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藤山 美夏 院長の独自取材記事

青山通り皮フ科

(港区/表参道駅)

最終更新日:2026/07/15

藤山美夏院長 青山通り皮フ科 main

表参道駅から徒歩約2分。青山通り沿いに立つビルの5階に位置する「青山通り皮フ科」。院内は落ち着いた雰囲気で、待合室にはリラックスできる十分な空間がある。穏やかな笑顔が印象的な藤山美夏院長は、同院を開いて20年目を迎える。医局時代、皮膚炎治療後の色素沈着に悩む患者に対して保険診療では限界があったが、自由診療であれば選択肢があることを知り、美容医療にも興味を持つようになったという。同院ではアトピー性皮膚炎や皮膚感染症などの皮膚疾患全般の保険診療から、しみ・しわなどの美容診療まで幅広い悩みに応える藤山院長に診療への思いやクリニックの特徴について話を聞いた。

(取材日2026年6月8日)

皮膚疾患に関するさまざまな相談に応えるかかりつけ医

先生の経歴と開業の経緯を教えてください。

藤山美夏院長 青山通り皮フ科1

大学病院では、皮膚疾患全般の診療にあたりながら、太田母斑(青あざ)を専門分野とする教授のもとでレーザー治療も学びました。外来診療中に、治りにくいニキビ痕や皮膚炎治癒後の色素沈着の相談もよく受けていましたが対応できなかったことが美容医療に興味を持つようになったきっかけです。皮膚科の医局に在籍しながら海外のセミナーにも参加するなどして知見を深め手技を習得しましたが、当時の大学病院では保険適用外の診療を行うことに制限がありましたので、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医資格を取得したのを機に診療の幅を広げたいと思い大学病院を退職しました。

美容皮膚科が標榜科として認められていなかった頃ですね。

当時は海外でボトックス治療が行われ始めた頃で、皮膚科における美容医療の黎明期といえる時代でした。大学病院勤務後は、市中病院の一般皮膚科と美容クリニック双方の診療で研鑽を積みました。都心から他県郊外までさまざまな土地で幅広い年齢層の患者さんを診ていましたが、同時に多種多様な医療機器を使っていましたので開業時の美容医療機器の選択にもその経験が役立ちました。現在も私自身が、実際に効果や安全性を確認しながら、患者さん一人ひとりの状態や治療目的に応じて活用できる医療機器を導入しています。開業場所にこの土地を選んだのは、美容やファッションに興味がある方が多く訪れる地域であることと、私自身が近くの都立高校に通っていたため青山周辺に愛着があったからです。

クリニックの診療方針や診療内容について教えてください。

藤山美夏院長 青山通り皮フ科2

「健康になった上で美しくなってほしい」という思いから、一般皮膚科と美容皮膚科の両方を診療しています。地域のかかりつけ医として、肌に関するあらゆる悩みやトラブルに対応したいと考えています。湿疹、じんましん、乾癬、熱傷、ニキビ、真菌症、皮膚感染症、皮膚腫瘍など幅広い皮膚疾患を診療し、悪性腫瘍や難治性疾患は、慶應義塾大学病院や日本赤十字社医療センターのほか、患者さんの通院しやすい病院を紹介します。保険診療の範囲でもニキビ治療薬の選択肢が増え、アトピー性皮膚炎ではステロイド以外の外用薬も使われています。強いかゆみの改善を図る注射剤も東京都は高校生まで医療費の助成があり、成人でも高額療養費の助成対象になる場合がありますのでご相談ください。自由診療では、ホクロやイボ、赤ら顔、あざに対しては悪性良性の鑑別診断後にレーザー処置を、しみやしわにはメスを使わない美容皮膚科診療などを幅広く行います。

患者の相談内容を広くカバーする美容皮膚科の診療

どのような患者さんが多いのでしょうか?

藤山美夏院長 青山通り皮フ科3

年齢は乳児から90代のご高齢の方までと幅広く、近隣にお住まいあるいは通勤通学されている方や美容院・ショッピングなどが目的で表参道に来られている方が中心です。勤務地が変わった後も通院してくださったり、患者さんからのご紹介でそのご家族やご友人が来院されることも多いですね。開業して20年目になりますので、以前は学生だった患者さんがご結婚されて、産まれたお子さんの乳児湿疹を診てほしいと来られることもあります。仕事中や旅行中の外傷や虫刺され、かぶれなどの日常起こる皮膚疾患や、アトピー性皮膚炎やニキビ、帯状疱疹の他、できものが「悪性ではないか」と心配で来院される方もいらっしゃいます。美容医療が初めての方や肌が弱いので不安という方からもご相談を受けます。保険診療と自由診療の両方で来院されるケースも多いです。

一般皮膚科と美容皮膚科を併設している強みについて教えてください。

一般皮膚科で継続して通っていただく中で信頼関係が築かれれば、美容医療に対して感じていた不安も患者さんご自身の中で少しずつ軽減されていくと考えています。保険診療の慢性疾患で通院中に、しみやしわについてご相談いただいても大丈夫です。また、疾患によっては保険治療と保険適用外の治療法の両方を提案し、患者さんのご希望により選択していただくことができます。例えば、良性腫瘍や加齢に伴うイボの場合は保険では切除手術や液体窒素による冷凍凝固術で治療ができます。一方、レーザー治療には保険適用がありませんが1回の施術で終わり傷痕も目立たないという利点があります。保険診療でできることや優先して行うべき治療、患者さんのスケジュールや目的に合った治療法をご説明し相談の上治療法を決めています。

患者さんが安心して受診できる環境づくりについて教えてください。

藤山美夏院長 青山通り皮フ科4

院内は落ち着いたデザインで統一し、患者さんが緊張せずに過ごせるよう配慮しています。また、診察室では、患者さんとの間に隔たりを感じることなく、なるべく近くで、対面でコミュニケーションが取れるようにしています。患者さんと膝を突き合わせてお話をすると「この方のために何かしてあげたい」という気持ちが自然と湧いてきます。一人ひとりとしっかり向き合いながら診療を行うことが、私自身の日々のモチベーションにもなっています。

一人ひとりに向き合い患者にとって身近な存在でいたい

患者さんに毎日を前向きに過ごしてもらうことが大切だと聞きました。

藤山美夏院長 青山通り皮フ科5

日々の診療の中で、年齢や性別に関わらず、見た目や肌の悩みが気持ちや行動に大きく影響することを改めて実感しています。患者さんの表情が明るくなり、来院して良かったと笑顔で喜んでくださるようなことがあれば、私自身もうれしくなります。実際に、ご家族で当院にいらしている患者さんのお母さまが、娘の結婚式を前に「若々しい母親でいたい」と美容医療を希望していらしたこともありました。昨今ではオンライン会議などの影響で、会社で要職に就かれている男性が、活力のある印象や清潔感を意識してしみのケアを希望するといった例も増えています。こうした事例にふれると、美容医療は以前よりも多様な目的で意味を持つものになったと感じます。

今後の展望について聞かせてください。

私にできることといえば、患者さん一人ひとりに向き合い、常に最適な診療を提供できるよう尽力することです。そのために一般皮膚科と美容皮膚科の両方にわたり、日進月歩の医療の研究を続け、日々の診療においても向上心を持ち続けたいです。また、小さなことでも気兼ねなく相談していただけるよう、これからも患者さんにとって常に身近な存在であることを意識して診療にあたっていくつもりです。

最後に美容皮膚科と上手につき合うアドバイスをお願いします。

藤山美夏院長 青山通り皮フ科6

SNSやウェブサイトに掲載されている情報は、必ずしも正しいものばかりではありませんし、広告ではやりの美容施術が自分に合っているとは限りません。間違った情報に惑わされたり、興味だけで安易に治療を受けずに、まずは信頼できる医師を見つけて相談することから始めてほしいです。また、最初は些細な肌荒れでも、対処を間違えると痕が残ってしまうような炎症を引き起こすこともあります。不確かな情報で自己流のケアをしようとせず、困ったら早めに受診をしましょう。当院では必要のない治療を無理に勧めることはありませんので安心してご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわのケア:眉間/2万2000円~、しみのレーザーによる処置/1mm×1mm:1100円~、赤ら顔に対するレーザー/1万9800円~、イボ・あざのレーザーによる処置/5500円~、首イボ(アクロコルドン)/2200円~、ホクロ3mm大/1万1000円、
 ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください