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佐藤 和己 院長の独自取材記事

かずき内科中川駅前クリニック

(横浜市都筑区/中川駅)

最終更新日:2019/08/28

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横浜市営地下鉄線ブルーライン中川駅から徒歩1分。やわらかなグリーンの看板が印象的な「かずき内科中川駅前クリニック」の広くゆったりとした待合室は、とても居心地が良い。「患者さんの話をしっかり伺うよう心がけています」と話す佐藤和己院長は、その優しく穏やかな語り口から誠実な人柄が伝わってくる。2011年の開業以来、一般内科に加え、呼吸器が専門の佐藤院長のもとには、長く続く咳に悩む小さな子どもから高齢者まで多くの患者が来院。継続が必要な治療では患者が治療を続けられるよう、一人ひとりの患者の状況に合わせた治療を行うなど、さまざまな面で患者にとって適切な方法で対応。そんな佐藤院長に、長く続く咳の治療のことや医師を志した理由、プライベートな話など、たっぷり聞いた。
(再取材日2017年6月5日)

幅広い診療とともに、専門の呼吸器疾患の治療にも尽力

こちらを開業されたのはいつですか?

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2011年1月です。僕は子どもの頃から田園都市線沿線に住んでいましたので、この辺りはずっと親しみを感じている場所でした。院内は広くゆったりとした待合室と、適切な処置が行える十分なスペースを取った処置室が、特にこだわったところです。バリアフリーにも配慮していますし、駅前という立地は、皆さんに楽に安心して通っていただけるのではないかと思います。クリニックのイメージカラーはグリーン。どなたにも好んでいただけて自然も連想できる、とても穏やかな印象の色。僕自身も一番しっくりと感じる大好きな色です。開業までは神奈川県内の複数の病院で勤務医をしていましたが、僕の医療の基礎は横浜市内の病院で培われたもの。ご縁があって横浜のこの地で開業し、原点に帰ったような気持ちです。

どのような患者さんが多く来院しますか?

お近くにお住まいの方がほとんどですね。ご高齢の方から小さなお子さんまで年齢層は幅広いですが、30~40歳代の方が比較的多いですね。「地域医療に貢献したい」との思いで、広く一般内科の診療をしているのですが、私が専門とする呼吸器の症状で来院くださる方がとても多いですね。この地域にお住まいの方々はいろいろな病気にも詳しく、たくさんあるクリニックの中から「呼吸器ならここに」と、選んで来院してくださっているような印象を受けます。また近隣のクリニックも、消化器科や循環器科など、同じ内科であってもそれぞれ専門を持って診療されていると実感しています。近隣のクリニックからご紹介いただくことも多く、そういった連携もうまくとれています。

長く続く咳などの症状がある場合、どのような検査や治療を行うのでしょうか?

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長く続く咳の原因はアレルギー、喘息の症状、風邪をひいたあとに長引くものなどさまざまです。咳喘息では呼気中の一酸化窒素が高まるという結果が出ていますので、それを検査で数値化して、ある一定の数値が上がっている場合は喘息に伴う炎症が強いであろうという判断のもとで治療を行います。喘息の場合は長期的な治療が必要になりますが、咳喘息の場合は、例えば季節的なものが要因として強い人であれば、その時期を狙って治療して良くなったら治療を止めるというように、必要な期間、治療を続けてもらいます。また診断に関しては、検査結果だけで判断しないようにしています。患者さんからよく話を聞いて、喘息が疑わしいのであれば検査結果が正常であっても喘息の可能性を考えます。

医師として働く父の姿に憧れて医師の道へ

先生はずっと医師を志していらしたのですか?

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父が内科の医師で、母方の祖父も歯科医師でしたから、医療関係の仕事には小さい頃からなじみがありました。それで、気がついたらいつの間にか僕も医師になりたいと思っていましたね。父が診療している姿を間近に見ていたわけではないのですが、夜勤で忙しそうにしていた印象は残っています。「大変だなあ」と思う気持ちの中にも、どこか憧れのようなものがあったのだと思います。「医師になれ」とは言わなかった父ですが、実際に医師になってからは「自分の専門分野・得意分野を持て」とアドバイスしてくれたことを覚えています。呼吸器内科を専門に選んだのも、父が呼吸器疾患で体調を崩し病院でお世話になったことがきっかけの1つです。喘息はコントロールに時間がかかることもありますが、苦しそうな患者さんの症状が改善され「とても楽になった」とおっしゃっていただけるのは本当にうれしい。この道を選んで良かったと心からやりがいを感じる瞬間です。

勤務医時代と違いを感じるのはどのようなところでしょう?

あまりいい言い方ではないかもしれませんが、開業したことで、より一層責任感を持って積極的に診療に向かえるようになったと思います。勤務医時代も患者さんときちんと向き合い、しっかり診療していましたが、「僕の診療を受けにいらした」というより「大きな病院の内科にいらした」という気持ちがどうしても心の隅にありました。でも今は、数あるクリニックを調べ、わざわざこのクリニックを選んで来てくださる。僕を信頼していただいているわけですから、とてもありがたく、やりがいを感じるのと同時に大きな責任を感じています。すべて僕一人で診療できると思っているわけではありません。他の医師に紹介して診断を仰ぐこともあります。その方にとって最善の治療、そして今の僕にでき得る最良の診療ができるよう、これからも努力していきたいですね。

プライベートはどのように過ごしていますか?

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子どもたちが小さい頃はキャンプに行ったりしていましたが、息子は15歳、娘は10歳になり、以前のように家族で一緒に行動することが少なくなりました。それでも、夏休みなどの長い休みには旅行に出かけます。子どもは成長してだんだん親から離れていきますから、できるだけ家族で一緒に過ごす時間を取りたいですね。僕は車に乗るのが好きなので、旅行も車で行くのが好きです。今は忙しくてできませんが、時間が取れるようになったら、気の赴くままに車であちこち行ってみたいですね。新しい道路ができると「走ってみたいな」と思います。

検査で異常を指摘されたら、自覚症状がなくても受診を

診療ではどのようなことを心がけていますか?

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可能な限り時間をかけて、しっかりお話を伺うことです。病気のことだけではなく、ちょっとした雑談でも構いません。話をするだけで楽になる方もいらっしゃいます。当院にいらして、少しでもリラックスしていただけたらうれしいですね。また、説明するときは、なるべく難しい医学用語は使わず、わかりやすくお話しすることも心がけています。患者さんから教えていただくことも多いですね。患者さんの症状はさまざまですので、教科書どおりに行かないことがほとんどです。日々、診療の中で新たな発見をしたり、次に生かしていくべきさまざまな出来事と出会っていると感じています。

今後の展望をお聞かせください。

今後も地域密着型の医院として幅広い診療を行いながら、引き続き生活習慣病、禁煙や睡眠時無呼吸症候群の治療、また僕の専門分野である呼吸器疾患の診療にも力を入れていきたいと思います。今の喘息治療は「発作を起こさない状態を維持する治療」が主流です。治療に関しては、例えばステロイドの薬に抵抗があるなど患者さんが気にされる部分をしっかりご説明するなど、患者さんが安心して喘息治療を続けられるように一人ひとりに合った治療を続けていく考えです。開業して6年がたち、当院での症例も増えました。自分なりのやり方がより一層確立してきましたので、それを踏まえ、この地域の医療に貢献すべく、他の医療機関との連携も充実させつつ精いっぱい取り組んでいきたいと思います。

読者にメッセージをお願いします。

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生活習慣病のような症状がある場合は、何かしらの対処をすることが大切です。ご自身で生活を改善したり、必要があれば医療機関を受診しなければならないでしょう。残念だと思うのは、見つかっていなければ仕方ありませんが、検査などで生活習慣病を指摘されているのに放置しているケース。「自覚症状がないからいいだろう」とそのままにし、何かあったときに「あのときにちゃんとしておけば良かった」となるのは本当に残念です。そんな事態にならないように、何か異常がある場合は精密検査を受けるなどの行動を起こしてください。「忙しいから」とそのままにしておくのは一番良くないことです。

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