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中村 聡宏 先生の独自取材記事

おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック

(京都市中京区/烏丸駅)

最終更新日:2024/10/17

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック main

阪急京都本線の烏丸駅、京都市営地下鉄烏丸線の四条駅から徒歩約3分、京都市営地下鉄烏丸線・東西線の烏丸御池駅からも約5分でアクセスできる便利な場所に、「おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック」がある。烏丸通に面したビルの2階にあるクリニックは、穏やかで優しい雰囲気。大学病院やクリニックで診療経験を積んだ2人の先生が、得意とする糖尿病はもちろん、生活習慣病をはじめとする幅広い内科疾患に頼もしく対応している。医師として患者に接する一方で、マネジメントの部分でもクリニックを支える中村聡宏先生に、「働く人も気軽に受診してほしい」というクリニックの成り立ちや診療姿勢、今後の展望などについて語ってもらった。

(取材日2024年4月27日)

忙しい人も受診しやすいクリニックに

開業の経緯を教えてください。

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック1

以前、四条烏丸に眼科をメインにしたクリニックがあり、私と院長の山根俊介先生は内科の患者さんを診ていました。その先生がリタイアされることになったのですが、長く診させて頂いた患者さんが多くおられる状況で、患者さんからの強いご要望も頂き、内科の患者さんを引き継ぐ形になりました。私自身、もともと人と話すのが好きなで、外来診療が好きでしたし、糖尿病の診療経験が豊富な山根先生に院長を務めてもらえるという心強さもありました。私自身は大学での診療や研究も続けながら、こちらでも診療しています。

四条烏丸に近く通院しやすいクリニックですね。

患者さんの通院の利便性を第一に考えての場所ですが、スタッフの通勤にも便利で、受診の行き帰りや休憩時間などに利用できるさまざまなお店もあって良い場所ですね。現在は地元をはじめ滋賀県や兵庫県からも通ってきてくださいます。クリニック内は法人名の「おんじゅ(温樹)会」のイメージを反映して、穏やかで温かい空間、受診される方がほっと一息つける空間をめざしました。実は私も山根院長もコーヒーやお茶が好きで、冗談半分で、将来は一緒に喫茶店をやりたいねなどと話したこともあり(笑)、受診される方が憩えるクリニックにしたいという思いがあります。

診療において大切にされていることは?

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック2

なるべく大学病院レベルの診療を、患者さんに負担をかけずに提供することをめざしています。とりわけ糖尿病は、大がかりな手術や先進的な精密検査が必要となるケースがそれほど多い訳ではなく、クリニックでも大規模病院に近いレベルの診療を提供しやすいのが特徴です。また、働き盛りの方や子育て中の方は、ご自身の健康のためにかけられる時間が限定されがちで、「時間がかかるから」と受診を諦めてしまう方も少なくありません。当院では、ウェブ予約のシステムを取り入れるなどして、受診に伴う負担軽減を大切にしており、忙しい方にも受診しやすいクリニックでありたいと考えています。

糖尿病以外にもさまざまな訴えに対応しておられますね。

例えば、花粉の飛散シーズンになったから、花粉症の薬が欲しいという時なども、気軽に受診できるクリニックでありたいと考えています。私と山根院長の経歴を見ると、糖尿病に特化したクリニックと考える方もおられるのではないでしょうか? もちろん、糖尿病の診療は得意で注力していますが、一般的な内科の診療の経験も多く、幅広いご要望にお応えしています。当院は、ビジネス街の真ん中にあるので、忙しい方がちょっとした不調やトラブルを相談しやすいクリニックでありたいですね。そうしたさまざまな訴えに応えることが、地域のかかりつけ医の役割でもあると考えています。

一人ひとりの患者の思いをくみ取りたい

糖尿病の診療に興味を持たれたのはなぜですか?

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック3

京都大学を卒業後、大阪の田附興風会北野病院で急性期から慢性期まで、さまざまな経験をする中で、次第に中長期的に患者さんの健康を支えることが大切だと考えるようになりました。そこで、母校の医局に入り、診療を続けながら、大学院でIPS細胞を用いた新生児糖尿病のメカニズムに関する研究を行っていました。さらに、京都大学では膵臓の中にあるインスリンを作る細胞の塊、膵島(すいとう)の移植による、1型糖尿病の治療にも力を入れており、膵島移植についての研究にも携わりました。山根院長と出会ったのも母校の附属病院で、私が入局した当時から糖尿病のさまざまな診療を担当しておられました。その頃から穏やかな物腰と丁寧な診療姿勢を尊敬していました。

生活習慣病や糖尿病治療の重要性について教えてください。

日々診療していると、長年健康診断を受けていない方や、健康診断で血糖値の異常を指摘されながら、受診せず、悪化して初めて受診される方も多く、早めに医師が介入していく必要があると実感しています。特に仕事を持つ方にとって健康はとても大切な資本で、体を守ることは、ご自身だけでなく家族など、多くの人の幸せにつながりますからね。

患者さんに接する際に心がけておられることは?

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック4

限られた時間の中で、患者さんの生活背景まで把握するのは難しいのですが、できる範囲でバックグラウンドを理解するように努めています。忙しいと、検査のデータをもとに状態を説明するだけになりがちですが、患者さんはそれだけを求めて受診されるのではないと感じます。例えば、日常生活や仕事でつらいことがあったときに、周りの人に気軽に相談するのが難しい状況も少なくありません。だからこそ当院は、そういうことを少しでも吐き出せる場所になれればと考えています。もちろん、つらい話だけでなく、うれしいニュースや楽しいお話も大歓迎ですよ(笑)。

さまざまな経験を持つスタッフがいらっしゃると聞きました。

待合室や検査室で過ごす時に、気軽に話しかけられ、いろいろなことを聞いてくれる経験豊富なスタッフがいれば、患者さんの安心感につながるのではないでしょうか。さまざまな患者さんの長期的な経過を見守ってきた経験や訪問診療の経験を持つスタッフが在籍しており、糖尿病や生活習慣病などで長期の治療が必要な患者さんに対しても、寄り添った対応ができるよう心がけています。クリニックなので医療が優先されるべきですが、私たちの考えと、患者さんの思いがいつも一致するわけではありません。体のことは気になるけれど、今は仕事が忙しい、子育てに集中したいなど、一人ひとりに生活背景があり、価値観も異なるということを理解し、その思いをくみ取ることも必要だと思います。

健康に気がかりを持つ患者の受診の一歩を後押ししたい

今後の目標や展望を教えてください。

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック5

当院で糖尿病の診療を完結できる状態をめざしたいと思います。複数の診療科を予約して通院するのは結構な負担になりますし、一度受診をパスすると次回以降の通院が難しくなることも少なくないからです。糖尿病に関わる眼科診療については継承できていないので、近い将来実現したいですね。将来的には患者さんが加齢などにより通院が難しくなった際に治療を継続できるよう、訪問診療も考えています。最終的な目標は、「京都で糖尿病の治療を受けるなら、おんじゅ会が通いやすくていいね」と思われるクリニックです。

先生の健康法を教えてください。

毎日決まった時間に起床して、しっかりと朝ごはんを食べるようにしています。起床時間を決めると、夜更かししたり夜遅く食事を取ったりすることがなくなり、質の良い睡眠確保にもつながります。息子が3歳なので、だいたい夜の時間はお風呂に入れ、遊んで寝かせることで終わるので、作業などをする際は早朝の時間を活用しています。また、中学生の頃からバドミントンを続けており、大学時代はバドミントン部のキャプテンを務め、卒業後には社会人チームに所属していたこともあります。今はプレーする時間があまりつくれませんが、大好きです。

読者にメッセージをお願いします。

中村聡宏先生 おんじゅ会内科・糖尿病内科クリニック6

調子が悪いときや悩みがあるときに「こんなことで、受診していいのかな?」と考えることがあると思います。そういう時も、気軽な気持ちで相談にいらしてください。私たちで対応できることならしっかり対応し、より専門性の高い医療が必要な場合は、適した医療機関を紹介いたします。健康診断で問題を指摘されながら、受診の一歩が踏み出せない方のために「病気が気になる」「何とかしなければ」という思いを後押しし、健康につなげるお手伝いをさせていただければと思います。

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