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山名 陽一郎 院長の独自取材記事

さがみ野やまなクリニック

(海老名市/さがみ野駅)

最終更新日:2024/07/29

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック main

内科・消化器内科・内視鏡内科を標榜する「さがみ野やまなクリニック」は、相鉄本線・さがみ野駅北口から徒歩7分の場所にある。一般内科から内視鏡検査まで幅広く対応したいという思いから、2024年4月に開業。院内はバリアフリー設計で、車いすでも入りやすく移動しやすい空間だ。山名陽一郎院長は、「気軽に通えて、また困った時には行こうと思ってもらえるクリニック」をめざしている。山名院長は誠実さが伝わってくる穏やかな話しぶりが印象的で、その印象を裏づけるように、時間のある限り患者の話に耳を傾け、取りこぼしがないよう気を配ることを忘れないドクターだ。インタビューでは、山名院長の診療方針や患者への思いなどについてたっぷり話を聞いた。

(取材日2024年5月27日)

地域に根差したクリニックの場所を継いで開業

開業の経緯について教えてください。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック1

前身のクリニックを受け継ぐ形で、2024年4月に開業しました。この場所でクリニックを運営する医師としては3代目にあたります。隣の敷地に歯科のクリニックがあるのですが、もともとはその歯科医師のお父さんが始めたクリニックだったと聞いています。その後を引き継ぐ形で開業されたのが、前身のクリニックでした。私の父が歯科医師で、前身のクリニックの先生とは出身校が一緒だったご縁もあり、この地で開業する運びとなりました。

現在の患者層について教えていただけますか?

前身のクリニックも消化器を診ていたので、患者さんの大半は以前からこの場所に通われていた方ですね。前身のクリニックの閉業から当クリニックの開業までは3ヵ月ほど空いたのですが、開業してすぐに薬を処方してほしいという患者さんが来院されるなど、地域に根差しているクリニックの後を引き継がせていただいたという実感がありましたね。年齢層としては、70~80代の方が中心ですね。このエリアにお住まいの方がほとんどですが、看板に内視鏡検査もできることを書いていますので、そちらを見ていらっしゃる方もいます。ありがたいことに、あっという間に診療時間が経過してしまうくらい多くの患者さんにお越しいただいていて、内視鏡検査の予約も多数いただいています。

開業にあたって、インテリアや設備でこだわられたところはありますか?

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック2

以前はスリッパを履き替えて上がるクリニックでしたが、改装して靴のまま入っていただけるようにしました。入り口エントランスに段差がありましたので、そこを長いスロープにして車いすの方でも入りやすいように作り替えています。トイレもバリアフリー設計にしましたので、車いすのままお入りいただけます。設備面では、ほとんど一新しました。前身のクリニックも同じ診療科目だったのですが、設備は現状あるものの中でも先進のものを入れましたね。患者さんが検査を受けるときに使うストレッチャーもリクライニング式にしたりと、細かいところまでこだわっているんじゃないかと思います。内視鏡専門の医師として、患者さんのためにできるだけ良い環境を用意したかったので、開業医としては必要十分な良い機器を取りそろえたつもりです。

患者に向き合い、小さな違和感にも親身に耳を傾ける

先生の診療方針について教えてください。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック3

私の診療方針は、時間の許す限り患者さんのお話をしっかり伺うことです。この方針は、私の過去の反省から来ています。以前は、患者さんに「はい」「いいえ」で答えられるようなクローズドクエスチョンをすることが多かったのですが、そうすると、遠慮してか「大丈夫です」「変わりはないです」と答える方が少なくないんです。勤務医時代は、がんなどの症状を診る機会が多かったのですが、ある時「患者さんが持っている小さな違和感やお悩みをうまく聞き出せていたら、もっと早く病気を発見して症状にアプローチできたのかもしれない」と思ったんです。そこからは患者さんのお話に耳を傾けて、違和感やお悩みを打ち明けてもらいやすいような話し方を心がけています。

患者さんがお悩みを打ち明けやすいように、どんなことに気をつけていらっしゃるのでしょうか?

基本的なことかもしれませんが、一番はやはり患者さんをきちんと見ることですね。診察をしていると、つい電子カルテを記入するためにパソコンのほうを向いてしまいがちになるのですが、意識して患者さんを自分の目で見て、向き合おうとする気持ちを忘れないようにしています。患者さんは診察してもらいたくて来院されているので、そのお気持ちに応えたいと思っています。せっかくお越しいただいているのに、患者さんの目を見なかったり、おなかが痛いと言っているのに触診もしないと、患者さんもきっと不安な気持ちになりますから。そうした姿勢のほかに特に意識していることはないのですが、診療を通して患者さんとの信頼関係をつくっていくことを忘れないようにしています。できるだけ患者さんが話しやすくなるようなお声がけをしながら、まずはお話を伺うことを心がけていますね。

先生が思う、クリニックの強みとは何でしょう?

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック4

やはり、一般内科から内視鏡検査まで、幅広く対応できることですね。私は内視鏡を専門としていますので、専門家に診てもらいたいということで予約を入れる方もいらっしゃいます。当クリニックは、大腸内視鏡検査は平日の14時~15時、胃内視鏡検査は一般診療と同じ枠で予約を受けつけています。両方同日に行うことも可能ですので、別々の日にご来院いただく心配もありません。超音波検査専任の技師に月3回来てもらっていますので、腹部・頸動脈・甲状腺の超音波検査による診断にも対応しています。不安な症状があるからと来院される方も多いのですが、自覚する症状がなくとも、年齢を重ねていけばがんなどの重篤な疾患のリスクも上がっていきます。がんの家族歴がある方は特に、体のことを考えて定期的に、年に1度のスパンで検査を受けていただきたいですね。

困った時に気軽に頼れて、再訪できる場所として

毎日お忙しいことと思いますが、休日はどんなふうにお過ごしですか?

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック5

子どもが2人いるので、休日はもっぱら家族と過ごす時間に充てています。上の子がカードゲームが好きで、大会に参加する子どもを応援に行くときもありますね。上の子の友達とは家族ぐるみで仲が良くて、私が診療で一緒に行けないときはうちの子どもを連れて行ってもらって、途中で合流して一緒に帰ってくるなんてこともしばしばです。下の子同士も同い年ということもあり、月2~3回は会う仲で、この間もバーベキューをしました。夏休みには、一緒に旅行に行く予定です。そんなふうに、休日は子どもたちと一緒に過ごすことでリフレッシュしていますね。

今後の展望について教えてください。

前身のクリニックから受け継ぐ形で開業しましたが、今後はより地域に根差したクリニックになっていきたいと考えています。めざすのは、風邪をひいたにしても何にしても、困ったら「さがみ野やまなクリニックに行こう」と思っていただけるような存在ですね。地域の皆さんにとって、小さなことでも相談できて、頼りにしていただける場所になれるよう、励んでいきたいです。その一環として、地域のかかりつけ医として身につけておきたい知識を学んで、専門性をさらに伸ばしていきたいと思っています。今は一人ひとりの患者さんに真摯に向き合いながら、信頼関係を積み重ねていく段階だと思いますので、日々の診療も大切にしていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック6

当クリニックは、地域の皆さんのかかりつけ医として身近な存在でありたいと考えています。ご自身ではたいしたことはないと思う症状の方から年齢的に検査を受けておきたいという方まで、お気軽にご相談いただきたいです。お食事をされているかどうかにもよりますが、時間さえあればその日のうちに内視鏡検査を受けていただける場合もあります。地域の総合病院やクリニックとも連携していますので、より専門的な診察や検査が必要な方には、速やかにご紹介しますので、ご安心ください。時間の許す限り、患者さんの不安やお悩みをしっかり伺いますので、ぜひ一度ご来院いただけましたら幸いです。

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