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先進システムと内視鏡の専門家の技術で
内視鏡検査をもっと身近に

下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック

(世田谷区/下北沢駅)

最終更新日:2024/03/05

下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック 先進システムと内視鏡の専門家の技術で 内視鏡検査をもっと身近に 下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック 先進システムと内視鏡の専門家の技術で 内視鏡検査をもっと身近に
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喉・食道・胃・十二指腸、さらに大腸全域に至るまで、開腹を伴わずに内部の状態を確認することができる内視鏡検査。胃がんや大腸がんなど消化器疾患の早期発見に有用だ。だが体内にスコープを挿入することに不安を感じている人は多いのではないだろうか。また、「症状がなければ受ける必要がない」と思っている人もいるかもしれない。「下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック」の丁守哲(てい・しゅてつ)院長は、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ内視鏡のスペシャリスト。操作しやすく患者の負担にも配慮された先進の検査機器を導入しており、「気軽に内視鏡検査を受けてほしい」と話す。丁院長に、内視鏡検査を受けるべきタイミング、また同院の検査の特徴や流れについて聞いた。

(取材日2024年2月9日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q内視鏡検査とはどのようなときに受けるのが良いでしょうか?
A

年齢にかかわらず、胃の不快感や胸焼け、おなかの痛み、便の異常といった症状が長引く場合には消化器内科を受診してください。若い方でも胃がんや大腸がんを発症することはありますし、逆流性食道炎や潰瘍性大腸炎など、消化器の病気はがんだけではありません。また、便潜血やピロリ菌検査で陽性の判定が出た方や、バリウム検査で要精密検査となって内視鏡検査を受ける方もいらっしゃいます。そしてこれらにあてはまらなくても、40歳を過ぎたら一度内視鏡検査を受けましょう。なぜなら胃がんや大腸がんには初期症状がほぼなく、便潜血の結果が陰性であっても大腸がんの可能性を否定できず、年齢を重ねるごとに発症のリスクが上がるからです。

Q痛みや不安について、どのような配慮をされていますか?
A

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は、経口と経鼻のどちらにも対応。経口のスコープも細いタイプのものを導入していますので、従来のものよりも嘔吐反射は少ないかと思います。下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)ではスコープの硬度調整機能を使い、その方の腸管の形状に合わせて、なるべく痛みを感じさせないようにスムーズな挿入を心がけています。いずれの場合も鎮静剤の使用が可能です。その場合は患者さんの体質や日常的に服用している薬などを確認し、安全性に配慮して投与量を調整します。鎮静剤を使用していない場合には、患者さんも医師と一緒に検査中のモニターをご覧いただけます。

Qこちらで使用されている内視鏡検査機器について教えてください。
A

先ほどお話しした細いスコープを使い、映し出す画像はハイビジョンで鮮明です。ピロリ菌感染時の胃がんリスクを測定する検査機器も備えており、こちらは胃カメラの検査の際に胃液を採取して行います。また大腸カメラのスコープは広視野角で、腸管の隅々まで映し出します。さらに画像診断の助けとなるAI機能が搭載されており、病変が疑われる部分を解析してモニター上でマーキング。これはあくまで医師の目とのダブルチェックのための機能であり、必ず消化器内視鏡専門医の視点で丁寧に確認し、悪性病変が疑われる場合には拡大観察を行います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1症状の確認と検査の予約・説明
下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック 症状の確認と検査の予約・説明

消化器の病気が疑われる場合、まずは医師が触診や超音波検査装置などを用いて症状を確認。診察の結果「内視鏡検査が必要」と判断されたら、検査日程を決める。同院では胃カメラと大腸カメラの同日検査も可能。日程の決定後、医師や看護師から検査までの準備について説明。胃カメラの場合は、空腹の状態ならばその日に受けることもできる。

2検査前の準備
下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック 検査前の準備

胃カメラの場合、前日の食事は決められた時間内に取っておく。大腸カメラはそれに加えて、前日と当日の下剤服用が必要となる。便秘の症状がある場合は下剤服用による腸炎を防ぐため、その前に1週間ほど便をやわらかくするための薬を服用。当日は来院前に下剤服用とトイレを済ませておく。

3内視鏡検査
下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック 内視鏡検査

問診や同意書の確認の後、胃カメラを受ける場合には、胃の中の泡をきれいにするための薬を服用。喉や鼻などの局所麻酔を行い、鎮静剤を使用する場合は静脈血管のルートを確保する。特に異常がなければ検査時間は5分程度だ。ピロリ菌検査用の胃液もこの際に採取する。大腸カメラは脱水予防のため点滴を行う。挿入は素早く奥まで到達した後、カメラを引きながらじっくり観察する。病変がない場合は検査時間は通常10分前後。

4リカバリー室で休憩の後、結果説明
下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック リカバリー室で休憩の後、結果説明

同院ではソファータイプの個室とフラットなベッドの2種類のリカバリー室を完備。検査後は麻酔や点滴後のふらつきが生じることもあるため、30分程度リカバリー室で休む。看護師が定期的に様子を確認し、問題がなければ検査結果について医師から説明を受ける。胃カメラと大腸カメラの結果は同日に説明がある。

5その後の検査・治療
下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック その後の検査・治療

ポリープ切除などで病理検査を伴う場合は、2週間後に再度受診。病気が見つかった場合には、症状に応じて同院で継続治療、もしくは専門設備の整った病院への紹介となる。検査結果に応じて、医師から今後の検査頻度について提案されるが、もし何も見つからなくても定期的に検査を受けることが病気の早期発見・早期治療につながる。

ドクターからのメッセージ

丁 守哲院長

当院では長年の経験を生かして、患者さんに痛みを感じさせないよう挿入方法にも工夫して検査を行っています。過去に痛い思いをしてためらっていらっしゃる方にも、ぜひ気軽に内視鏡検査を受けていただきたいですね。内視鏡検査機器は年々進化しています。当院ではハイビジョン映像やAI機能が搭載されているものなど、先進のシステムを活用していますが、検査は医師の技術ありき。消化器内視鏡専門医として病変の最終的な判断は臨床的経験が不可欠であり、AIシステムに頼りきることなく早期発見・早期治療に努めています

丁 守哲院長 下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック
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