全身麻酔下で受ける
鼻詰まり・副鼻腔炎の日帰り手術
おぎのクリニック京都駅前
(京都市下京区/京都駅)
最終更新日:2026/09/10
- 保険診療
鼻水や鼻詰まりの症状に煩わしさを感じたり、仕事や勉強への集中力が低下したりといった困り事を抱えている人は多いのではないか。口呼吸によってのどの乾燥や、睡眠の質の低下につながるなど、健康上にもさまざまな弊害がある。風邪の一時的な症状なら通常は時間とともに良くなるが、慢性副鼻腔炎になると長期間にわたって鼻の症状に悩まされることも。「おぎのクリニック京都駅前」の荻野枝里子院長は「調子が悪いことが普通になっている方や嗅覚障害を抱えている方もいらっしゃいます」と指摘する。同院では、鼻詰まり・慢性副鼻腔炎の患者に対して、麻酔科医師の管理のもと、全身麻酔による日帰り手術を提供している。荻野院長に、日帰り手術のメリットや実際の手術の流れなどについて教えてもらった。
(取材日2026年6月19日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qどのような症状のある人が手術の対象ですか?
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A
副鼻腔炎の方、鼻中隔弯曲症、重症アレルギー性鼻炎で鼻詰まりが強い方が対象です。目安としては、嗅覚の異常など副鼻腔炎の症状が3ヵ月以上続いて生活に支障を来している場合や、お薬などの治療で改善が見られないと感じている方です。お薬などで強い症状はいったん治まったように見えても、何となく調子の悪い状態が長引いている方、副鼻腔炎が再発してしまった方にも手術を検討していただきたいですね。こうした方々は、調子が悪い状態に慣れて諦めてしまっているケースや、仕事が忙しくて手術を我慢している場合が少なくありません。当院では、そんな働き世代のために日帰り手術に対応しています。
- Q日帰り手術のメリットを教えてください。
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A
鼻の手術を受ける際にネックになるのは入院の負担です。手術の際に5〜7日間の入院が必要な病院も多く、仕事が休めない方や小さなお子さんがいる方などにとって大きなハードルになっています。日数の懸念が解消できることが、日帰り手術のメリットです。入院で行う手術と内容は同じですので、翌日から出勤してバリバリ仕事をするというわけにはいきませんが、例えば事務系のお仕事なら数日後から復帰できる方も多いです。ただし、全身麻酔を行う場合は付き添いが必要なので、一人住まいの方などには手術後に近くの連携病院への移動と一泊入院をお願いしています。
- Qこちらのクリニックの日帰り手術の特徴を教えてください。
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A
当院では、痛みや不安を和らげ、精密な処置を可能にするため、手術の多くを全身麻酔で行っています。大きな特徴は、長年鼻の手術に携わってきた麻酔科医師が加わり2人体制で行うことです。麻酔科医師は術前から術後まで一貫して管理を担当し、内視鏡画面を共有しながら血圧や脈拍の変動を細かくチェックします。手厚いバックアップのもと、私は術者として鼻腔内の繊細な操作に深く集中できるのです。手術の進行に合わせた適切な麻酔調整により、穏やかな目覚めをめざします。身近なクリニックでありながら、安全性を重視した手術環境を整えています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診・診察
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症状や困っていること、これまでかかった病気や常用している薬についてはもちろん、同院では仕事や生活環境についても詳しく尋ねられる。体を動かす仕事なのか、デスクワークなのか、下を向く作業を伴うのか、頻繁に話す機会があるのか、常にマスクをつけて仕事ができるかといった仕事の内容、さらに、いつの時期が忙しいのかなどについても確認される。手術の方法や時期などを判断する材料になるので、可能な限り詳しく答えよう。
- 2検査・手術説明
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手術日は通常、受診から2〜3ヵ月後に設定される。また、手術日の約1ヵ月前に、安全性に配慮して手術を行うために必要な心電図、呼吸機能検査、胸部エックス線、血液検査、鼻の空気抵抗を確認する鼻腔通気検査などが行われる。心電図に異常が見られる場合は再検査や循環器を専門とする医療機関での詳しい検査が必要となる場合もある。その後、手術の流れや前日までに気をつけたいこと、当日の注意事項などについて説明を受ける。
- 3日帰り手術
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手術前に風邪などをひくと中止となることもあるため、体調管理は万全に。喘息がある場合は、吸入などにより症状のコントロールを図ることが必要だ。また、服用を止める薬や最終の食事時間、水分の取り方など、手術説明の際に聞いたことを遵守しよう。当日は、麻酔科の医師の管理のもと全身麻酔による手術が行われる。手術の所要時間は2時間程度、前後の処置の時間を含めて5時間ほど。
- 4リカバリールームで休息
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手術後は1時間〜1時間半程度、リカバリールームのベッドで休息し、問題がないことが確認できれば帰宅できる。帰宅の際には、必ず家族の送迎で帰宅を。電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合も、混雑していればタクシーを利用するほうが望ましい。鼻腔には綿球が詰められ、しばらく出血が続くので、大きく口を動かすことを避け、綿球を取り替えたり、ティッシュペーパーで拭ったりして静かに過ごす。
- 5手術後の通院
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手術の翌日または翌々日に、傷の処置などが行われる。また、手術後は生理食塩水を使った鼻うがいを行い、鼻腔の奥に残った止血剤などを洗い流す。事前説明の際に方法が説明されるので、スムーズにできるように練習しておきたい。その後は、1~2週間後、1ヵ月後と徐々に受診の間隔を開けながら、通常は半年〜1年間にわたって通院する。喘息を合併している場合は、さらに長期間の通院期間が必要になるケースもある。

