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山名 陽一郎 院長の独自取材記事

さがみ野やまなクリニック

(海老名市/さがみ野駅)

最終更新日:2025/06/10

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック main

海老名市・さがみ野駅近くにある「さがみ野やまなクリニック」の山名陽一郎院長の専門は内視鏡検査を中心とした消化器内科。勤務医時代、重篤な患者の診療を多く経験したことから、病気の早期発見や早期治療に貢献したいと開業の道を選んだという。開業から1年を経て、地域にも浸透した同院。内視鏡検査を軸に、消化器疾患だけでなく、風邪や発熱、生活習慣病など幅広い診療に取り組み、近隣の医療機関との診診連携や病診連携にも努める。地域住民の健康を支えるために「気軽に通えて、また困った時には行こうと思ってもらえるクリニック」をめざしたいという山名院長に、診療の特徴や患者への思いを聞いた。

(取材日2025年4月7日/情報更新日2025年5月19日)

内視鏡を軸に、消化器疾患や一般内科に幅広く対応

まず、クリニックの成り立ちについて教えてください。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック1

前身のクリニックを受け継ぐ形で、2024年4月に開業しました。この場所でクリニックを運営する医師としては3代目にあたります。私の父が歯科医師で、前身のクリニックの先生とは同じ出身校であった縁もあり、この地で開業する運びとなりました。私は、もともと内視鏡を中心とした消化器内科が専門ですが、こちらでは風邪や生活習慣病といった一般内科から、内視鏡検査まで幅広く見ていきたいという思いがありましたので、院名には、あえて内視鏡や消化器という名称を入れませんでした。腹部の症状に限らず、不安なことがあれば何でもご相談いただけるクリニックでありたいと思っています。

開業から1年を経て、どのような思いがありますか。

改めて、前身のクリニックが積み重ねられてきた歴史を感じました。通われていた患者さんが引き続き来てくださいましたし、私の専門である内視鏡検査を含め消化器内科の患者さんにも多く来ていただいて、初年度からやりがいを感じ、これからも頑張ろうと思っているところです。当初は近隣の高齢の患者さんが中心でしたが、今では比較的若い世代の患者さんにも来ていただいています。ここは海老名市の中心からは少し離れていますが、座間市、綾瀬市、大和市と距離が近いので、いろいろな地域から患者さんが来てくださいますね。昨冬のインフルエンザの流行期には患者さんが集中して混雑することもありましたが、スタッフも慣れてきてくれましたし、動線や段取りも見直して効率的に診療が進められるようになってきたと思います。総合病院や大学病院との連携体制も整っていますし、近隣のクリニックとの診診連携も進んでいます。

院内の構造や設備にはどのような特徴がありますか。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック2

開業時に全体的にリニューアルして、バリアフリー設計にしました。靴のまま入っていただけますし、エントランスからもスロープにして、車いすの方でも入りやすくしてあります。トイレもバリアフリー設計にしましたので、車いすのままお入りいただけます。また私の趣味でメダカを育てているので、受付にはメダカの水槽を置いていて、楽しみにしてくださっている患者さんも多いようです。設備面では、特に消化器内科に関しては現状あるものの中でも先進の物を導入しました。患者さんが検査を受けるときに使うストレッチャーもリクライニング式にしましたし、極細内視鏡も用意するなど細かいところまでこだわっています。内視鏡専門の医師として、患者さんのためにできるだけ良い環境を用意したかったので、開業医としては必要十分な良い機器を取りそろえたつもりです。

患者に向き合い、小さな違和感にも親身に耳を傾ける

先生の診療方針について教えてください。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック3

私の診療方針は、時間の許す限り患者さんのお話をしっかり伺うことです。この方針は、私の過去の反省から来ています。以前は、患者さんに「はい」「いいえ」で答えられるようなクローズドクエスチョンをすることが多かったのですが、そうすると、遠慮してか「大丈夫です」「変わりはないです」と答える方が少なくないんです。勤務医時代は、がんなどの症状を診る機会が多かったのですが、ある時「患者さんが持っている小さな違和感やお悩みをうまく聞き出せていたら、もっと早く病気を発見して症状にアプローチできたのかもしれない」と思ったんです。そこからは患者さんのお話に耳を傾けて、違和感やお悩みを打ち明けてもらいやすいような話し方を心がけています。

患者さんが話しやすいように配慮されていることは?

基本的なことかもしれませんが、一番はやはり患者さんをきちんと見ることですね。診察をしていると、つい電子カルテを記入するためにパソコンのほうを向いてしまいがちになるのですが、意識して患者さんを自分の目で見て、向き合おうとする気持ちを忘れないようにしています。患者さんは診察してもらいたくて来院されているので、そのお気持ちに応えたいと思っています。せっかくお越しいただいているのに、患者さんの目を見ないとか、おなかが痛いと言っているのに触診もしないとか、そういう対応では患者さんもきっと不安な気持ちになりますから。そうした姿勢の他に特に意識していることはないのですが、診療を通して患者さんとの信頼関係をつくっていくことを忘れないようにしています。できるだけ患者さんが話しやすくなるようなお声がけをしながら、まずはお話を伺うことを心がけていますね。

先生が思う、こちらのクリニックの強みとは何でしょうか。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック4

やはり、一般内科から内視鏡検査まで、幅広く対応できることでしょうか。内視鏡の専門家に診てもらいたいということで予約を入れる方もいらっしゃいます。大腸内視鏡検査は平日の14時~15時、胃の内視鏡検査は一般診療と同じ枠で予約を受けつけています。両方同日に行うことも可能ですので、別々の日にご来院いただく心配もありません。特に大腸内視鏡検査を希望される方は多くなっており、緊急の検査に対応したりすることもあります。また、超音波検査にも注力しており、超音波検査専任の技師に月3回来てもらい、腹部・頸動脈・甲状腺の超音波検査による診断を行っています。

困った時に気軽に頼れて、再訪もしやすい場所として

今後の展望について教えてください。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック5

今後はより地域に根差したクリニックになっていきたいと考えています。めざすのは、風邪をひいたにしても何にしても、困ったら「さがみ野やまなクリニックに行こう」と思っていただけるような存在ですね。地域の皆さんにとって、小さなことでも相談できて、頼りにしていただける場所になれるよう、励んでいきたいと思っています。その一環として、地域のかかりつけ医として身につけておきたい知識を学んで、専門性をさらに伸ばしていきたいと思っています。今は一人ひとりの患者さんに真摯に向き合いながら、信頼関係を積み重ねていく段階だと思いますので、日々の診療も大切にしていきたいですね。

特に力を入れたい分野や取り組みなどはありますか。

もっと多くの方にがん検診や内視鏡検査を受けていただくことが必要だと感じています。内視鏡検査は一度苦しい思いをされると、次は受けたくないと敬遠される方が多いので、検査時の苦痛を軽減できるよう努めるとともに、啓発として、がん検診のポスターの掲示も始めましたし、風邪や発熱で受診された方にも検診や検査を案内しています。また、働き世代の多いエリアですから、生活習慣病の診療も重視していきたいと考えて、動脈硬化の状態を調べる頸動脈エコーに加えて、いわゆる血管年齢を測定するための血圧脈波検査装置も導入しました。多忙な現役世代の方は生活習慣を変えるのは容易ではありませんので、血管年齢などわかりやすく数値化できるもので自覚を促し、治療や生活改善に役立てたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山名陽一郎院長 さがみ野やまなクリニック6

当クリニックは、地域の皆さんのかかりつけ医として身近な存在でありたいと考えています。ご自身ではたいしたことはないと思う症状の方から、年齢的に内視鏡検査を受けておきたいという方まで、お気軽にご相談ください。お食事をされているかどうかにもよりますが、時間さえあればその日のうちに内視鏡検査を受けていただける場合もあります。また、自覚する症状がなくとも、年齢を重ねていけばがんなどの重篤な疾患のリスクも上がっていきます。がんの家族歴がある方は特に、体のことを考えて定期的に、年に1度のスパンで検査を受けていただきたいですね。より専門的な診察や検査が必要な方には、地域の総合病院や専門クリニックをご紹介しますのでご安心ください。時間の許す限り、患者さんの不安やお悩みをしっかり伺いますので、ぜひ一度ご来院いただければと思います。

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