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女性のライフステージに合わせて
悩みに寄り添う産婦人科診療

うらやす産婦人科

(浦安市/浦安駅)

最終更新日:2024/08/15

うらやす産婦人科 女性のライフステージに合わせて 悩みに寄り添う産婦人科診療 うらやす産婦人科 女性のライフステージに合わせて 悩みに寄り添う産婦人科診療
  • 自由診療

年代や妊娠・出産など、個々の状況によって変わる女性の悩み。「うらやす産婦人科」の野島美知夫院長は、大学病院や大規模病院で多くの患者を診る中で、「産婦人科では患者さんのライフステージを考えながら診療することがとても大切」と実感したそうだ。2024年3月に浦安駅の目の前で開業して以来、さまざまな年代の患者が訪れている同院。院長は一人ひとりの悩みに耳を傾け、「その症状が緩和するためにはどうすれば良いか」を親身になって考えている。婦人科診療は敷居が高いと思われがちだが、同院は落ち着いた癒やしの空間。大らかで優しい野島院長に、年代ごとの女性の悩みや、同院の取り組みについて聞いた。

(取材日2024年3月30日)

年代や妊娠・出産。女性の悩みはライフステージによってさまざま。産婦人科は女性の生涯を支える診療科

Q若い人は、どのような症状での受診が多いのでしょうか?
A
うらやす産婦人科 女性のライフステージを考えながら診療を行う

▲女性のライフステージを考えながら診療を行う

10~20代の方で多いのは、月経に関するお悩みです。月経困難症や月経前症候群(PMS)、その中でもイライラなどの精神症状が強く現れる月経前不快気分障害(PMDD)、月経周期が乱れたり、ひどい痛みを感じたりする方もいらっしゃいます。我慢していると学校生活や仕事にも影響しかねませんから、早めにご相談ください。その他には性感染症の相談も多いですね。もし性感染症に気づかず妊娠をした場合、さまざまなリスクが考えられるので、「おかしいな」と思ったらすぐいらしてください。また当院では「プレコンセプションケア」にも対応しており、将来の妊娠に備えて、ご自身の体の状態を知るために受診される若い方が増えています。

Q「プレコンセプションケア」とはどのようなものですか?
A
うらやす産婦人科 長年専門的な研鑽を積んできた野島院長

▲長年専門的な研鑽を積んできた野島院長

若い方がご自身の体に向き合い、将来の妊娠を考えながら健康な体づくりをすることです。血液検査から亜鉛やビタミンDなどの栄養素が足りているかの確認や、血圧や肥満度、風疹・麻疹・水痘などの抗体の有無を調べます。栄養の偏りや肥満傾向があれば、食事や運動のアドバイスで改善を図ります。生活習慣を整えることで健康状態が良くなれば、先に挙げたような月経の悩みの軽減も期待できますし、将来妊娠しやすい体づくりにもつながるでしょう。また、例えば風疹のワクチンは妊娠中に接種することができません。事前に抗体の有無がわかればパートナーの検査のきっかけにもなりますし、家庭内感染の予防にもなりますね。

Q月経困難症の緩和に、低用量ピルの処方も行っているのですね。
A
うらやす産婦人科 2024年3月1日に開院したうらやす産婦人科

▲2024年3月1日に開院したうらやす産婦人科

はい。低用量ピルは排卵を抑える働きがあり、それによって月経痛の緩和が期待できます。デメリットは血栓症のリスクが上がること。事前に血液の状態を確認した上で、当院では40歳以上の方へは「低用量ピル」ではなく「黄体ホルモン剤」を用いるようにしています。どちらも将来の妊娠に影響することはほとんどなく、服用を中止すれば妊娠が見込める状態となります。

Q子宮がん検診やワクチン接種についても教えてください。
A
うらやす産婦人科 患者一人ひとりの状況を尊重している

▲患者一人ひとりの状況を尊重している

子宮がん検診は、年齢に関わらずぜひ受けてほしいですね。子宮体がんは年齢を重ねるごとにリスクが上がり、子宮頸がんは近年若年化が問題視されています。当院ではそのどちらも、また子宮内膜症や内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)といった他の病気も見逃さないように、検診時に超音波検査を行います。子宮頸がんは、ワクチンで予防がめざせます。免疫のつきやすい12歳から15歳の間に受けることをお勧めします。世界中で長く使われているワクチンですが、接種率が低かった時期があり、厚生労働省ではそのキャッチアップ接種に取り組んでいます。対象は1997年4月2日から2007年4月1日生まれの女性です。

Q中高年以降では、どのような症状での受診が多いのでしょうか?
A
うらやす産婦人科 気軽に相談してほしいと話す

▲気軽に相談してほしいと話す

40代~50代は、月経周期が乱れたり、気分が落ち着かなかったりと、体の変化を感じやすい時期。ただ私は、それらを更年期障害と決めつけないようにしています。年齢のせいにしない、「気にしすぎだ」と言わない、諦めない。このような思いで向き合っているんです。自律神経失調症を患う方も多く、ホルモン剤・抗不安薬・漢方薬など、症状やご要望に沿って選択します。仕事や家事で忙しい上に、月経の変化など戸惑うことも多い年代でしょうが、「更年期だから」と諦めずに一度いらしてください。さらに年齢を重ねると、萎縮性膣炎、子宮脱、頻尿などのお悩みも出てくるでしょう。産婦人科は、女性の生涯を支える診療科なのです。

ドクターからのメッセージ

野島 美知夫院長

産婦人科では、患者さんのライフステージを考えながら診療することがとても大切。私は長年の診療経験でそのことを実感してきました。年齢によって、また妊娠・出産によっても患者さんの状況は変わり、それは生涯にわたり変化しながら続きます。私は長年積み重ねた経験をもとに、新たな薬や治療にも目を向けながら、その方に合った診療を心がけています。癒やしの空間づくりにも力を入れていますので、気軽にお越しいただけるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

プレコンセプションケア(血液検査)/一般血液検査:1万5000円、ウイルス感染症検査:4万円

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