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稲田 大悟 院長の独自取材記事

入船整形外科リハビリテーションクリニック

(浦安市/新浦安駅)

最終更新日:2024/08/15

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック main

JR京葉線・新浦安駅から徒歩約5分。「入船整形外科リハビリテーションクリニック」は、浦安市で育った稲田大悟院長が前院長から引き継ぎ、2023年12月に開業したクリニックだ。リニューアルに伴い、理学療法士がリハビリなどに対応するための運動療法スペースを新設。ファミリー層が多い地域柄、子どものケガなどによる来院も多いため、院内にはキッズスペースもある。「住み慣れた愛着のある土地で、お子さんから高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんのニーズに合った治療に対応していきたいと思います」と話す稲田先生は、長年救命救急医療に携わってきた脊椎の専門家でもある。穏やかな語り口が印象的な稲田先生に、診療の特徴や診療ポリシーなどについて聞いた。

(取材日2024年1月10日/更新日2024年7月26日)

自身が育った街で地域医療に貢献

開業に至るまでの経緯を教えてください。

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック1

琉球大学医学部卒業後、千葉大学医学部附属病院、2015年からは千葉県救急医療センターなどの医療機関に勤務し、長年救命救急医療に従事していました。重症の患者さんを救命するための仕事には非常にやりがいを感じていたのですが、今後は一般的な整形外科疾患も診ていきたいと思っていたところに、たまたまこのクリニック継承のお話をいただいたのです。浦安市内のクリニックなので、浦安市在住の整形外科医を探しているということで、知人を通じてご縁をいただきました。小さい頃から浦安市で育ち、現在も市内に住んでいて、医療を通して地域貢献できるのではないかと考えて開業を決めました。前院長の築いた信頼と伝統を大切にしつつ、名称を「入船整形外科リハビリテーションクリニック」に変更しました。患者さん一人ひとりの健康と幸福を最優先に考えて、安心して治療を受けていただけるように努めていきたいと思います。

クリニックの内装も、一部変更されたそうですね。

前院は整形外科として20年もの歴史があるクリニックなのですが、院内が全体的に老朽化が進んでいましたので、開業を機に全面的に改装しました。前院ではリハビリも対応していたのですが物理療法中心でしたので、運動療法に対応するために、新たに理学療法士を2人迎え入れ、物理療法に加えて運動療法を行うスペースを造りました。また、このエリアはファミリー層が多いので、お子さんのケガなども積極的に診療したいと思い、お子さんが来院された時にリラックスしてお待ちいただけるキッズスペースも設置しました。小さなお子さん連れでリハビリを受けに来られる患者さんの利便性にもつながるのではと思っています。

こちらのクリニックでは、どのような治療が受けられますか?

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック2

腰、首、肩、膝などの骨や関節、筋肉の痛みやしびれなど、多様な症状に対応しています。その原因を突き止め、痛みや不快な症状を軽減していくためのサポートをします。外傷、骨折、関節痛、腰痛、スポーツ障害など適切な診断をした上で、患者さん一人ひとりの社会的な背景や、その方がめざす治療のゴールを丁寧に聞きながら、ニーズやライフスタイルに即した治療方針を提案します。日常生活においてそれぞれの体の部位が最大限に機能できることをめざして、けん引や電気治療をはじめとする物理療法、理学療法士による運動療法も必要に応じて取り入れながら、患者さんがお悩みの症状を少しずつでも緩和していけるような治療を目標としています。当院で対応できない手術が必要な患者さんなどには、近隣の連携病院にスムーズに紹介できるように連携を取っています。

患者の声を聞き、患部を触り、適切に診断

診療において心がけていることは、どんなことでしょうか?

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック3

基本的なことかもしれませんが、患者さんの話をしっかり聞くことですね。それから、症状があるところを触ることです。痛いところや違和感があるところを、とりあえずエックス線撮影をしてその画像を見るだけではなく、患部を実際に触ることでわかることはたくさんあり、それが適切な診断につながると思っています。整形外科の領域は、どうしても加齢とともに症状が出てくることが少なくありません。根治させることは難しくても、日々の生活の中でうまく付き合いながら快適に過ごせるような方法を考えて、患者さんに提案したいですね。

得意な診療について教えてください。

先ほども申し上げましたが、10年以上大学病院などで救命救急診療に携わってきました。加えて、脊椎が専門領域で多数の症例を診てきました。これらの経験と実績をもとに、幅広く診療できるのが当院の特徴です。脊椎疾患の治療の一つとして、痛みを和らげるための神経ブロック注射を取り入れています。当院にはエックス線透視撮影装置があり、それを用いて関節や神経の通り道などを透視しながら、患部に注射を打っています。骨の影になっている部分にも注射薬を届けやすく、幅広い部位の痛みの軽減が期待できます。また、当院では骨密度をDXA法を用いた機器で測定しています。性能の高さにこだわった検査機器で骨密度を精密に計測することで、患者さんご自身に骨の状態をしっかりと把握していただき、骨折などから身を守るための生活習慣をアドバイスしています。

整形外科医としてのやりがいを感じるのは、どんな時ですか?

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック4

整形外科に来る患者さんは、「痛みがある」「今までできていたことができない」といった困り事を抱えていらっしゃる方がほとんどです。その多くは命に直結するような症状ではありませんが、慢性的に続く痛みはその方にとって大きなストレスとなります。患者さんに即した適切な治療を施すことで痛みが緩和して、これまでどおりの生活ができるようになったり、患部をスムーズに動かすことができるようになったりして喜んでいただけたら、医師としての冥利に尽きるでしょうね。

日常の些細な困り事の相談先に

医師をめざしたきっかけを教えてください。なぜ整形外科を選ばれたのですか?

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック5

医師家系ではなかったのですが、理系の学問が好きで、将来は何か手に職をつけたいと思い、医学部受験を決めました。幸いなことに合格することができ、医学を学び始めて内科系と外科系のどちらが自分に向いているか考えた時に、性格的には外科系が向いていると思ったので、最終的に整形外科を選びました。日本整形外科学会整形外科専門医を取得後、さらなる専門性を高めるために千葉大学附属病院時代は脊椎を専門に学びました。周りの環境に影響を受けながら学びを重ねてきました。世のため人のためになる素晴らしい職業につくことができて、感慨深く思っています。

お忙しい日々の中で、休日はどのようにリフレッシュされているのですか?

なかなか自由な時間が取れないのですが、小学生と未就学児の小さい子どもがいますので、子どもたちと過ごす時間を大切にしています。職住接近なので、家族と過ごす穏やかな時間が取れるのはうれしいですね。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

稲田大悟院長 入船整形外科リハビリテーションクリニック6

「こんなことでクリニックに足を運んでいいのだろうか」と思うくらい、本当に些細なことでも構いません。日常生活で何か困り事があったり、ほんの少しでも痛みが気になる部位があったりする場合は、お気軽に当院にご相談に来ていただければと思います。地域のかかりつけ医としてより良い医療サービスの提供をめざして、スタッフ一同精進し、皆さんのニーズや期待にお応えできるように、心を込めて診療にあたってまいります。

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