますが、複数のクリニックを回る手間を省き、少しでもお役に立てているならば幸いです。

開業するまでの道のりも教えていただけますか?

両親が歯科医師で親戚も医療関係者が多く、自然と医学の道に進みました。整形外科を選んだのは小学校から大学まで続けたラグビーの影響です。けがで整形外科にかかることも多かったのですが、グラウンドに行けない日でもリハビリでできることがあるのには救われました。獨協医科大学卒業後は東京女子医科大学の整形外科に入局。関連病院で一般的な整形外科診療の研鑽を積み、船橋整形外科スポーツ医学・関節センターへ国内留学してスポーツ医学を学びました。東京女子医科大学に戻った後は、麻酔科や救急救命科に勤務し、事故などによる命に関わる外傷にも対応。その後、牛久愛和総合病院に入職して整形外科医長、スポーツ整形外科に特化した外来を経験し、2010年に開業しました。

内装や設備面で、こだわったポイントはありますか?

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科2

痛みや不安を抱えて来られた患者さんが少しでもホッとできるように、温かみのある雰囲気づくりにこだわりました。玄関脇の植え込みは広めにして、木々の緑が患者さんを迎えるようにしています。院内の壁紙は優しい白、椅子は元気なグリーンやオレンジにしました。広々としたリハビリ室も当院の自慢ですが、4台のリハビリベッドで同時に運動療法を行うことが可能です。そのほか、立ったままの姿勢で膝のエックス線写真を撮影できる装置、筋肉や腱の観察に優れている超音波検査装置、精密に骨密度が測定できるDEXA法骨密度測定装置などの検査機器をそろえました。MRI検査やCT検査が必要なときは、隣駅の検査専門クリニックを迅速に紹介しています。

リハビリにも注力し痛みの根本原因に迫る

こちらではどのような治療を受けられますか。

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科3

体の痛みに対して検査を行い、必要な飲み薬や貼り薬などを処方しています。そのほか、筋肉内に生じた痛みのつぼや凝りに局所麻酔薬を注射するトリガーポイント注射も、選択肢の一つとして患者さんにお伝えすることもあります。注射が苦手な方などに無理には勧めませんが、長引く筋肉の痛みや五十肩などの関節周りの痛みにお悩みの方はご検討ください。また、痛みを取り除くだけではなく、間違った体の使い方など根本的な原因にアプローチし、再発を予防したいと考えています。そのために重視しているのがリハビリです。

こちらではどのようなリハビリを受けることができますか?

リハビリ室では物理療法や温熱療法も行っていますが、最も力を入れているのが運動療法です。理学療法士は4人在籍していて、そのうち1人は女性なので、同性の施術を希望している方にも対応可能です。歩き方や姿勢のチェックを行い、一人ひとりに合わせて日々の生活の中で無理なく継続できる運動やストレッチを紹介しています。痛みが消えても続けてほしいので「虫歯が治っても歯磨きをやめませんよね」と、お話するようにしていますね。痛みが再発したときは、自己流のエクササイズに傾きつつあるサインかもしれません。大事に至らないためにも、早めに受診して修正することをお勧めしています。そのほか、スポーツ障害などにも対応しています。

どのようなスポーツ障害の相談がありますか?

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科4

すぐそばにある代々木公園は人気のランニングスポットでもあり、趣味の大人ランナーが足を痛めて来ることも多いですね。また、野球やサッカーなどの部活動で故障をしたお子さんも少なくありません。スケートリンクも比較的近いので、フィギュアスケートのビールマンスピンで腰を疲労骨折した女の子が通っていたこともありましたね。どのスポーツにおいても、リハビリでフォームを見直し、体のどこかに無理がかかっていないか見直すことが大事です。私自身、学生時代にラグビーで骨折経験があり、試合に出られなかったり練習できなかったりする悔しさもわかります。でも、無理をしてスポーツができなくなっては元も子もありません。足をけがしていてもできる上半身のトレーニングなども紹介しながら、じっくりと寄り添いたいと思っています。

患者の希望を第一に考えた誠実な医療で地域に貢献

患者さんと接する際に何を大切にしていますか?

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科5

当たり前のことかもしれませんが、患者さんの希望を第一に考えるようにしています。でも「湿布を多めにください」といったお願いはお断りしていますね。なぜなら、定期通院が必要な方を遠ざけて悪化させてしまうことがあるからです。また、患者さんをよく見て触ることも大切にしています。診察室に入ってくる時の歩き方や姿勢などもよく見るようにしています。整形外科疾患は画像診断だけではわからない部分もあり、視診だけではなく触診も欠かせません。腫れはないか、靱帯に緩みはないか、膝に水がたまっていないか。痛みのポイントが患者さんが説明してくださる場所とずれていることも多々あり、必ず触って確かめるようにしています。

今後の展望についてお聞かせください。

渋谷区でも骨粗しょう症検診が始まり、21〜70歳の女性を対象に無料で実施されるようになりましたが、積極的に取り組んでいきたいと思っています。60歳以上で腰痛や背中の痛みで受診した方には、骨粗しょう症の検査を勧めるようにもしています。骨密度は急激に下がることもあるので、高めだからと油断せずに定期的に検査を受けるように呼びかけていきたいです。実際、軽い転倒による骨折で受診して、骨粗しょう症が判明する方も少なくありません。できれば、何もないうちに骨粗しょう症のための治療やリハビリを開始したいところです。リハビリで歩く姿勢や足の運び方を見直して、転ばない体づくりにも取り組みたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

盛田幹院長 参宮橋整形外科・内科6

肩凝りや腰痛などのよくある体の痛みに対して、市販薬を貼ってやり過ごしている方も多いかもしれません。しかし、一時的に良くなっても何度も痛みがぶり返すようなら、一度、整形外科に相談してみてはいかがでしょうか。薬物療法だけではなく、リハビリも並行しながら痛みの根本からの解決をめざしていきましょう。また、育児に腱鞘炎や腰痛はつきものですが、子連れでの受診をためらう方も多いかもしれません。当院は全面バリアフリーでベビーカーのまま診察室に入れるようになっています。温かいスタッフがおもてなしの心でお迎えするので、遠慮せずにいらしてください。誰もが「医師と理学療法士がいるスポーツジム」のような感覚で通い、体も心も軽くなる場所であれたらと願っています。